
ElevenLabsの効果音生成(Sound Effects)は、音の説明を文章で書くと、短い通知音からループする環境音までAIが作る機能です。この記事では、ElevenLabsの効果音を通知音・ゲーム・雨・場面転換の4つの用途で作った結果と、長さ・ループ・プロンプトの影響の選び方を紹介します。ElevenLabsのSFXを商用で使える条件もまとめました。
ElevenLabsの効果音生成(Sound Effects)とは
ElevenLabsの効果音生成(Sound Effects)は、作りたい音を文章で説明すると、AIがその音を作る機能です。素材サイトで近い音を探す代わりに、欲しい音を言葉で指定して作れます。
テキストの説明から効果音を作る機能
ElevenLabsのSound Effectsで作れるのは、雨や街のざわめきのような環境音、ドアの開閉や足音のような動作音、アプリのボタンや通知のUI音、ゲームの効果音などです。音の種類を一覧から選ぶのではなく、「どこで・何が・どう鳴るか」を文章で書いて指定するのが、効果音の素材集との違いです。
ドラムループやベースラインのような、音楽の素材になる短い音も作れます。メロディーと構成のある本格的な曲を作るときは、別の機能のMusicを使います。
1回の生成でできること
ElevenLabsのSound Effectsは、1回の生成で4つの候補を作ります。同じプロンプトから少しずつ違う4つの音ができるので、聞き比べて使う音を選ぶ形です。
プロンプトは最大450文字までです。効果音の画面の探索(Explore)では、ほかの利用者が作って公開した効果音も探せます。
効果音の画面を開くと、画面の下に入力欄と、設定を並べた帯が表示されます。次の画像は、画面の全体と、設定の帯を拡大した画像の組です。


帯には左から、モデル(「v3」)、ループ(「∞ オフ」)、長さ(「自動」)、プロンプトの影響(「30%」)が並び、これが画面を開いたときの初期の設定です。右端には、今の設定で1回生成すると使うクレジットの表示と、送信のボタンがあります。生成する前に、使うクレジットを帯の表示で確かめられます。
ElevenLabsで効果音を作る流れ
ElevenLabsの効果音は、音の説明を入力し、長さ・ループ・プロンプトの影響を決めてから生成し、使う候補をダウンロードして作ります。アカウントの作り方は、ElevenLabsの本体の記事で画面つきで説明しています。

左のメニューの「サウンドエフェクト」を押して、効果音の画面を開きます。

画面の下の入力欄に、作りたい音の説明を英語で入力します。薄く表示されている「Busy office with phones ringing and keyboards typing」(電話が鳴り、キーボードを打つ音が続く忙しいオフィス)は、入力の例です。次の画像は、画面の全体で入力欄の位置を示した物と、入力欄を拡大した物の組です。


帯の長さの表示(「自動」)を押すと、長さのパネルが開きます。「自動」のスイッチを入れたままにするか、スイッチを切ってスライダーで秒数を選ぶかの2通りです。

帯の「∞」を押すたびに、表示が「オフ」と「オン」で切り替わります。長さやプロンプトの影響と違い、パネルは開きません。

帯のプロンプトの影響の表示(「30%」)を押すと、パネルが開きます。値を選ぶのは、左の「低」から右の「高」までのスライダーです。

帯の右の送信のボタンを押すと、4つの候補が並びます。各候補の再生のボタンで聞き比べます。生成した候補は履歴のタブにも保存され、あとから聞き直せる仕組みです。
次の画像は、送信のボタンと4つの候補が並ぶ画面の全体と、候補の波形・長さ・保存のボタンを拡大した物の組です。


