Meta AIとは?日本では使えない場合のインスタでの使い方を紹介

Meta AIとは、Meta社が開発した最新のAIアシスタントです。

会話、検索、画像生成、動画生成などの多彩な機能を備えていますが、現在日本では使えない状況です。

本記事では、インスタでの活用方法から、VPN接続を使用して日本からアクセスする方法と具体的な使い方まで解説します。投稿アイデアやプロンプト例を紹介していますので是非参考にしてみてください。

目次

Meta AIとは?Meta社が開発した新対話型AIアシスタント

Meta AIは、Meta社が開発した最新の対話型AIで、InstagramやFacebookなどで利用でき、会話、検索、画像生成など多彩な機能を備えています。

現在日本では公式に提供されていませんが、VPN経由で利用することができます。

まずはMeta AIの基本機能について紹介します。

Meta AIの基本機能と特徴(会話・検索・画像生成・動画生成)

Meta AIには、大きく分けて会話機能、検索機能、画像生成機能、動画生成の4つの基本機能が搭載されています。

  • 会話機能:自然な対話で、日常的な相談から専門的な内容まで幅広いトピックに対応
  • 検索機能:最新のWeb情報を取得し回答。ニュースやトレンドなども正確な情報を得られる
  • 画像生成機能:「Imagine」を使ってテキストから画像を自動生成
  • 動画生成機能:SNS投稿用のコンテンツ制作やアイデアの視覚化に幅広く活用

なお、公式サイトからブラウザ経由でアクセスすることも可能です。

Meta AI専用アプリは日本のApp StoreやGoogle Playにもダウンロードページが存在しますが、ダウンロードしても日本国内では正式な利用ができません。日本語対応もされておらず、多くのAI機能は地域制限により利用できない状態となっています。

対応アプリ一覧(Instagram・Facebook・WhatsApp・Messenger)

Meta AIは、Instagram、Facebook、WhatsApp、MessengerといったMeta社の主要SNSアプリでも利用できます。

アプリ内でMeta AIを呼び出すことで、普段使っているプラットフォーム上で直接AIアシスタント機能を活用できるのが特徴です。

また、対応地域ではwebサイトやデスクトップブラウザからも利用可能です。web版ではデスクトップの作業に適した機能強化が行われています。

画像生成機能では、AIに詳細な指示を出し、画像のスタイル、ムード、ライティング、色などを細かく調整できるようになります。

Llama 4を搭載したAI技術の仕組み

Meta AIの中核を担っているのが、2025年4月にMetaが発表した大規模言語モデル「Llama 4(ラマ4)」です。Llama 4は、テキストと画像を同時に理解できるネイティブマルチモーダルとして設計されています。

Llama 4の主な特徴は、Mixture of Experts(MoE)アーキテクチャを採用している点です。

モデルが多数の「専門家」ネットワークを持ち、各入力に対して最適な専門家だけが動作する仕組みです。全体で数千億のパラメータを持ちながら、実際に稼働するのはその一部だけなので、高速で効率的な処理が可能になります。

Meta AIは日本で使えない?利用制限の理由と2025年対応について

Meta AIは現在、日本では利用できません。地域制限によりアクセスが制限されています。

ここでは、日本で提供されていない理由と、今後の展開予定について解説します。

日本で提供されていない理由とその背景

Meta AIは、現時点ではアメリカなど一部の国に限定して展開しています。

日本国内には地域制限(ジオブロック)が設定されており利用できません。

地域制限とは、インターネット上のサービスやコンテンツを特定の国や地域からのみアクセス可能にし、他の地域からのアクセスを制限する仕組みを指します。この制限が設けられる背景には、著作権やライセンス契約の問題、各国の法律や規制への対応など、様々な要因が考えられます。

IPアドレスから利用者の地理的位置を判定し、日本からのアクセスを自動的にブロックしているため、通常の方法では利用できません。

2025年以降の展開予定と最新情報

2025年10月現在、Meta AIの日本での正式展開はされていません。

Meta社は世界各地でサービス提供エリアの段階的拡大を進めており、英語以外の言語サポート強化も発表していますが、日本での正式展開時期については具体的な発表がありません。

今後、法令対応やデータ処理基準の整備が進めば、段階的に日本市場への対応が進む可能性はありますが、現時点では公式発表を待つ状況が続いています。

Meta AIに日本からアクセスする方法!VPNがあればすぐに使える

日本からは、VPN接続によってMeta AIにアクセスできる場合があります。

ここでは、VPNの仕組みとおすすめのVPNサービスについて紹介します。

日本でMeta AIにアクセスするならVPN接続がおすすめ

日本からは、VPN(Virtual Private Network:仮想専用ネットワーク)を利用することでMeta AIにアクセスできるようになる場合があります。VPNは、インターネット上に仮想の専用トンネルを作り、安全に通信を行う技術です。

Meta AIは利用者のIPアドレスをチェックして地域制限をかけているため、日本から直接アクセスすると「お住まいの地域では利用できません」と表示されます。しかし、VPNを使ってアメリカなどのサーバー経由で接続すれば、その国からアクセスしているように見せることができ、Meta AIを利用できるようになります。

