
SpaceXAIは2026年8月12日、新たなAIモデル「Grok 4.6」を発表しました。前モデル「Grok 4.5」を基盤に、長時間稼働するAIエージェントや、より高度なインタラクティブ・ビジュアル作業への対応を重点的に強化したモデルです。調査や情報分析、コードベースを横断した開発、アイデアからアプリケーションや成果物を作り上げる作業など、多数のステップにわたる複雑なタスクを継続して処理できるとしています。
性能面では、複数のエージェント型コーディングや知識労働のベンチマークで高い結果を記録しました。9種類の評価を組み合わせた「Artificial Analysis Intelligence Index」では61点となり、GPT-5.6 Sol Maxと同スコアでした。GDPVal-AA v2では1753、CursorBench v3.2では69.9%、DeepSWE v1.1では65.9%を記録しています。
Grok 4.6では、Grok 4.5より長期間の追加トレーニングを実施しました。推論や高度な技術分野向けのモデル生成データ、高品質なエンジニアリングデータを使用し、学習手法やオプティマイザーも改善しています。さらに、知識労働や一般的なコーディングだけでなく、カーネル最適化、Web開発、CADなど幅広いエージェント型タスクを使った強化学習も行いました。
長い工程を伴うプロジェクトでは、未知の分野を調査し、アプリケーションの構造を設計して主要機能を実装し、フィードバックを受けながら継続的に改善できます。作業途中に自身の成果をテスト、検証する挙動も確認されたということです。また、Grok 4.5と比べ、ビジュアルやインタラクティブなプロジェクトにおける初回出力の品質も向上したとしています。
Grok 4.6はCursorとGrok Buildで提供を開始したほか、API、OpenRouter、Vercel、Cloudflareなどからも利用できます。API料金は入力100万トークンあたり2ドル、出力100万トークンあたり6ドルからで、高速版は通常版の2倍の料金です。さらに、リリースから最初の1週間は、CursorとGrok Buildで利用枠が通常の2倍になります。