使う候補のダウンロードのボタンを押し、「MP3 44.1kHz」「WAV 48kHz」「アセットに保存」から保存のしかたを選びます。

ElevenLabsの効果音の作例|通知音・ゲーム・雨・場面転換
ElevenLabsの効果音を、アプリの通知音・ゲームのコイン取得音・雨の環境音・動画の場面転換の音の4つの用途で作りました。
作例の条件と、音声ファイルを載せない理由
生成したのは2026年10月28日で、無料プランの撮影用アカウントで、モデル「SFX v3」(帯の表示は「v3」)を使いました。プロンプトの影響は30%、入力欄の右にある切り替え(短いプロンプトを自動で改善する機能で、表示は「オン」)は初期値のままです。
長さは雨の環境音だけ10秒を指定してループをオンにし、ほかの3つは「自動」でループをオフにしました。各回の候補のうち、1つ目(#1)を保存して、音声の解析ソフト(ffmpeg)で長さ・音のある区間・周波数の帯ごとのエネルギーの割合を測っています。各作例の画像は、プロンプトを入れた画面の全体と、1つ目の候補(#1)の波形と長さを拡大した物の組です。
4つの作例の長さの設定と、できた音の長さ、使ったクレジットは次のとおりです。
| 作例 | 長さの設定 | できた長さ | 使ったクレジット |
|---|---|---|---|
| 通知音 | 自動 | 1.0秒 | 200 |
| コイン取得音 | 自動 | 0.5秒 | 200 |
| 雨の環境音 | 10秒(ループ オン) | 10.0秒 | 400 |
| 場面転換の音 | 自動 | 2.0秒 | 200 |
この記事では、作った効果音の音声ファイルを載せていません。ElevenLabsの規約で、作った効果音を単独の音声ファイルとして公開することが認められていないためです。
You may exercise those rights only in respect of Output combined with other material, and you may not sell, resell, license, sublicense, distribute, or otherwise commercially exploit Output, or any part of it, on a standalone basis, or make Output available as isolated audio files or samples, or as part of any sound, sample, effects, or music library or other collection of sounds. Those restrictions do not apply to your making Output available through Community Sharing, or to the rights granted under Section 4 (Community Sharing) of these ElevenCreative Terms and Section 3 (Community Sharing) of this Exhibit 4, or to any other use ElevenLabs expressly permits in writing.
和訳:お客様は、他の素材と組み合わせた生成物に関してのみ、これらの権利を行使できます。生成物またはその一部を、単独で販売、再販売、ライセンス供与、サブライセンス供与、配布、その他の方法で商業的に利用すること、また、生成物を単独の音声ファイルやサンプルとして、あるいは音・サンプル・効果音・音楽のライブラリやその他の音のコレクションの一部として公開することはできません。これらの制限は、お客様がコミュニティの共有(Community Sharing)を通じて生成物を公開する場合、このElevenCreative Termsの第4条(Community Sharing)とこのExhibit 4の第3条(Community Sharing)に基づいて付与される権利、またはElevenLabsが書面で明示的に許可するその他の利用には適用されません。
出典:ElevenLabs「ElevenCreative Terms」Exhibit 4
そのため、作例は生成の画面と測った値で紹介し、実際の音は各作例の最後に案内するElevenLabs公式の効果音のページで聞いてもらう形にしました。公式のページでは、同じ種類の効果音をその場で再生できます。
無料プランで作った作例の扱いは、商用利用の見出しで説明します。
アプリの通知音(UI音)
スマートフォンのアプリで鳴らす、短く明るい通知音を狙いました。最後の「one-shot」は「1回だけ鳴る音」の意味で、繰り返さない単発の音にするために入れています。
プロンプト:Short bright notification chime for a smartphone app, clean, one-shot
(訳:スマートフォンのアプリ用の、短く明るい通知のチャイム。クリアな音で、1回だけ鳴る)


保存した1つ目の候補を測ると、長さは1.0秒で、音があるのは最初の0.2秒だけでした。残りの0.8秒はほぼ無音なので、アプリに入れるときは後ろの無音を切ると扱いやすくなります。音のエネルギーの91%は、1k〜4kHzの高めの帯に集まっています。
同じ種類の効果音は、ElevenLabs公式の「UI element」のページで再生して聞けます。
ゲームのコイン取得音
レトロなゲームで、コインを拾ったときに鳴る音を狙いました。「8-bit」は昔の家庭用ゲーム機のような音を指定する語で、音源の種類を1語で伝えられます。
プロンプト:Retro 8-bit video game coin pickup sound, one-shot
(訳:レトロな8ビットのビデオゲームの、コインを拾う音。1回だけ鳴る)


