
CMや動画制作で有名人の声をAIで活用したいものの、権利侵害のリスクで導入を諦めていませんか?
ElevenLabsのIconic Marketplaceなら、正式な契約の下で有名人や偉人の声を再現し、商用利用が可能です。
一般的なAI音声での有名人の作り方とは一線を画す、企業が安全に導入するための申請フローと権利の仕組みを解説します。
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ElevenLabsのIconic Marketplaceとは?

ElevenLabsのIconic Marketplaceは、企業がキャンペーンやクリエイティブな取り組みのために、歴史上の象徴的な人物のAI音声とIP(知的財産)の利用をリクエストできるプラットフォームです。
Introducing ElevenLabs Iconic Marketplace – a curated platform for licensing legendary voices.
— ElevenLabs (@elevenlabsio) November 12, 2025
As part of this launch, we’re honored to announce our partnership with Sir Michael Caine, whose voice joins the Iconic Marketplace and @elevenreader. pic.twitter.com/z43vzYuHCM
ElevenLabsのIconic Marketplaceの目的は、過去の偉人や有名人の声を、現代のクリエイティブプロジェクトへ合法的にライセンス供与する点にあります。
ElevenLabsのIconic Marketplaceの仕組みと特徴
ElevenLabsのIconic Marketplaceの特徴は、「権利者の同意(Consent)」を前提とした倫理的な仕組みです。 ネット上に溢れる「勝手に作られたAIボイス」とは異なり、ElevenLabsは企業と権利者(遺族や管理団体)を直接つなぎます 。
上記の仕組みにより、企業側が受けられるメリットは、以下の2点です。
- 合法性の担保
- 品質と倫理の徹底
1つ目は、合法性の担保です。
権利者が監修した「公式の音声モデル」のみを使用するため、法的リスクを回避できます。ElevenLabsの利用規約にも、この点が明確に規定されています。
(g) Necessary Rights. You may not provide Input or create Output for which you do not have all the rights necessary to grant us the license described above. You represent and warrant that the Content and User Voice Models, and our use of the Content and User Voice Models, will not violate any rights of any person or entity, or cause injury to any person or entity.
お客様は、上記のライセンスを当社に付与するために必要なすべての権利を有していない入力を提供したり、出力を作成したりしてはなりません。お客様は、コンテンツおよびユーザー音声モデル、ならびに当社によるコンテンツおよびユーザー音声モデルの使用が、いかなる個人または団体の権利も侵害せず、いかなる個人または団体に損害を与えないことを表明し、保証するものとします。
引用元:ElevenLabs
2つ目は、品質と倫理の徹底です。
こちらも権利者が監修した「公式の音声モデル」のみを使用するため、本人の尊厳を傷つける低品質な生成を行いません。ブランド適合性や使用意図を厳格に確認し、承認されたプロジェクトのみを進行させることで、不適切な利用を未然に阻止します。
高リスク音声のブロックや作成者の追跡機能など、ElevenLabs全体のセーフティ原則とも連携しており、プラットフォーム全体で悪用を許さない「責任あるAI利用」を実現しています。
企業は「炎上リスク」や「法的トラブル」を回避しつつ、歴史的な声を自社のプロジェクトで安全に活用できる点が、他のAI音声サービスとの決定的な違いです。
ElevenLabsのIconic Voices・ElevenReaderとの違い
ElevenLabsには「Iconic Marketplace」のほか、「Iconic Voices」や「ElevenReader」といったサービスが存在します。 「個人のリスニング体験」と「企業の商用ライセンス利用」という目的によって明確に棲み分けられています。
それぞれの違いを以下の表に整理しました。
| 機能名 | Iconic Voices | Eleven Reader | Iconic Marketplace |
|---|---|---|---|
| 対象 | 個人 | 個人 | 企業 |
| 主な目的 | アプリ内での朗読体験 (リスニング) | 記事・書籍の読み上げ | 広告・ゲーム等への音声ライセンス提供 |
| 商用利用 | 不可 (アプリ内再生のみ) | 原則不可 (個人利用のみ) | 可能 (要契約) |
ElevenReaderは記事や書籍の読み上げアプリで、Iconic Voices はアプリ内での朗読機能です。 個人ユーザーが楽しむためのものであり、商用利用はできません。
Iconic Marketplaceは「商用ライセンス」の取得が目的です。企業が広告やゲームなどの商業プロジェクトで象徴的な人物の声を利用するために、ElevenLabsが権利者と仲介し、IP(知的財産)としての利用権を正式に提供するプラットフォームです。

