
Plaud NotePin Sとは、物理ボタンで録音できるウェアラブル型のAIボイスレコーダーで、NotePinの新モデルです。NotePinとの操作と装着に関する主な違いは、物理ボタンの搭載、本体ボタンでのハイライト、ストラップとリストバンドの同梱の3つです。
2機種の違いと選び方、機能と使い方を紹介します。
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Plaud NotePin Sとは?概要と特徴を紹介
Plaud NotePin Sは、服や腕に着けたまま会話を録音し、アプリのAIで文字起こしと要約まで仕上げるレコーダーです。形・ボタン・装着方法・データの守り方の順に特徴を見ていきます。
AIウェアラブル型ボイスレコーダー
Plaud NotePin SはAIを活用したウェアラブル型のボイスレコーダーです。ボタンの無いNotePinも、今も公式ストアで販売されています。

録音したデータはアプリに送られ、AIが文字起こしや要約、質問への回答を作ります。会議を録音して議事録にしたり、講義や講演を録音して復習用のノートにしたりする使い方が中心です。
物理ボタン搭載
Plaud NotePin Sには、NotePinには無かった物理ボタンが付いています。

NotePinは感圧式のボタンを採用し、ボタンの無い滑らかなデザインに仕上げられていました。NotePin Sは物理ボタンになったことで、録音をより確実に操作できるようになりました。
小型軽量で持ち運びが容易
サイズは51×21×11mm、重さはマグネットピンを除いて17.4gで、胸元に着けても重さが気にならない大きさです。
ポケットに入れたまま持ち歩き、打ち合わせや取材の直前に取り出して着けられます。外回りや移動の多い人でも、ほかの荷物の邪魔になりません。
多様な装着方法に対応
Plaud NotePin Sは身に着けて使うレコーダーで、マグネットピン、クリップ、ネックストラップ、リストバンドの4種類の装着具が同梱されています。
マグネットピンは、服の生地を本体とピンで挟んで着ける方法です。薄手のシャツやブラウスを着ている日に向いています。

クリップは、本体にマグネットでクリップを付け、胸ポケットや襟に挟んで着けます。ジャケットなど厚手の服を着ているときは、こちらのほうが安定します。

服に直接着けたくない日は、ストラップで首から下げたり、リストバンドで腕に着けたりできます。


その日の服装や予定に合わせて、着け方を選び直せるのがNotePin Sの良い所です。
幅広いシーンで活用可能
Plaud NotePin Sは、対面での会話を録音する場面で役立ちます。特に、医療、営業、クリエイティブ、現場作業、コンサルティング、教育の現場での会話の記録に向いています。
どれも、あとで内容を見返したい場面で使えます。両手がふさがる現場の作業中でも、着けておけば録音を続けられるでしょう。
安全なデータ管理
Plaudは、録音データを通信中はTLS 1.2以上、保存時はAES-256で暗号化しています。データセンターは米国・EU・シンガポール・日本の地域別に置かれ、録音データは初期設定ではAIの学習に使われません。
Plaudは、お客様のデータをデフォルトで学習に利用しません。利用には明示的な同意(オプトイン)が必要です。
出典:Plaud | プライバシー保護
プライバシーとセキュリティの面では、ISO 27001・ISO 27701、GDPR、SOC II、HIPAA、EN 18031に対応しています。会社の会議や医療の現場で使うかどうかを決めるときの判断材料になるでしょう。

実際に使ってみた感想や口コミは、以下のレビュー記事で詳しく紹介しています。

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Plaud NotePin Sの機能
Plaud NotePin Sの機能は、録音した後にアプリのAIが行う処理と、本体のボタンでできる操作に分かれます。文字起こしから順に紹介します。
AIによる録音データの音声認識と文字起こし
録音データは、GPT-5.5、Gemini 3.1 Pro、Claude Sonnet 4.6などのAIモデルを組み合わせたPlaud Intelligenceで文字起こしされます。(2026年10月29日時点)
対応言語は112言語。話者ラベルが付くため、誰が何を話したかを分けて見返せます。文字起こしは話した言葉どおりの[原文]と、読みやすく整えた[整文済み]を切り替えて読めます。
録音内容の要約
アプリでは、Plaud Intelligenceが録音内容の要約も作ります。10,000種類以上の要約テンプレートがあり、会議・講義・面談など目的に合った形式で要約を作れます。

要約は文章だけでなく、マインドマップの形でも作られ、話の全体像をひと目でつかめます。要約の中の記述からは、元になった文字起こしの箇所をたどれます。

録音内容に基づいて質問に回答
Ask Plaudを使うと、AIに質問して、録音の内容に基づいた答えを返してもらえます。
アプリ4.0のAsk Plaudのモードは、質問に答えるChatと、作業を任せるWorkの2つ用意されています。Chatは無料で使え、Workは実行するとPlaudクレジットを使う仕組みです。
どちらのモードも、複数のファイルをまたいで扱えます。Chatでは[+]からファイルを添付して質問できるほか、関連するファイルをPlaudに探させることも可能です。Workでは、複数のファイルを1つのレポートにまとめるといった作業を任せられます。
ただし、Ask Plaudの画面の下には「Plaudの回答には誤りが含まれることがあります」と注意が出ます。大事な内容は、文字起こしや録音そのもので確かめましょう。

