
AI英会話アプリのスピーク(Speak)に、発音練習に特化した英語発音コース「伝わる発音・聞き取れる英語」が登場しました。
この記事では、スピークの英語発音コースを実際に受講し、練習できる内容やつまずいたポイント、感じたメリットや向いている人について解説します。
スピークの発音練習が自分に合うか知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
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スピークの英語発音コースで発音練習してみた総評

スピークの英語発音コースは、ネイティブのような発音ではなく、相手に伝わる発音を身につけることを目標としたコースです。LとRの違いやまぎらわしい母音と子音、カタカナ語のアクセント、音のつながりなど、日本人がつまずきやすい項目を順に学べます。
実際に発音練習をしてみて最も良かったのは、ビデオレッスンで講師の口の形や舌の位置を見ながら、音の出し方を理解できた点です。
筆者はこれまでLとRの区別がついていませんでしたが、舌を口の中のどこへ持っていくのかを映像で確認したことで、出し分け方が分かりました。単語のアクセントや、文の中で強く読む語によって伝わり方が変わる点まで学べるのも魅力です。
一方で、walkとworkやearとyearのように、教わったとおりに発音したつもりでも認識されず、何度も言い直した音もありました。受講時に返ってくるフィードバックは通常のレッスンと同様で、発音の確認はこれまでどおり自分から行う必要があります。フィードバックに関する新しい機能を期待していると、想像と違うと感じるかもしれません。
相手に伝わる英語を話せるようになりたい人や、自分の発音に自信が持てない人にとっては、スピークでの発音練習の入口として取り組みやすいコースだと感じました。
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スピークの英語発音コースとは

スピークの英語発音コースは、AI英会話アプリのスピークで発音練習に的を絞って取り組めるコースです。
ここでは、コースで練習する内容をはじめ、通常レッスンや発音コーチとの違い、利用条件と料金を順に紹介します。
コースで練習する内容とレッスン構成
英語発音コースの正式な名称は「伝わる発音・聞き取れる英語」です。ネイティブのような完璧な発音を目指すのではなく、相手にきちんと伝わる発音を身につけることを目標にしています。アプリのコース一覧に並んでおり、ほかのコースと同じように選んで受講できます。

最初のレッスンではLとRの違いを扱い、その後は3つのユニットに沿って進みます。
1つ目のユニットはカタカナ英語から一歩進むことがテーマとなっており、drinkやstreetのような子音のつながり、coffeeやelevatorといったカタカナ語のアクセント、文のリズムを練習します。単語のアクセントの位置だけでなく、文中で強く読む語によって、意味や強調される点が変わることも学べます。
2つ目のユニットで取り上げるのは、語尾の小さな音や、walkとwork、sheetとseatのように聞き間違えやすい母音と子音です。
3つ目のユニットは音のつながりがテーマで、find itのようなリンキング、did youのように音が混ざる同化、tell himのhが弱まる弱形や脱落について学びます。
コースの対象レベルは初級者から中級者となっており、発音を意識したくなったタイミングで始められるようになっています。
想定しているレベルは、CEFR A2〜B1(初級〜中級)です。
引用:スピーク公式ブログ
レッスンの進め方は通常のレッスンと共通で、ビデオレッスンやスピーキングドリルなどのステップを組み合わせて進みます。ステップの組み合わせはレッスンによって異なり、似た音を耳で聞き分ける練習や、ユニットの最後に学んだ音をまとめて練習する復習も用意されています。
通常レッスンや発音コーチとの違い
スピークの通常レッスンは、動画で表現を学び、ドリルで声に出して繰り返し練習し、最後にAIとの会話で実際に使ってみるという流れで進みます。単語や文法、発音などをひとつのレッスンの中でまとめて扱うため、発音だけを取り出して集中的に練習する作りにはなっていません。
発音コーチは、話した英語を音素という細かい単位で分析し、お手本と比べてどの音がずれていたのか、どう直せばより自然に聞こえるのかを案内してくれる機能です。発音そのものを順に学ぶ教材というより、発音へのフィードバックを受ける機能です。
英語発音コースはこの2つとは役割が異なり、発音そのものを学習テーマに据えた教材にあたります。レッスンの進み方は通常レッスンと変わりませんが、レッスン自体が発音をメインとして扱っている点が大きな違いです。
発音コーチの具体的な使い方は、スピークの使い方をまとめた記事で詳しく解説しています。