ElevenLabsのIconic Marketplaceで利用できる有名人・偉人例
現在ラインナップされているのは、歴史上の有名な声を集めたコレクションです。ジャンルは俳優から学者まで多岐にわたり、新しいアイコンも定期的に追加されています。
| カテゴリー | 具体的な人物例 |
|---|---|
| 俳優・歌手 | ジュディ・ガーランド ラナ・ターナー ライザ・ミネリ マイケル・ケイン ジョン・ウェイン サー・ローレンス・オリヴィエ |
| 学者・発明家 | アラン・チューリング J・ロバート・オッペンハイマー リチャード・ファインマン トーマス・エジソン |
| 作家・著名人 | マヤ・アンジェロウ マーク・トウェイン アメリア・イヤハート |
| スポーツ選手 | フローレンス・グリフィス・ジョイナー (Flo Jo) ロッキー・マルシアノ ジャック・デンプシー |
提供される声はすべて権利者の許可を得ており、ElevenLabsの技術によって高品質なAI音声モデルとして再現されています。
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有名人の声をAIで再現したIconic Marketplaceを利用する手順

Iconic Marketplaceでの音声利用は、一般的なWebサービスのような「登録して即ダウンロード」という形式ではありません。権利者との正式なライセンス契約を締結するため、企業間取引(BtoB)に近い慎重な手続きが必要です。
ここでは、導入までの流れを解説します。
企業・ブランドが声を選ぶ|カタログ閲覧〜プロジェクト内容の申請
最初のステップは、はじめにプロジェクトに合った「声」を選定し、ElevenLabsを通じてリクエストを送信することです。
ElevenLabs公式サイトのカタログから、プロジェクトのイメージに合うタレントを選びます。
各タレントのページではサンプルボイスを視聴でき、声質や表現の幅を確認可能です。

利用したい声が決まったら、詳細なプロジェクト情報をフォームに入力して申請します。

単なる利用希望だけでなく、以下の具体的な企画内容が求められます。
- フォーマット:映像・オーディオドラマ・ゲームなど
- 目的・意図:何を伝えたい作品か、どのような文脈で使われるか
- オーディエンス:ターゲットとなる視聴者層
- 使用方法:期間・地域・媒体の規模感
権利者による審査|consent-based・performer-firstモデルとは
申請を出しても、すべてのプロジェクトが許可されるわけではありません。
Iconic Marketplaceは、「Consent-based(同意に基づく)」および「Performer-first(実演家第一)」というモデルを採用しているためです。
These partnerships ensure that every collaboration is rooted in respect, consent, and creative authenticity
訳:これらのパートナーシップは、すべてのコラボレーションが尊重、同意(consent)、クリエイティブな真正性に根ざしていることを保証します
引用元:ElevenLabs
The Iconic Marketplace is the performer-first approach the entertainment industry has been calling for.
訳:Iconic Marketplaceは、エンターテインメント業界が求めてきた実演家第一(performer-first)のアプローチです。
引用元:ElevenLabs
「権利者の許可なしにはAI化せず、技術よりも実演家の利益と尊厳を最優先する」という方針を指します。
方針に基づく審査のポイントは、以下の2つです。
- 決定権
- 評価基準
1つ目は、決定権です。
決定権はElevenLabsではなく、タレント本人や遺族など認可された権利者が保持しています。彼らが「Yes」と言わない限り、プロジェクトは進行しません。
2つ目は、評価基準です。
ここでは企画内容やブランドとの適合性を個別に評価します。権利者は「このブランドなら故人のイメージを損なわないか」「演技の質は本人の名声を傷つけないか」といった点をチェックし、基準未達の場合はリクエストを却下します。
しっかりしたプロセスがあるからこそ、企業は「遺族公認」で商用利用ができます。
承認後の制作から納品まで|ElevenLabs側が担うAI音声生成プロセス
権利者による審査を通過すると、当事者間でライセンス契約が作成されます。
契約締結後、いよいよ実際の音声制作フェーズに入ります。
使用期間・地域・媒体・目的など、すべての使用条件が個別のライセンス契約で明確に定義されます。
ElevenLabsの技術でニュアンスや表現を調整。
映画レベルの精度でパフォーマンスを作成。
完成した音声データをプロジェクトへ提供。
案件によっては迅速に進む場合もありますが、著名なタレントや複雑なユースケースの場合、審査と承認に数週間以上かかるケースもあります。
広告キャンペーンなどで利用する場合は、余裕を持ったスケジュールで問い合わせてください。
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Iconic MarketplaceとAI音声での有名人の声の作り方の違い

