Meta、エージェント型AIモデル「Muse Spark 1.1」を発表

出典:Introducing Muse Spark 1.1

Metaは2026年7月9日、Meta Superintelligence Labsが開発した新たなAIモデル「Muse Spark 1.1」を発表しました。従来のMuse Sparkを大幅に強化したマルチモーダル推論モデルで、エージェントタスク、ツール利用、コンピューター操作、コーディング、画像や音声を含む情報理解の向上を特徴とします。マーク・ザッカーバーグCEOは約3年ぶりにXへの投稿を更新し、同モデルを低価格で利用できる高性能なエージェント・コーディングモデルとして紹介しました。

Muse Spark 1.1は、外部のアプリやサービスを横断する複雑な作業に対応します。メインエージェントとして情報を収集して計画を立て、複数のサブエージェントへ処理を並列に割り振ることが可能です。サブエージェント側も与えられた役割や利用可能なツールを把握し、必要に応じてメインエージェントへ判断を戻します。最大100万トークンのコンテキストウィンドウを備え、長時間のタスクでも過去の操作や重要情報を保持しながら作業を続けられるということです。

コンピューター操作では、デスクトップ、モバイル、ブラウザのインターフェースに対応しました。処理内容に応じて、画面を直接クリックするか、スクリプトで自動化するかを判断します。コーディング分野では、複雑なバグの診断と修正、企業向けシステムへの新機能追加、大規模なコード移行などを実行できます。画像や音声を分析し、その情報を利用してブラウザ上の作業を進めるマルチモーダルなワークフローにも対応しています。

Metaが公開した比較では、MCP Atlas、JobBench、Humanity’s Last Exam、Finance Agent v2の4評価で首位を記録しました。MCP Atlasでは88.1、Humanity’s Last Examでは62.1となり、Claude Opus 4.8やGPT-5.5などを上回ったとされています。一方、全評価で首位というわけではなく、12項目のうちOpus 4.8が5項目、GPT-5.5が3項目で首位でした。

出典:Introducing Muse Spark 1.1

同モデルは、Meta AIアプリとmeta.aiの「Thinking」モードで利用できます。開発者向けには、新設された「Meta Model API」の公開プレビューを開始しました。MetaがMuse SparkをAPI経由で提供するのは今回が初めてで、同社は高性能なエージェントモデルとマルチモーダルモデルを低価格で展開する方針です。


出典:Introducing Muse Spark 1.1

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