英語発音コースの利用条件と料金
スピークの有料プランにはプレミアムとプレミアムプラスの2種類があり、どちらのプランでも英語発音コースを利用できます。
料金は次のとおりです。なお、料金は変更される可能性があるため、最新の情報は公式サイトで確認してください。
| プラン | 月額料金 | 年額料金 | 英語発音コース |
|---|---|---|---|
| プレミアム | 3,800円 | 19,800円 (1か月あたり1,650円) | |
| プレミアムプラス | 5,800円 | 29,800円 (1か月あたり約2,483円) |
月払いを選べるのは、アプリ内で購読した場合に限られます。
対応端末はiOSやAndroidのスマートフォンとタブレットで、iOS 16以上またはAndroid 8以上が必要です。パソコンには対応していないため、発音練習はスマートフォンかタブレットで行うことになります。
支払い方法やキャンペーンを含めた料金の詳細は、以下の記事をご覧ください。

また、7日間の無料体験や1ヶ月180円の体験期間でも発音コースを試せるので、いきなり契約するのが不安な方はこれらのキャンペーンを利用しましょう。

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スピークの英語発音コースで実際に発音練習してみた|始め方とレッスンの流れ

ここではスピークの英語発音コースの始め方と、レッスンがどのように進むのかを紹介します。
英語発音コースの始め方
英語発音コースは、アプリのコース一覧から選ぶだけで始められます。
コースの一覧が表示されるので、下にスクロールして「伝わる発音・聞き取れる英語」を選びます。

コースを開くとレッスンの一覧が表示されます。最初のレッスンはLとRの違いを扱う内容で、ここから順番に進めていきます。

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ビデオレッスンで口の動かし方から発音を学べる
最も良かったのは、ビデオレッスンで口の動かし方から発音を学べる点です。音を聞いて真似るだけでは、自分の口の動きが合っているかどうか判断しにくいものです。
講師の口の形や舌の位置を実際に見ながら、その音の出し方を確認できるため、発音の仕方を理解したうえで声に出せます。
英語発音コースの最初のレッスンでは、LとRを扱います。collectとcorrectのように、LとRが入れ替わるだけで別の単語になってしまう例が取り上げられており、音の違いがそのまま意味の違いにつながることを実感できます。舌の位置の違いを知ったことで、2つの音をどう出し分ければよいのかが分かりました。

筆者がLとRの出し分け方を理解できたのも、この解説があったからです。スピークにはもともと発音に対するフィードバック機能はありましたが、筆者はこれまで口や舌をどう動かせばよいのかを、お手本の音から判断していました。そのため、英語発音コースが出たことにより、さらに発音を鍛えやすくなったと感じました。

ビデオを見終えると、続けて聞き分けや声に出す練習のステップに進みます。
語彙力アップで似た音を聞き分ける
レッスンでは、ビデオレッスンのあとに語彙力アップのステップがあり、ここで似た音の組み合わせを耳で聞き分ける練習を行いました。
似た音の単語やその単語を含む文が読み上げられるので、正しい発音を聞き分けて答えるレッスンとなっています。

コース名に「聞き取れる英語」とあるとおり、声に出すだけでなく、音の違いを聞いて区別する練習も含まれています。
スピーキングドリルで声に出して練習する
スピーキングドリルのステップでは、学んだ音を含む単語や文を実際に声に出して練習します。操作方法は通常のレッスンと同じでした。

より細かく音素レベルでのフィードバックが欲しい場合は、今まで通り発音コーチを使いましょう。
単語のアクセントや文の強調まで学べる
個々の音だけでなく、単語のアクセントや、文の中でどの語を強く読むかまで学べる点も魅力です。
強く読む位置が変わると、意味や強調される点も変わります。受講したレッスンでは、「Can you get me a coffee and a muffin?」という文を使い、coffeeとmuffinを強く読む場合と、andを強く読んで「マフィンも」と追加を強調する場合の違いを学びました。
発音というと一つひとつの音に目が向きがちですが、強く読む位置によっても伝わり方が変わることを、具体的な文で確かめられました。
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スピークの発音練習を使ってみて気になったポイント