「ElevenLabsを使えば、誰でも有名人の声を作れる」というのは誤りで、Iconic Marketplaceと通常の音声生成ツールは全く異なるサービスです。
ここでは、機能的な違いと、守るべき権利の境界線について解説します。
ElevenLabsでできること①|通常TTS
ElevenLabsの基本的な機能である「Text to Speech(TTS)」は、テキストを入力するだけでAIが自然な音声を生成する機能です。
Freeプランを含むすべてのユーザーが利用可能で、プロフェッショナルな音声やキャラクターボイスが揃う「Voice Library」から、プロジェクトに合う声を選択できます。
追加の収録や学習時間をかけることなく、即座にナレーションを作成できる点がメリットです。ただし、商用利用はStarter以上となっています。
ElevenLabsでできること②|音声クローン機能
音声クローン機能(Voice Cloning)は、自分の声をAIに学習させ、オリジナルの音声モデルを作成する機能です。
用途とプランに合わせて、以下の2つのモードを選択できます。
| 機能名 | Instant Voice Cloning | Professional Voice Cloning |
|---|---|---|
| 利用プラン | Starter以上 | Creator以上 |
| 必要データ量 | 1〜2分 | 30分〜3時間 |
| 特徴 | 即座に作成可能 手軽にAI化したい場合に最適 | 高品質 高い表現力 |
| 使用可能な声 | 自分の声 権利を持つ声 | 自分の声 共有する権限を持つ声 |
| 使用禁止事項 | 権利を持たない他人の声 | 権利を持たない他人の声 |
| 追加要件 | 権利保有の確認が必須 | 本人確認が必須 |
Professional Voice Cloningでは、原則としてVoice CAPTCHAによる確認(特定のスクリプト読み上げなど)が必要です。無断利用はアカウント停止のリスクに直結します。
有名人の声を利用したい場合は、Iconic Marketplaceを利用しましょう。
ElevenLabsでできないこと①|権利を持たない他人の声の使用
Voice Cloning機能を使えば、技術的にはどのような声でも学習させることが可能です。しかし、権利を持たない他人の声を利用することは、利用規約で厳格に禁止されています。
具体的には、User Voice Modelを作成する際、「あなた自身の声」または「あなたが法的に共有する権限を持つ声」のみを使用することが義務付けられています。
許可を得ていない有名人や他人の声を、無断でクローン化し利用する行為はルール違反です。
ElevenLabsでできないこと②|権利侵害となるコンテンツの生成
声のソースだけでなく、生成プロセスや生成物においても権利侵害は許されません。
ユーザーには、Input(学習させる音声素材)およびOutput(生成された音声)が、第三者の知的財産権やプライバシー権を侵害していないことを表明・保証する義務があります。
高品質なクローンを作成する「Professional Voice Cloning」では、本人の声であるかどうかの検証プロセスが含まれる場合があります。規約を無視した無断利用が発覚した場合、アカウントの即時停止など厳しいペナルティが課せられるでしょう。
Iconic Marketplaceの代替案|オリジナル声優・自分の声・ライセンス済みボイス
Iconic Marketplaceは企業向けのプラットフォームであり、個人クリエイターが利用するには予算や契約の面でハードルが高いのが現状です。
Iconic Marketplaceの利用が難しい場合、以下の代替手段を検討してください。
- 自分の声・許可された声の利用
- Voice Library(ボイスライブラリー)の活用
自分の声・許可された声の利用は、自身の声をAI化する「Voice Cloning」を活用する方法です。収録の手間を省きつつ、安全にオリジナルのナレーションを作成できます。
Voice Library(ボイスライブラリー)の活用もおすすめです。ElevenLabsには、プロの声優やナレーターが提供した「ライセンス済みボイス」が多数公開されています。商用利用が可能(プランによる)であり、クオリティも高いため、特定の有名人にこだわらない場合の代案方法です。

