
Googleは2026年8月14日、コーディングやAIエージェント向けの新モデル「Gemini 3.7 Flash」を発表しました。同社はGemini 3.7 Flashを「これまでで最も知能の高いワークホースモデル」と位置付けており、ソフトウェアエンジニアリング、Web開発、複雑な知的業務で大幅な性能向上を実現したとしています。
Gemini 3.7 Flashでは、コード生成の正確性やUI生成時のデザインへの準拠性能、指示への追従精度が向上しました。Googleは、初回の生成からより良い結果を得やすくなったと説明しており、Antigravity上のGemini Omniを使って、アニメーション付きランディングページを一度の指示で生成するデモも公開しています。日常的に繰り返し利用される実務向けモデルとして、開発やエージェント処理を幅広く担うことを想定しています。
価格は2026年12月31日まで導入価格が適用され、入力100万トークンあたり0.75ドル、出力100万トークンあたり3.75ドルです。2027年1月1日以降は入力100万トークンあたり1.50ドル、出力100万トークンあたり7.50ドルとなるため、年末までは通常価格の半額で利用できます。Googleは、この価格設定によって、開発者や企業が本番環境向けAIエージェントをより低コストで大規模に展開しやすくなるとしています。
提供先も幅広く、開発者はGemini API、Antigravity、Google AI Studio、Android Studioから利用できます。企業向けにはGemini Enterprise Agent PlatformとGemini Enterpriseアプリで提供されます。さらに、Google AI ProおよびUltra加入者向けのパーソナルAIエージェント「Gemini Spark」にもGemini 3.7 Flashが採用されました。
Gemini Sparkでは、複数ステップからなるタスクの処理精度やツール利用能力が改善され、Gmail、Google Calendar、Google DocsなどのGoogle Workspaceアプリを横断した作業にも対応します。対象地域では、デスクトップ版とモバイルWeb版のGeminiアプリから利用可能です。Gemini 3.7 Flashは、開発者、企業、個人ユーザーのそれぞれに向けて同日から順次提供されています。