会議で決まったことや、誰が何を担当すると言ったかを、録音を聞き直さずに確かめられます。
ボタンを押してハイライト
Plaud NotePin Sならではの機能が、録音中に本体の録音ボタンを短く(1秒未満)押して、その場面にハイライトを付ける操作です。押す時間が長いと録音が止まってしまうため、軽く押すのがコツ。
アプリ4.0のハイライトは、[マーク][メモ][写真]の3種類。ハイライトを付けた所は、文字起こしと要約の本文で色付きで表示され、メモと写真はその区間の下に並びます。
会議中にメモを取らなくても、大事な発言にその場で印を付けておけます。あとで録音を開いたときに、どこから読めばよいかがすぐに分かるでしょう。
Appleの「探す」機能に対応
Plaud NotePin SはAppleの「探す」に対応しているため、なくしたときにiPhoneから場所を調べられます。
設定は、Plaudアプリのデバイス設定で「探す」を開き、「NotePin Sを探すに追加」をタップしてから、iPhoneの「探す」アプリで持ち物として追加します。利用の条件は、NotePin SのファームウェアがV1.2以上であること。

公式ヘルプの画像は英語表示で、日本語のアプリでは「NotePin Sを探すに追加」と表示されます。
登録しておけば、地図で今の場所を確かめたり、本体から音を鳴らしたり、そこまでの道順を出したりできます。小さな本体はかばんの奥やソファの隙間に入り込みやすいため、使い始めに登録しておくと安心です。

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Plaud NotePin Sの基本スペック一覧表
Plaud NotePin Sのスペックを、本体の仕様と機能に分けて表にまとめました。
| 項目 | 内容 | 詳細 |
|---|---|---|
| 基本スペック | 本体サイズ | 51mm×21mm×11mm |
| 重量 | 17.4g(マグネットピンなし) | |
| 内蔵ストレージ | 64GB | |
| マイク | 2台のMEMSマイク | |
| バッテリー | 320mAh 連続録音 最長20時間 スタンバイ 最長40日 | |
| 充電時間 | 約2時間(フル充電) | |
| 接続 | Bluetooth 5.2 Wi-Fi(2.4GHz) | |
| 最適な録音範囲 | 3mまで | |
| 機能 | 録音方法 | 録音ボタンを1秒長押し(短押しでハイライト) |
| 文字起こし | 話者ラベル付き 112言語に対応 | |
| 要約機能 | Plaud Intelligenceで自動要約 10,000種類以上の要約テンプレート | |
| ハイライト機能 | 録音中に本体ボタンを短押し アプリからマーク・メモ・写真 | |
| 装着方法 | マグネットピン クリップ リストバンド ネックストラップ |
小さな本体ですが、1日の会議をまとめて録っても充電が持つ長さがあり、内蔵ストレージには長期間の録音をためておけます。録りやすい範囲が決まっているので、大きな会議室では話す人の近くに置くと聞き取りやすくなります。
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Plaud NotePin SとPlaud NotePinの違い
Plaud NotePin SとPlaud NotePinの仕様を、公式の比較ページをもとに並べました。
| 項目 | Plaud NotePin S | Plaud NotePin |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 28,600円 | 27,500円 |
| 録音ボタン | 物理ボタン | 感圧ボタン(本体中央を長押し) |
| 本体ボタンでハイライト | ||
| マイク | 2台のMEMSマイク | 2台のMEMSマイク |
| バッテリー容量 | 320mAh | 270mAh |
| 連続録音・待機 | 最長20時間・最長40日 | 最長20時間・最長40日 |
| Apple「探す」 | ||
| ファイル転送 | Bluetooth 5.2 Wi-Fi 2.4GHz | Bluetooth 5.2 Wi-Fi 2.4GHz |
| 内蔵ストレージ | 64GB | 64GB |
| 装着方法 | マグネットピン クリップ ストラップ リストバンド | マグネットピン クリップ ストラップ(別売) リストバンド(別売) |
| 重さ | 17.4g | 16.6g |
| サイズ | 51×21×11mm | 51×21×11mm |
| 付属品 | マグネットピン クリップ リストバンド ストラップ 充電ドック ケーブル | マグネットピン クリップ 充電ドック ケーブル |
| 本体の色 | ブラック シルバー パープル | パープル |
| リセット | 録音ボタンを12秒長押し | 充電中に録音ボタンを12秒長押し |
操作と装着に関する主な違いは、録音ボタンが物理ボタンになったこと、本体ボタンでハイライトを付けられること、リストバンドとストラップが最初から付いてくることの3点です。一方で、マイクの構成・ストレージ容量・転送方式・サイズは共通しています。
バッテリー容量はNotePin Sのほうが大きいものの、公式の連続録音時間はどちらも同じです。重さの差もわずかで、着けたときの違いはほとんど感じないでしょう。
操作のしやすさ、ボタンでのハイライト、装着方法の多さを重視するならNotePin S、ボタンの無いすっきりした見た目と最も軽い本体を重視するならNotePinが向いています。なお、NotePinでも録音中にアプリのアイコンをタップすればハイライトを付けられます。
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Plaud NotePin Sの使い方
Plaud NotePin Sは、アプリに一度接続すれば、あとは本体のボタンで録音するだけで文字起こしと要約まで自動で進みます。Plaudアプリ4.0での流れは次のとおりです。
始める前に、Plaudアプリ(App Store・Google Play)を入れてログインし、スマートフォンのBluetoothをオンにしておきます。
Plaudアプリのホーム画面を開き、上部のデバイスのアイコン(▾)をタップします。

