xAI、「Grok 4.7」を公開 コーディングと知識労働向けの新モデル

xAI、「Grok 4.7」を公開 コーディングと知識労働向けの新モデル
出典:https://x.com/SpaceXAI/status/2102069815225586149

xAIは2026年9月21日、コーディングや知識労働を対象とするAIモデル「Grok 4.7」を公開しました。同社は、難度の高い作業をより長く処理し、生成結果を従来より慎重に検証できるモデルだと説明しています。Grok 4.6と同じ価格・速度で提供しつつ、より大きな基盤モデルと新たな安全対策の仕組みを採用したとしています。

Grok 4.7は、Grok 4.6よりも規模の大きい基盤モデルを基に開発されました。学習では、完了までに数時間を要する問題を重視した、より難しいタスク群で強化学習を長期間実施したといいます。長い文脈を扱う能力や、自らの作業を確かめる能力の向上を掲げています。また、会話型タスクや一般的な知識労働への対応を高めるため、Grok Botの実行環境をネイティブに理解するよう訓練したとしています。

同社が示した比較では、長時間のコーディング作業を評価するCursorBench 4.0でGrok 4.7は46.3%となり、Grok 4.6の40.4%を上回りました。DeepSWE v1.1では高負荷設定で71.0%、電気工学のEEBenchでは64.0%でした。複数時間に及ぶ端末作業を測るTerminal-Bench 4.0は37.6%、法律業務を対象とするHarvey Legal Agent Benchmarkは19.6%、臨床推論のHealthBench Professionalは56.7%としています。文書やプレゼンテーションの作成についても、GDPvalとAA BriefcaseでGrok 4.6から改善し、他の最先端モデルと同等の水準だと説明しました。

安全性とサイバーセキュリティーでは、新しい安全対策のスタックを構築したと発表しました。同社の試験では、拒否応答と脱獄攻撃への耐性で最も強いモデルだったとしています。生物安全性を測るLatchBioのベンチマークでは62.4%を記録しました。危険・悪意あるサイバータスク向けのHackerBench v0.3では、リスクのある二重用途プロンプトの通過率を3.3%に抑え、正当なセキュリティー業務を不要に拒否する割合も低いと説明しています。選定したサイバーセキュリティーのパートナーには、防御研究向けとしてレッドチーム機能への招待制アクセスも始めました。

Grok 4.7は公開日からCursor、Grok Build、Grok API、外部のコーディング実行環境、モデルルーター、クラウドプラットフォームで利用できます。料金は入力100万トークン当たり2ドルから、出力100万トークン当たり6ドルからです。出力速度を2倍にした高速版も用意し、価格は通常版の2倍としました。


出典:Introducing Grok 4.7

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