
AIでアプリを作成できるサービス「Lovable」は、チャット画面から集客までを支援する新機能を公開しました。利用者が「最初の100件の登録」「今月の予約を増やしたい」といった目標を伝えると、Lovableがアプリの内容や対象ユーザー、現在のトラフィックなどをもとに成長計画を作成し、実行を手伝います。対象はオーガニックコンテンツとSEO、FacebookとInstagramでの広告、Google検索、YouTube、マップ向けのGoogle広告です。
背景として同社は、米国の中小企業を対象にした調査で、顧客の獲得や売り上げの拡大が最も多い経営課題(回答者の57%)だったことに触れています。Lovableで開発する400人超へのアンケートでは、3分の1が何から始めればよいか、どこに顧客がいるのか分からないと答え、別の3分の1はSNSへの投稿や知人への声かけ以外は試していなかったといいます。同社は5月に、Lovableで作ったすべてのアプリを検索エンジンやAIツールが読み取り、インデックスできるようにしていました。
計画の内容は状況によって異なります。広告の出稿もあれば、特に新規アプリでは、GoogleやAI検索で見つかる状態の整備、ランディングページの訴求の見直し、SNSでの共有、見込み客の発掘、Googleマップへの掲載確認といった土台づくりが中心になる場合もあります。提案を実行する前には必ず利用者が確認し、承認する仕組みです。目標はいつでも変更できます。
Google広告では、既存のアカウントを接続するか新規作成をLovableに依頼します。成果を測るためのGoogleタグが導入され、適切なキャンペーンの種類も提案されます。Google広告を初めて使う場合は、広告クレジットの対象になる可能性があるということです。FacebookとInstagram向けには、Facebook Login for Businessでサインインすると、広告アカウントとFacebookページが接続されます。未作成なら同じ画面で作れます。登録や購入といった行動を記録するコードであるMeta Pixelも追加され、持っていない場合は自動で作成されます。そのうえで、売り上げ、リード、トラフィックのいずれかを目的とした画像・動画の広告を作成します。作成後はMetaの審査が始まり、承認されれば好きなタイミングで配信できます。
広告の作成前には、1日の予算、対象地域、言語、目標、計測設定が要約され、承認するまで配信されません。料金はGoogle広告とMetaのアカウントで直接支払う形で、Lovableが請求したり手数料を上乗せしたりすることはありません。成長計画の作成や改善、広告素材の生成には通常のLovableクレジットを消費します。配信後の結果はAnalyticsタブで確認でき、チャットで分析を頼むこともできます。一時停止や予算変更、配信先や文面の変更も依頼できますが、Lovableが自動でキャンペーンを変更することはありません。
SEOでは、インデックス可能なページ、メタデータ、サイトマップ、robots.txt、Google Search Consoleとの接続を点検し、問題があれば修正します。Semrushが組み込まれており、アプリが現実的に上位表示を狙えるテーマの調査や既存ページの評価、コンテンツ作成も行います。新たに、フォーラムやコミュニティ、ディレクトリなど、自社サイト以外で紹介すべき場所を提案し、投稿文やプロフィールの下書きを作成します。公開は利用者自身のアカウントで行います。
このほか、画像や紹介動画、動画広告、広告文などの素材も作成できます。提供は無料、Pro、Businessの各プランで始まっており、Enterpriseでは管理者がコネクターの設定で有効にします。
出典:From building your app to growing it: Lovable now helps you find customers | Lovable