保存した1つ目の候補を測ると、長さは0.5秒で、音は最初の0.35秒に集まっていました。音が頭に集まっているので、コインを拾う動きに音の頭を合わせて置けます。エネルギーの79%が1k〜4kHz、18%が4k〜10kHzにあり、通知音より4k〜10kHzの割合が大きい結果です。
同じ種類の効果音は、ElevenLabs公式の「Retro Game」のページで、「8 bit coin chime」などを再生して聞けます。
雨の環境音(ループ)
窓に当たる雨と遠くの雷を、背景で繰り返し流す落ち着いた環境音として狙いました。「ambience」は環境音の意味で、場面の背景に流す音であることを伝える語です。
プロンプト:Steady rain falling on a window with soft distant thunder, calm ambience
(訳:窓に降り続く雨と、遠くで静かに鳴る雷。落ち着いた環境音)


画面の各候補には、ループで作ったことを示す∞の印が付いています。保存した1つ目の候補を測ると、10秒のはじめから終わりまで音が続いていました。エネルギーの82%は250Hz未満の低い帯にあり、1秒ごとの音量は-43.4dBから-31.6dBの間で変わります。
同じ種類の効果音は、ElevenLabs公式の「Rain On Window」のページで再生して聞けます。
動画の場面転換の音
動画の編集で、場面が切り替わる所に入れる音を狙いました。「whoosh」は空気を切る音の意味で、場面転換やテロップの出入りに合わせて使う音です。
プロンプト:Fast cinematic whoosh transition for a video edit
(訳:動画の編集に使う、映画のような速い場面転換の空気を切る音)


保存した1つ目の候補を測ると、長さは2.0秒で、大きな音が鳴るのは0.2〜0.5秒の0.3秒間だけでした。それより後はほぼ無音なので、動画に入れるときは、この0.3秒を場面の切り替わりに合わせ、後ろの無音を切ると扱いやすくなります。エネルギーの70%が1k〜4kHz、26%が4k〜10kHzでした。
同じ種類の効果音は、ElevenLabs公式の「Whoosh」のページで再生して聞けます。
長さ・ループ・プロンプトの影響の調整
ElevenLabsの効果音は、帯の3つの設定で、音の長さ・繰り返し方・プロンプトへの忠実さを変えられます。使う尺が決まっているか、背景で流すかで選びます。
長さは自動か秒で指定する
長さを「自動」にすると、プロンプトの内容からAIが長さを決めます。今回「自動」で作った回の長さは0.5秒から10.0秒で、草の足音の2回は「自動」のまま10.0秒になりました。
秒で指定するときは、「自動」のスイッチを切り、0.1〜30秒の間を0.1秒刻みのスライダーで選びます。動画の尺に合わせる音のように、使う長さが決まっている音は秒で指定すると、編集で長さを合わせる手間が減ります。
使うクレジットは、Webの画面では「自動」の回がどれも同じで、10秒を指定した雨の回はその2倍でした(値は作例の表のとおり)。APIの説明では、長さを指定すると1秒あたり40クレジットです。Webの画面で秒を指定するときは、生成する前に帯の右端の表示で使うクレジットを確かめます。
ループは環境音や背景の音に向く
ループをオンにすると、音の終わりが始まりにつながり、繰り返して流せる音になります。雨・風・街のざわめきのように、動画やゲームの背景で長く流す音に向く設定です。長さの上限より長く流す背景の音は、ループで作って繰り返します。
雨の作例の保存した1つ目の候補を測ると、最初の0.2秒の音量は-30.4dB、最後の0.2秒は-31.7dBでした。始まりと終わりの音量がほぼ同じなので、繰り返したときに音量の段差が出にくい目安になります。
保存の形式には制限があり、WAVで保存できるのはループしない効果音だけです。ループで作った音は、MP3で保存します。
プロンプトの影響を0%と100%で比べた
プロンプトの影響は、プロンプトにどれだけ忠実に音を作るかを決める設定で、0%から100%まで選べます。値が高いほどプロンプトを文字どおりに解釈し、低いほど変化を足した解釈になります。
同じプロンプトで、0%と100%を1回ずつ生成しました。どちらも長さは「自動」で、できた音は各6.0秒でした。使ったクレジットは、2回とも同じでした。
プロンプト:Heavy wooden door creaking open slowly in an old house
(訳:古い家で、重い木のドアがきしみながらゆっくり開く)
次の画像は、0%、100%の順に、作例と同じ形の画面の全体と拡大の組です。