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偉人の声をAIで再現する前に知っておきたい法律・倫理観

AI技術の進化により、故人の声を蘇らせることができるようになりました。
しかし、企業がビジネスで利用する場合、技術的な可否よりも「法的な安全性」と「倫理的な配慮」がハードルとなります。「バレなければ大丈夫」と安易に有名人の声を作成し、動画などで公開する行為は危険です。
無断作成に伴うリスクは、以下の3点が考えられます。
無断で有名人そっくりのAI音声を作るリスク①|権利侵害(法的リスク)
1つ目は、権利侵害のリスクです。
有名人の声には、その顧客吸引力を保護する「パブリシティ権」や、個人の尊厳を守る「人格権」が法的に認められています。
法律で守られた権利であり、権利者の許諾なく勝手にAIモデル化して利用することは、権利侵害となる可能性が高いため、注意しましょう。
無断で有名人そっくりのAI音声を作るリスク②|利用規約違反(アカウント停止)
2つ目は、ElevenLabsの利用規約に関連するポリシー違反です。
ElevenLabsでは、権利を持たない他者の音声のアップロードや生成を禁止しています。
プラットフォーム側は、不正利用の監視を行っており、違反コンテンツが検知された場合、違反コンテンツの削除やアカウントへのアクセス停止などの措置が取られる可能性があります。
悪質とみなされれば、アカウントの永久停止処分(BAN)をされる可能性もあるでしょう。
無断で有名人そっくりのAI音声を作るリスク③|社会的信用の失墜(炎上リスク)
3つ目は、社会的信用の失墜(炎上リスク)です。
近年、クリエイターの権利保護やAI倫理に対する社会的な関心は急速に高まっています。無断利用はファンや一般層からの反感を買いやすく、SNS等での激しい批判(炎上)を招く大きな要因となるかもしれません。
故人・偉人の声を使うときに関わる権利|著作権・パブリシティ権・人格権
「故人には人権がないから大丈夫」という解釈は、ビジネスにおいては危ない考え方です。
AI音声を利用する際には、主に以下の3つの権利が関わってきます。
| 権利の種類 | 保護されうる対象範囲 | 無断利用時のリスク |
|---|---|---|
| パブリシティ権 | 氏名・肖像・声が持つ「顧客吸引力」 | 損害賠償請求 差止請求 |
| 著作権・著作隣接権 | 学習データ(映画やインタビュー音声) | 権利侵害による動画削除 訴訟 |
| 人格権・遺族感情 | 故人の名誉 尊厳 遺族の敬愛追慕の情 | 深刻な炎上 社会的信用の失墜 |
Iconic Marketplaceは、上記の権利について権利者との正式なライセンス契約を通じて提供されるため、原則として利用者は個別に権利処理を行う必要がなく、制作に集中できます。
ただし、ライセンス契約には通常・利用範囲や用途の制限・利用者側の責任条項なども含まれるため、契約内容をよく確認した上で利用することが重要です。
Iconic Marketplaceが「倫理的」とされる理由|遺族・権利者との契約モデル
なぜIconic Marketplaceは、これほどセンシティブな領域でサービスを提供できるのでしょうか。
その理由は、主に以下の3つの仕組みが確立されている点にあります。
- 権利者主導の承認プロセス
- 明確な同意(Consent)と収益還元
- トレーサビリティ(追跡可能性)と責任
それぞれの仕組みについて、具体的に解説します。
1つ目は、権利者主導の承認プロセスです。
すべてのプロジェクトを遺族や管理団体が直接レビューし、承認する仕組みです。「本人が望まない使われ方」や「ブランドイメージを損なう発言」を未然に防ぎます。
2つ目は、明確な同意(Consent)と正当なライセンス対価です。
権利者による審査を通過した場合、当事者間でライセンス契約作成後、すべての使用条件・地域・および時間枠が定義され、プロジェクトにおいて明確さと同意が確保されます。
AIが過去の遺産に無断で便乗するのではなく、正当な対価が支払われる倫理的な利用モデルを実現しています。
3つ目は、トレーサビリティと検出体制です。
ElevenLabsは、C2PA(Coalition for Content Provenance and Authenticity)という第三者基準を取り入れています。C2PAはメディアファイルにコンテンツの来歴情報(誰が作成したか、どのように編集されたか)を付与する技術です。
C2PAなどの第三者基準を取り入れ、ディープフェイク検出ツールの強化を支援しています。
引用元:ElevenLabs
また、独自の「AI Speech Classifier」により、音声がElevenLabsで生成されたかを検出可能(確度は条件により変動)です。
もしも悪用された場合でも、ElevenLabsは自動システム・ユーザー報告・人間によるレビューを組み合わせた多層的な監視体制で、迅速に検知・対応できる仕組みを整えています。
日本のクリエイター・企業がチェックすべき注意点
日本国内から利用する場合、法律や税務の面でいくつか注意点があります。
特に以下の3点は、契約前に確認が必要です。
- 準拠法はニューヨーク州法
- 消費税(リバースチャージ方式)
- 利用規約の適用範囲
契約上のトラブルが発生した場合、日本の法律ではなく、原則としてニューヨーク州の法律に基づいて判断されます。
Any Claims will be governed by and construed and enforced in accordance with the laws of the State of New York, except to the extent preempted by U.S. Federal Law, without regard to conflict of law rules or principles (whether of the State of New York or any other jurisdiction) that would cause the application of the laws of any other jurisdiction.
引用元:ElevenLabs
いかなる請求も、米国連邦法によって優先される場合を除き、ニューヨーク州法に従って解釈および執行されるものとし、他の法域の法律の適用につながる法の抵触に関する規則または原則(ニューヨーク州の規則または他の法域の規則または原則を問わない)は考慮されません。
また、消費税については、ElevenLabsの利用規約に以下のように明記されています。
If the Services under these Terms are subject to JCT under the reverse charge mechanism, you agree to self-assess, report, and remit the applicable tax directly to the Japanese tax authorities. ElevenLabs will not charge or remit JCT for these Services.
本規約に基づく本サービスが、リバースチャージ方式による消費税(JCT)の課税対象となる場合、お客様は、適用される税額を自ら計算し、日本の税務当局に対して直接申告および納付を行うことに同意するものとします。ElevenLabsは、本サービスに関する消費税の請求および納付を行いません。
引用元:ElevenLabs
サービスがリバースチャージ方式の対象となる場合、利用者自身が税務署に対して自己申告・納税する必要があります。特に法人利用の場合は、消費税の取扱いについて必ず経理担当者や税理士に確認してください。
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Iconic Marketplaceのユーザーごとの活用シーン

