Oura Ring 4とは？何ができる？料金やOura Ring 3との違いを徹底比較

Oura Ring 4を検討しているものの、AI解析機能がどれほど生活を改善できるか気になる方も多いのではないでしょうか？

本記事では、Oura Ring 4とは何か、Oura Ring 4で何ができるのかを詳しく解説しています。

さらに、Oura Ring 4の料金体系、そしてOura Ring 3と4の比較も解説しています。

本記事を読めば、あなたの健康管理を次のレベルへ引き上げる具体的な方法が見つかるでしょう。

Oura Ring 4とは？AI解析精度が進化した次世代スマートリング

Oura Ring 4は、2025年7月に日本で正式発売されたフィンランド発の最先端ヘルスケアデバイスです。

ここでは、Oura Ring 4の基本仕様や、最大の進化ポイントなどを解説します。

Oura Ring 4の発売日・対応OS・基本仕様

Oura Ring 4は2024年10月にグローバル発表され、日本では2025年7月から主要家電量販店で正式販売が開始されました。

iOS 15以降、Android 9以降のスマートフォンに対応し、専用アプリ「Oura App」でデータを管理します。

本体はフルチタン製で重量わずか3.3〜5.2g、100m防水対応でお風呂や水泳中も装着可能です。

バッテリー持続時間は最大8日間、充電時間は20〜120分という実用性の高いスペックを備えています。

【最大の進化ポイント】AIによるスマートセンシング最適化

Oura Ring 4では、機械学習を活用した新しい「スマートセンシング」技術を搭載しています。

スマートセンシング技術は、個人の指の形状や肌の色に応じて、最適な信号経路をリアルタイムで自動選択します。

センサー経路は従来の8経路から18経路へと倍増し、測定精度と安定性が大きく向上しました。

以下は、Oura Ring 4で向上した主な計測精度です。

センサーが倍増した結果、睡眠中の呼吸パターンや心拍変動（HRV）の検出精度が高まり、睡眠時無呼吸症候群の兆候や疲労度をより正確に把握できるようになっています。

Smart Sensing is powered by an algorithm that works alongside the research-grade sensors within Oura Ring 4 to respond to each member’s unique finger physiology, including the structure and distinct features of your finger (i.e. skin tone, BMI, and age). 

スマート・センシングは、Oura Ring 4の研究グレードのセンサーと連動し、指の構造や特徴（肌の色、BMI、年齢など）を含む、各メンバーのユニークな指の生理学に反応するアルゴリズムを搭載しています。

出典：Oura Ring

Oura Ring 4のスコア評価基準

Oura Ring 4の高精度センサーとAI解析により、3つの総合スコア（コンディション、睡眠、アクティビティ）で健康状態を可視化します。

以下は、Oura Ring 4が算出する各スコアの評価基準です。

スコア範囲	評価
85～100	最適
70～84	良好
60～69	普通
0～59	注意を払う

会議前のコンディション確認や、パフォーマンス最適化のための睡眠改善など、戦略的な健康管理が可能になります。

Oura Ring 4で何ができる？主要機能と特徴

Oura Ring 4は、リング型デバイスという制約を感じさせない多彩な健康管理機能を、AI解析技術が支えています。

日常生活で装着し続けるだけで、包括的な体調モニタリングが実現します。

Oura Ring 4のアプリ体験とAIコーチング例

リニューアルされたOura Appは、以下の3つのメインタブで構成されています。

タブ名	表示・機能内容
Today	当日の3つのスコアと主要指標を一覧表示
Vitals	心拍数、体温、HRVなどの生体データをリアルタイムで確認
My Health	長期トレンドと健康レポートを閲覧