この記事では、音の出だしの数を「立ち上がり」として目安で数えています。20ミリ秒ごとに音量を見て、直前より10dB以上大きくなった所を1回とし、0.15秒以内に続いた物は1回にまとめる数え方です。
保存した1つ目の候補を測ると、2つの音の違いは、立ち上がりの回数と低い帯の割合に出ました。測った値は次の表のとおりです。
| 項目 | 影響0% | 影響100% |
|---|---|---|
| 立ち上がりの回数 | 5回 | 13回 |
| 立ち上がりの位置 | 4回が0.06〜1.12秒、1回が5.28秒 | 11回が2.7秒より後 |
| いちばん大きい音の位置 | 5.3秒 | — |
| 250Hz未満の割合 | 12% | 34%(0%の約3倍) |
同じプロンプトでも、影響の値で立ち上がりの回数と低い帯の割合が変わりました。影響の値を変えると別の傾向の候補が出るので、候補を広げたいときは、値を変えて作り直すのも1つの方法です。
同じ種類の効果音は、ElevenLabs公式の「Door」のページで再生して聞けます。値を決めるときは、初期値のまま作った音を聞き、プロンプトから離れているなら上げ、変化が欲しいなら下げて作り直します。
ElevenLabsの効果音のプロンプトの書き方
ElevenLabsの効果音のプロンプトは、音を具体的に書き、1つのプロンプトに1つの音を指定します。効果音の用語を入れると、音の種類や使い方を短く伝えられます。
英語で短く具体的に書く
ElevenLabsの効果音のプロンプトは、英語で書きます。公式の操作ガイドにある例は、短い1文と、それを詳しくした1文です。
person walking on grass
high-quality, professionally recorded footsteps on grass, sound effects foley.
和訳:草の上を歩く人/高品質で、プロが録音した草の上の足音。効果音のフォーリー
出典:ElevenLabs Documentation「Sound effects」
「foley」は、映像の動きに合わせて作る効果音を指す語です。この2つのプロンプトを、どちらも長さ「自動」で実際に生成しました。次の画像は、短いプロンプト、詳しくしたプロンプトの順に、画面の全体と拡大の組です。