Iconic Marketplaceで提供される「声」は、単なるナレーション素材ではありません。歴史的な重みやブランド力を持つ「IP(知的財産)」として、プロジェクトの質を上げる影響力があります。
企業と個人、それぞれの視点で具体的な活用シーンを見ていきましょう。
企業・広告主向け|テレビCM・WebCM・ブランドムービーでの活用
企業にとって、Iconic Marketplaceはブランディングにおける大きな資産となります。
ライセンスされた声は商用利用権が含まれているため、テレビCMのような大規模な露出であっても、コンプライアンスを遵守しながら使用可能です。
活用シーンと期待されるメリットは、以下のとおりです。
| 活用シーン | 期待されるメリット |
|---|---|
| 広告・ブランドキャンペーン | 歴史的アイコンの声を起用できる 聞いた人の記憶に残りやすい 強いインパクトを与えられる ブランドへの信頼感を醸成できる |
| 映画・ゲーム・メディア | 「映画品質」と評される表現力の高い演技が可能 NPCやナレーションの存在感が向上する 作品世界への没入感を大きく高められる |
| 教育・文化コンテンツ | 偉人本人が解説しているかのような演出ができる 博物館ガイドや教材に臨場感を付与できる 学習者の関心・集中度を高められる |
以下、社内に導入する際の参考例フローになります。
ElevenLabsへ使用目的・期間・媒体を伝え、概算費用を確認します。
「なぜその人物なのか(ブランド適合性)」「権利クリアランスは万全か(安全性)」を盛り込んだ企画書を作成し、予算承認を得ます。
正式なオファーを出し、権利者(遺族など)の承認を得て契約を締結します。
AI生成された音声をCMに組み込み、公開します。
通常のナレーター発注とは異なり、「権利者の許諾」を前提としたスケジューリングを組むことが、プロジェクトを円滑に進める条件となります。


個人クリエイター・YouTuber・VTuber向け
Iconic Marketplaceは、企業間のライセンス契約を前提としたプラットフォームであるため、費用面や法的な契約手続きの面で個人クリエイター向きではありません。
代替手段として、以下の機能を活用すれば十分に魅力的なコンテンツを作成できます。
- Voice Library:プロの声優による高品質なボイスを利用する
- Voice Cloning:自分の声をAI化してナレーションを効率化する
ElevenLabsのVoice Libraryには、プロの声優が提供し、商用利用が許可されている高品質なボイスが多数公開されています。特定の有名人にこだわらなければ、コストパフォーマンスが良く安全な方法です。
Voice Cloningは、 自分の声をAI化することで、収録の手間を省き、動画制作を効率化できます。完全なオリジナル音声であるため、権利トラブルの心配もありません。

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まとめ
ElevenLabsのIconic Marketplaceは、企業が歴史上の有名な人物のAI音声とIPを、権利者の明確な同意と審査(consent-based / performer-firstモデル)を経て、商業的に利用できるプラットフォームです。
広告キャンペーンやナレーションなどのプロジェクトで、高品質な有名人のAI音声を倫理的かつ合法的に活用可能になります。著作権やパブリシティ権を保護する明確なプロセスが確立されているため、企業は炎上リスクを恐れずにクリエイティブに集中できます。
Iconic Marketplace公式サイトで利用可能な音声カタログを確認し、プロジェクトの構想を練ることから始めてみてはいかがでしょうか。