スピークの発音練習では、教わって出し方が分かった音があった一方で、区別に苦戦した音の両方がありました。実際につまずいたポイントや気になった点を紹介します。
なお、受講にはAndroidのスマートフォンを使い、イヤホンは使わずに静かな室内で練習しました。
何度も発音し直すことがあった
受講を進めて特に苦戦したのが、carsとcards、earとyear、walkとworkの区別です。carsとcardsは語尾の小さな音を扱うレッスン、earとyearはまぎらわしい子音を扱うレッスン、walkとworkはまぎらわしい母音を扱うレッスンで登場します。どれも、わずかな音の違いで別の単語になってしまう組み合わせです。
walkとworkのような母音の違いについては、口の開き方や舌の位置、唇の丸め方といった点から出し方を教わります。ただ、そのとおりに発音したつもりでも認識されないことが続きました。earとyearでも、何度も発音し直すことになりました。
すぐに区別できるようになる音ばかりではないため、苦手な組み合わせは繰り返し練習するつもりで取り組むとよいでしょう。
受講中のフィードバックは通常レッスンと同じ
筆者が確認した範囲では、発音後に表示されるフィードバックは通常のレッスンと同様で、英語発音コース特有の表示や判定は見当たりませんでした。
フィードバックの見方は、通常のレッスンと同様に、発話したあとに単語をタップして自分で発音を確認します。スピークに慣れている人であれば迷いなく活用できるでしょう。
また、受講中に気になったのは、フィードバックの確認方法や判定が表示されるまでの待ち時間です。受講中には、これまでのレッスンと同じく、発話してから判定が表示されるまでに時間がかかる時もありました。何度か言い直しているうちに、表示された判定がどの発音に対応しているのか分からなくなることもありました。
このコースを生かすには、ビデオレッスンで教わった口の形や舌の位置を、自分で意識しながら声に出すことが大切です。
発音コースと会話練習の使い分け
発音コースで一つひとつの音やフレーズを整えても、実際の会話では話す内容を考えながら声に出すため、練習のときと同じように発音できるとは限りません。発音に意識を向けられる場面と、伝えることで手一杯になる場面とでは、口の動きに割ける余裕が大きく変わるからです。
スピークには、場面を設定してAIと会話するロールプレイや、テーマを自由に選んで話せるフリートークが用意されています。発音コースで覚えた発音を会話練習でも意識すると、実践につなげやすくなります。
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スピークの英語発音コースが向いている人と向いていない人

スピークの英語発音コースは、発音練習の目的によって向き不向きが分かれます。
受講して感じた、向いている人と向いていない人の特徴をそれぞれ紹介します。
英語発音コースが向いている人
このコースが向いているのは、相手に伝わる英語を話せるようになりたい人です。日本語話者が苦手な発音に絞って、つながりやすい音やアクセントを重点的に練習できます。
自分の発音に自信がない人にも向いています。対象は初級から中級のため、これから発音を意識し始める段階でも取り組みやすい内容です。
すでにスピークを使っている人であれば、普段のレッスンと同じ操作で進められるため、新しく覚えることも少なくて済みます。
英語発音コースが向いていない人
一方で、すでに発音の基礎が身についている上級者には、あまり向いていない可能性があります。初級から中級向けの内容が中心で、すでに学んだ項目と重なる可能性があるためです。
コースで扱われるのは、LとRの違いやカタカナ語のアクセント、音のつながりといった項目です。自分の苦手な音がこの中に含まれているか、受講前に確かめておくとよいでしょう。
発音のフィードバックに関する新しい機能を期待している人も、想像と違うと感じるかもしれません。細かいフィードバックを含め、発音を重点的に鍛えたい人は、発音重視のアプリと比較して検討することをおすすめします。

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まとめ
スピークの英語発音コース「伝わる発音・聞き取れる英語」は、ネイティブのような発音ではなく、相手に伝わる発音を目指して練習できるコースです。LとRの違いやまぎらわしい母音と子音、カタカナ語のアクセント、文のリズムなどを、ビデオレッスンと聞き分け、スピーキングの練習で順に学べます。
実際に受講してみると、口の形や舌の位置を映像で確かめてから声に出せるため、区別がつかなかった音の出し方を理解しやすいと感じました。一方で、発音へのフィードバックはこれまでのレッスンと変わりません。発音がすぐに認識されないこともあるので、教わった口の動かし方を意識しながら、繰り返し取り組むつもりで進めるとよいでしょう。
すでにスピークを利用している方は、ホーム画面左上のコースから「伝わる発音・聞き取れる英語」を開いてみてください。これから英語学習を始める方は、スピークでの発音練習が自分に合うかを、まずはこのコースで確かめてみてはいかがでしょうか。
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