できた音はどちらも各10.0秒で、使ったクレジットも同じでした。入力の文章を長くしても、使うクレジットは変わりません。
保存した1つ目の候補を測ると(立ち上がりの数え方は、プロンプトの影響の見出しと同じ)、短いプロンプトの音は立ち上がりが5回でした。立ち上がりの位置は、始まりから0.26・0.48・4.64・6.3・9.12秒で、間隔はばらばらです。エネルギーの60%は、250Hz未満の低い帯にあります。
詳しくしたプロンプトの音は立ち上がりが12回あり、0.48〜9.12秒の間にほぼ0.7秒ごとに並んでいました。4kHz以上の高い帯の割合は56%です。歩く足音のように一定の間隔で鳴る素材が要るときは、詳しく書いたプロンプトでも作って比べる価値があります。短い文で思った音にならないときは、録音の質や音の種類を書き足して作り直し、2つを比べて選べます。
複数の音は分けて作る
複数の音が順に鳴る場面は、音ごとに分けて作り、編集ソフトでつなぎます。ElevenLabsの操作ガイドが勧める作り方です。
例えば「廊下を歩いて、ドアを閉める」場面なら、廊下の足音とドアが閉まる音を別々に作ります。音ごとに作っておけば、片方だけを作り直したり、映像に合わせてタイミングをずらしたりできます。
音の用語を入れる
効果音の制作でよく使う用語をプロンプトに入れると、音の種類や使い方を短く伝えられます。作例の「one-shot」「ambience」「whoosh」も、この用語です。公式の機能の概要にある用語と意味を、次の表にまとめました。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| Impact | 物どうしがぶつかる、または触れる音。軽く当たる音から激しい衝突まで |
| Whoosh | 空気の中を動く音の効果。速く幽霊のような音から、ゆっくり回る音やリズムのある音まで |
| Ambience | 雰囲気と空間を作る、背景の環境音 |
| One-shot | 繰り返さない、1回だけの音 |
| Loop | 繰り返す音の区切り |
| Stem | 1つだけ取り出した音の要素 |
| Braam | 壮大な場面や劇的な場面を知らせる、金管のような大きな映画的な音。予告編でよく使われる |
| Glitch | 故障・震え・不規則な動きの音。場面転換やSFに使える |
| Drone | 雰囲気と緊張感を作る、途切れずに続く質感のある音 |
用語はプロンプトの最後に足すと書きやすく、作例でも「one-shot」と「ambience」を文末に置いています。
ElevenLabsの効果音の料金とクレジット
ElevenLabsの効果音は、プランごとの毎月のクレジットを使って作ります。各プランの料金と毎月のクレジット、「自動」の長さの効果音を作れる回数の目安を、次の表にまとめました。
| 項目 | Free | Starter | Creator | Pro | Scale | Business | Enterprise |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 月払い | 無料 | 6ドル(約950円) | 22ドル(約3,470円) | 99ドル(約15,620円) | 299ドル(約47,190円) | 990ドル(約156,240円) | 個別見積もり |
| 年払い | なし | 60ドル(約9,470円) 1か月あたり5ドル(約790円) | 220ドル(約34,720円) 1か月あたり18.33ドル(約2,890円) | 990ドル(約156,240円) 1か月あたり82.50ドル(約13,020円) | 2,990ドル(約471,880円) 1か月あたり249.17ドル(約39,320円) | 9,900ドル(約1,562,420円) 1か月あたり825ドル(約130,200円) | 個別見積もり |
| 毎月のクレジット | 1万 | 3万 | 12.1万 | 60万 | 180万 | 600万 | 個別見積もり |
| 効果音の回数の目安 | 約50回 | 約150回 | 約605回 | 約3,000回 | 約9,000回 | 約30,000回 | 個別見積もり |
| 商用利用 | 不可(非商用のみ) | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 | 可 |
表の回数は、毎月のクレジットをすべて「自動」の長さの効果音に使ったときの目安です。クレジットは読み上げや音楽などほかの機能と共通なので、ほかの機能も使う月は、効果音に回せる回数が減ります。1回の生成で使うクレジットの決まり方は、長さの見出しのWebとAPIの説明を見てください。
Enterpriseは料金が公開されておらず、公式サイトから問い合わせて見積もりを受けます。席の数やほかの機能を含めたプランの比較は、ElevenLabsの本体の記事で解説しています。
ElevenLabsの効果音は商用利用できる?
ElevenLabsの効果音を商用で使えるのは、有料プランの期間中に作った音です。効果音だけを単独のファイルとして配れない決まりは、作例の条件の見出しで引用した規約のとおりで、プランにかかわらず同じです。
作った時期とプランごとの商用利用の可否を、次の表にまとめました。
| 作った物 | 商用利用 | 条件 |
|---|---|---|
| 有料プランの期間中 | できる(解約後も期限なし) | ほかの素材と組み合わせて使う |
| 有料プランの前・解約後 | できない | 非商用の公開もタイトルに表示 |
| 無料プラン | できない | タイトルに「elevenlabs.io」か「11.ai」 |
| どのプランでも | — | 効果音だけを単独のファイル・素材集として配れない |
有料プランの期間中に作った効果音は商用で使える
有料プランの期間中に作った効果音は、商用の目的で使えます。あとで解約しても、期限なく使い続けられます。
Content generated during a paid subscription can be used commercially, and indefinitely, subject to our Service-Specific Terms. Attribution requirement is subject to the agreement you have with ElevenLabs.