タブごとの機能を把握することで、Oura Ring 4のデータを効果的に活用可能です。

さらに、AIコーチング機能では蓄積されたデータから個人の傾向を学習し、最適なタイミングでアドバイスを提案します。

例えば、ストレススコアが高い日には瞑想セッションを提案、睡眠不足が続く場合は昼寝のタイミングを提案します。

睡眠モニタリング【各段階計測・睡眠スコア・改善アドバイス】

睡眠機能はOura Ring 4の中核を担う機能です。

覚醒・浅い睡眠・深い睡眠・レム睡眠の4段階を正確に分類し、各ステージの時間配分を詳細に記録します。

心拍数・体温・動きのデータを総合的に解析することで、睡眠の質を「睡眠スコア」として数値化します。

入眠時刻・覚醒回数・睡眠効率などの詳細データとともに、カフェイン摂取やアルコール、運動が睡眠に与えた影響を分析可能です。

個人の睡眠パターンを学習したAIが、理想的な就寝時刻や睡眠環境の改善提案を行い、質の高い睡眠習慣の確立をサポートします。

日中ストレスの可視化とレジリエンス計測【HRV・体表温解析】

Oura Ring 4のストレス管理機能では、心拍変動（HRV）と体表温の微細な変化から日中のストレスレベルをリアルタイムで把握できます。

高ストレス状態と回復時間帯を時系列グラフで表示し、1日のストレスパターンを可視化します。

新搭載の「レジリエンス」機能では、長期的なストレス耐性を評価します。

過去数週間のHRVトレンドと回復力を分析し、ストレス対処能力の変化を追跡します。

瞑想やブレスワークなどのリカバリーコンテンツも用意され、ストレス軽減の実践的なサポートを提供します。

アクティビティ自動検出と心拍ゾーン分析【運動強度・消費カロリー】

Oura Ring 4では、ウォーキング・ランニング・サイクリングなど、30種類以上のアクティビティを自動認識して記録します。

心拍数データから6段階の心拍ゾーンを算出し、運動強度と消費カロリーを正確に把握できます。

ゾーン	最大HR割合（Heart Rate）	説明
ゾーン0	49%以下	静止しているか、ゆっくり動いている
ゾーン1	50〜59%	軽快で安定したペースで動いている
ゾーン2	60〜69%	軽度〜中程度のペースで動いている
ゾーン3	70〜79%	中〜高程度のエネルギーを消費し、高めの緊張状態を感じている
ゾーン4	80〜89%	ほぼ最大限の努力で、実際に体に負荷をかけて高強度で動いている
ゾーン5	90〜100%以上	総力を挙げて動いており、心臓と呼吸器が最大の能力で働いている

「自動アクティビティ検出（AAD）」機能により、犬の散歩や階段昇降といった日常的な活動も漏れなく記録されます。

週間・月間の活動目標設定と達成度の追跡により、運動習慣の定着と改善をサポートします。

体温・SpO2計測と女性向けヘルス機能【周期・妊娠インサイト】

Oura Ring 4の体表温センサーは±0.1℃の精度で体温変化を検知し、発熱の兆候や基礎体温変化を記録します。

SpO2センサーは血中酸素飽和度を測定し、3時間以上の睡眠時や高地順応、呼吸器系の健康状態を把握可能です。

女性向け機能では、体温・心拍数・HRVの変化パターンから月経周期を予測します。

新たに追加された「妊娠インサイト」機能は、妊娠中の体調変化をモニタリングし、妊婦特有の健康ニーズに対応したアドバイスを提案します。

Oura Ring 4の料金とサブスク有無による機能差

Oura Ring 4は、本体価格に加えて月額サブスクリプションが用意されています。

ここでは、利用に必要な料金体系を詳しく解説します。

Oura Ring 4の本体価格を比較

Oura Ring 4の本体価格は、選択するカラーと仕上げによって3つの価格帯に分かれています。

すべてフルチタン製で機能差はなく、デザインの違いのみです。

カラーバリエーション	価格（税込）	特徴
シルバー・ブラック	52,800円	ベーシックな光沢仕上げ
ブラッシュドシルバー・ステルス	59,800円	マット仕上げで指紋が目立ちにくい
ゴールド・ローズゴールド	74,800円	プレミアムカラーで高級感のある仕上げ

購入時は公式サイトから無料のサイジングキットを取り寄せ、USサイズ4〜15号から自分の指に最適なサイズを選択します。

サブスクリプション料金と機能比較

Ouraメンバーシップは月額999円（税込）または年額11,800円（税込）で、初月は無料トライアル期間が設けられています。

Oura Ring 4は、サブスクリプション加入の有無で利用できる機能に大きな差があります。

以下は、Oura Ring 4におけるメンバーシップ有無別の機能対応表です。

機能カテゴリー	メンバーシップなし	メンバーシップあり（月額999円）
総合スコア （コンディション、睡眠、アクティビティ）	（数値のみ）	（詳細分析付き）
睡眠ステージ （浅い・深い・レム・覚醒）
睡眠効率・入眠潜時
心拍数・心拍変動 （HRV）
体温・SpO2データ
ストレス・レジリエンス分析
AIパーソナライズドコーチング
自動アクティビティ検出 （AAD）
月経周期・妊娠インサイト
週次・月次・年次レポート
新機能アップデート
Exploreコンテンツ （瞑想・呼吸法）