登録済みのデバイスの一覧が開くので、一番下の[デバイスを追加]をタップします。

機種を選ぶ画面で、Plaud NotePin Sのカードを選びます。4.0では見出しが「デバイスを選択」になり、一覧の上にPlaud Oneが加わっているため、下へ送ってNotePin Sを選びます。

画面の案内に従ってNotePin Sの電源を入れ、表示されたシリアル番号(SN)が手元の本体と一致するのを確かめてから[接続する]をタップします。次の画面で[続ける]をタップすると接続が終わり、録音の開始と停止のチュートリアルが始まります。1台のNotePin Sを登録できるのは、1つのアカウントだけです。
録音ボタンを1秒長押しすると、本体が1回振動し、赤いライトが点いて録音が始まります。止めるときはもう一度1秒長押しします。2回振動して赤いライトが消えれば停止です。

録音中に大事な発言があったら、録音ボタンを1秒未満で短く押してハイライトを付けます。本体のボタンでは一時停止ができないため、一時停止と再開はアプリの録音中の画面から行います。
録音を止めると、Bluetoothでつながっているスマートフォンへ録音が自動で送られます。長い録音は、Wi-Fiを使う高速転送で送れます。
初期設定では、転送の後に文字起こし、要約、タイトル付けまで自動で進み、終わると通知が届きます。この自動の処理は、設定>ワークスペース>利用設定の生成設定にある[新規録音の自動要約]でオン・オフを切り替えられます。

自動要約をオフにすると、文字起こしも自動では作られません。録音を開いて[生成]をタップすると、文字起こしと要約がまとめて作られます。どちらの場合も、処理にはプランの文字起こし時間を使います。
録音を開くと、話者ラベル付きの文字起こしと要約を読めます。次の作例は、2026年3月にアプリの更新前(3.x)で試した結果で、画面の見た目は今のアプリと違います。
最初の画像は、次の動画の冒頭5分を録音した文字起こしです。

同じ録音から作られた要約が、次の画像です。

最後は、次の別の動画を、ハイライトを付けながら録音した結果です。

要約の形式を変えたいときは、録音のファイルの右上の[⋯]から[再生成]>[再要約]をタップします。このとき、議事録や講義ノートなど、目的に合ったテンプレートを選んで要約を作り直せます。
ホーム画面の下部の入力欄か、メニューの[Ask Plaud]を開くと、録音について質問できます。録音の内容を聞くだけなら、Chatモードで足ります。

アプリの画面ごとの詳しい操作は、以下の記事で紹介しています。

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Plaud NotePin Sを使用する際の注意点
Plaud NotePin Sで録音するときは、録音を始める前に、録音することを伝え、その場にいる人全員から同意を得てください。
オンライン会議のアプリの録音機能と違い、NotePin Sで録音を始めても相手には通知されません。相手に知らせないまま録音し、その内容を使うとトラブルにつながります。講演や講義を無断で録音すると、著作権の問題になることもあります。

このほか、本体の使い方で気をつける点は次の3つです。
- 電話の通話は録音できない(通話を録るならPlaud NoteかNote Pro)
- 防水ではなく耐飛沫なので、水に沈めたりシャワーで濡らしたりしない
- ペースメーカーを使う人は、磁気のマグネットピンとクリップを胸に着けない(ストラップと組み合わせる場合も同じ)
ペースメーカーなどの体内の医療機器を使っている人は、本体と装着具を機器から約15cm離してください。
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まとめ
Plaud NotePin Sは、物理ボタンで録音を操作できる、Plaud NotePinの新モデルのウェアラブル型ボイスレコーダーです。アプリと接続すると、録音から文字起こし・要約まで自動で進むため、議事録や講義の復習ノートをすぐに作れます。
NotePinとの選び分けは、ボタン操作とハイライトを重視するかどうかが目安です。
NotePinとの価格の差はわずかです。料金プランや割引クーポンが気になる方は、以下の記事もご覧ください。

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