和訳:有料サブスクリプションの期間中に生成したコンテンツは、サービス別の規約に従い、商用で、期限なく使用できます。帰属表示の要否は、お客様とElevenLabsとの契約の内容によります。
出典:ElevenLabs Help Center「Can I publish the content I generate on the platform?」
有料プランで作った効果音はロイヤリティフリーで、使うたびにライセンス料を払う必要はありません。ただし、ベータ版として提供されている機能で作った物は、この扱いから除かれます。
All paid plans include a commercial license, provided you’re not using Beta Services.
和訳:ベータ版のサービスを使っていない限り、すべての有料プランには商用ライセンスが含まれます。
出典:ElevenLabs Help Center「Can I publish the content I generate on the platform?」
無料プランで作った効果音は非商用に限られる
無料プランで作った効果音は、非商用の目的にしか使えません。無料・有料のどちらでも、生成物の使い方は禁止事項のポリシーに従います。
if you access or use our Services free of charge (such a user, a “Free User”), you may only use the Services for non-commercial purposes; (ii) if you access or use our Services through a paid subscription plan (such a user, a “Paid User”), you may use the Services for commercial purposes, but in either case, your access and use of the Services and any Output must still comply with the Prohibited Use Policy.
和訳:サービスを無料で利用する場合(このような利用者を「無料ユーザー」といいます)、サービスは非商用の目的にのみ利用できます。(ii)有料のサブスクリプションプランを通じてサービスを利用する場合(このような利用者を「有料ユーザー」といいます)、サービスを商用の目的で利用できます。ただし、いずれの場合も、サービスと生成物の利用は、禁止事項のポリシーに従う必要があります。
出典:ElevenLabs「Terms of Service」
料金ページの効果音の欄でも、Freeの商用利用の行は「Personal use only」(個人利用のみ)です。契約の前や解約後に作った音も同じ扱いで、非商用の公開でもタイトルへの表示が要ります。
Content created outside of a paid subscription (before or after) cannot be used commercially and always requires attribution when shared non-commercially.
If you publish content generated using our Services on a free plan or without being signed-in to your account, you must attribute it to ElevenLabs by including “elevenlabs.io” or “11.ai” in the title
和訳:有料サブスクリプションの期間外(前または後)に作成したコンテンツは商用で使用できず、非商用で共有する場合も常に帰属表示が必要です。/無料プランで、またはアカウントにサインインせずに当社のサービスで生成したコンテンツを公開する場合は、タイトルに「elevenlabs.io」か「11.ai」を入れて、ElevenLabsによるものであることを示す必要があります。
出典:ElevenLabs Help Center「Can I publish the content I generate on the platform?」
生成した音が探索で共有されることがある
入力の帯の下には、「生成物は他のユーザーがダウンロードできるようにExploreページで共有されることがあります。無効にする」と表示されます。規約では、共有を有効にしているときだけ、生成物が探索で共有されると定めています。
ElevenLabs will not make an Output available to other users through Community Sharing unless you have enabled sharing. Once you disable sharing, ElevenLabs will stop selecting new Outputs for sharing.
和訳:お客様が共有を有効にしていない限り、ElevenLabsはコミュニティの共有(Community Sharing)を通じて生成物を他のユーザーに公開しません。共有を無効にすると、ElevenLabsは共有する新しい生成物を選ばなくなります。
出典:ElevenLabs「ElevenCreative Terms」Exhibit 4
共有したくないときは、帯の下の「無効にする」から共有の設定を無効にします。次の画像は、画面の全体で共有の表示の位置を示した物と、表示を拡大した物の組です。


反対に、探索に並ぶほかの人の効果音をダウンロードするには、有料プランが必要です。無料プランのアカウントでは、探索の一覧に「サウンドエフェクトをダウンロードするにはプランをアップグレードしてください」と表示されました。
まとめ
ElevenLabsの効果音生成(Sound Effects)は、英語の説明から効果音の候補をまとめて作り、聞き比べて選べる機能です。短い効果音は長さを「自動」に、背景で流す音はループに、と用途で設定を選び、思った音から離れるときはプロンプトの影響や書き足しで近づけます。
商用で使うときの条件は、商用利用の見出しの表にまとめています。