メンバーシップ未加入でも基本的な3つのスコアは確認できますが、数値のみの表示で詳細な分析データにはアクセスできません。

実質的にOura Ring 4の真価を発揮するには、メンバーシップ加入が必須といえます。

Oura Ring 3とOura Ring 4の3つの比較ポイント

健康管理デバイスとして人気のOura Ringですが、Oura Ring 4はOura Ring 3からどのように進化したのでしょうか。

ここでは、計測精度・装着感・バッテリー性能の3つの視点で詳しくご紹介します。

計測精度を飛躍させたスマートセンシング技術

記事冒頭でも解説しましたが、Oura Ring 3とOura Ring 4の最も大きな進化はセンサー経路数の増加です。

Oura Ring 3の8経路から18経路へと2倍以上に増強され、指の向きや装着位置に関わらず安定した測定が可能になっています。

さらに、Oura Ring 4ではスマートセンシング技術により、データの信頼性が大幅に向上しています。

装着感を高めたデザインとセンサー構造の進化

Oura Ring 4は、Oura Ring 3と比べて素材・構造・サイズ展開のすべてで装着感が向上しています。

以下は、Oura Ring 3とOura Ring 4のデザインと構造の違いを比較した表です。

項目	Oura Ring 3	Oura Ring 4
センサー内側素材	エポキシ樹脂	フルチタン
センサー突起	1.3mmのふくらみがあるドーム型突起	埋め込み式で突起は約0.3mm
リング形状	完全な円形ではない	完全な円形に近づけて設計されており、着用時の圧迫感が改善
サイズ展開	USサイズ6〜13号が標準的	USサイズ4〜15号に拡大

センサー突起の薄型化とフルチタン採用により、長時間の装着でも違和感が軽減されています。

サイズ展開も拡大され、より幅広い指のサイズに対応できるようになっています。

使いやすさを向上させたバッテリー性能と充電仕様

Oura Ring 4は、フル充電で最大8日間の連続使用が可能です。

Oura Ring 3（最大7日間）から1日分の延長となり、より長く装着し続けられるようになりました。

充電時間はバッテリー残量によって変動しますが、概ね20〜80分でフル充電が完了します。

実使用では、週1回の充電で十分な運用が可能になっています。

Oura Ring 4のビジネス・日常生活での活用例

Oura Ring 4はビジネスから日常生活まで幅広く活用でき、体調予測や睡眠改善など、具体的な行動改善をサポートします。

ここでは、実際の利用シーンでの活用方法を具体的に紹介します。

出張や会議前のコンディションチェック

朝起きてすぐコンディションスコアを確認することで、その日のパフォーマンス予測が可能です。

重要な会議がある日にスコアが60未満の場合、カフェイン摂取量の調整や仮眠時間の確保など、戦略的な対策を立てられます。

海外出張時はジェットラグの影響を体温リズムとHRVから定量化し、現地時間への順応状況を把握可能です。

アプリが提案する日光を浴びるタイミングや睡眠時刻の調整により、時差ボケを最小限に抑えられます。

睡眠改善ルーティンの設計と習慣化

睡眠データの蓄積により、個人に最適な睡眠ルーティンを発見できます。

就寝2時間前のブルーライトカット・入浴タイミング・室温設定など、各要因が睡眠スコアに与える影響を定量的に評価し、最適な組み合わせを見つけられます。

さらに、週次・月次レポートで睡眠債務の蓄積状況を確認し、週末の寝だめが逆効果になっていないか、平日と休日の睡眠リズムのずれがないかをチェック可能です。

AIが提案する理想的な睡眠スケジュールに従うことで、睡眠の質を着実に改善できます。

まとめ

Oura Ring 4は、18のセンサー経路による革新的なスマートセンシング技術を搭載した次世代スマートリングです。

睡眠・ストレス・活動量を医療グレードに迫る精度で測定できます。

主な特徴は以下の通りです。

本体価格は52,800円からで、月額999円のメンバーシップに加入するとAIによるアドバイスを受けられます。

まずは、公式サイトから無料のサイジングキットを取り寄せ、自身に最適なサイズを確認してみてはいかがでしょうか。