VPN接続の基本的な手順は以下の通りです。

VPN接続の手順
  1. 信頼できるVPNサービスを選び、アプリをインストールする
  2. 米国などMeta AIが提供されている国のサーバーに接続する
  3. 接続後にInstagramアプリやmeta.aiにアクセスする

VPNを利用すると、地域制限を回避できるだけでなく、通信が暗号化されるためセキュリティ面でも安心です。

ただし、VPNの利用は自己責任となりますので、信頼できるサービスを選ぶことが重要です。また、Metaのサービス規約に抵触する可能性もあるため、その点も理解した上で利用してください。

VPNを使うならNordVPNが安全

数あるVPNサービスの中でも、特におすすめなのがNordVPNです。NordVPNは世界118カ国以上に7,400台以上のサーバーを持ち、日本を含む多くの国で利用できます。

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セキュリティ面では、AES-256という強力な暗号化技術を採用しており、通信内容を第三者から守ります。また、利用者の通信履歴を一切保存しない「ノーログポリシー」を採用しているため、プライバシー保護の面でも安心です。

接続速度については、独自のプロトコル「NordLynx」により高速かつ安定した通信を実現しており、InstagramやFacebookでもMeta AIをスムーズに利用できます。1契約で最大10台まで同時接続が可能で、スマートフォンやパソコンなど複数のデバイスで利用できます。

日本語対応の公式サイトと24時間365日のサポート体制も整っているため、初心者の方でも安心して利用できます。

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Meta AIをインスタで活用したいときの使い方と注意点

SNSとの連携についても日本では未対応ではありますが、InstagramでMeta AIを活用すると、投稿作成やアイデア出し、画像生成など様々なことができます。

ここでは、Meta AIを呼び出す方法から、具体的な活用方法まで詳しく解説します。

InstagramのDMでMeta AIを呼び出す方法

InstagramのDMでMeta AIを呼び出すのは非常に簡単です。なおInstagramアプリは最新版にアップデートしておきましょう。

STEP
InstagramのDM画面に移動

Instagramアプリを開き、DM画面に移動する。

出典:meta.com
STEP
新規メッセージもしくはチャットを開く

新規メッセージを作成するか、既存のチャットを開く。

出典:meta.com
STEP
「@Meta AI」と送信

メッセージ入力欄に「@Meta AI」と入力して送信すると、Meta AIがチャット内に参加する。

出典:meta.com
STEP
Meta AIがチャット内に参加

Meta AIがチャット内に参加し、応答を開始する。

例えば、「週末のおすすめの映画を教えて」と聞いたり、「夏の花火の風景を描いて」と画像生成を依頼することで、旅行プランの提案や買い物リスト作成など、日常のさまざまな場面で活用できるようになる。

出典:meta.com

「Ask Meta AI」を活用した検索方法と提案について

対応地域のInstagramでは、アプリ上部の検索バーに「Ask Meta AI」機能が表示されます。これは検索機能とAIアシスタントが統合された便利な機能です。

使い方はシンプルで、検索バーに質問や相談したい内容を入力すると、Meta AIが関連情報や提案を自動的に表示してくれます。例えば「週末のデートスポット」と入力すれば、おすすめの場所やプランを提案してくれます。

STEP
検索画面を開く

Instagramで画面上部の検索バーをタップする。

出典:instagram.com
STEP
気になることを入力する

質問や相談したい内容を入力する。

出典:instagram.com
STEP
Meta AIが回答してくれる

Meta AIが関連情報や提案を自動的に表示する。

出典:instagram.com

生成された回答や提案は、そのままDMで友達と共有したり、投稿のアイデアとして活用することができます。通常の検索とは異なり、単なるハッシュタグやアカウントではなく、AIによる対話的な回答が得られる点が特徴です。

ただし、この機能は現在のところ主に米国などの一部地域でのみ提供されており、日本のInstagramアプリでは表示されません。VPN経由で米国サーバーに接続している場合でも、アプリのバージョンやアカウント設定によっては利用できない場合があります。

Imagine機能で画像を生成・編集するその手順

Meta AIのImagine機能を使うと、テキストから簡単に画像を生成・編集できます。ここでは、具体的な手順を解説します。

なお、Imagine機能は現在のところ英語のプロンプトにのみ対応しています。もし日本語で指示する場合は翻訳ツールを活用すると便利です。

STEP
imagineコマンドを入力して送信する

InstagramのDM画面でMeta AIとのチャットを開き、メッセージ入力欄に「/imagine」と入力して送信します。これが画像生成モードの起動コマンドです。

出典:meta.com
STEP
生成したい画像の内容を英語で具体的に入力する

生成したい画像の内容を英語で具体的に入力してください。

例えば「cat with sunglasses on beach」のように、対象物とシチュエーションを明確に指定すると、イメージ通りの画像が生成されやすくなります。「happy dog playing」「red car on street」など簡単な単語の組み合わせで十分です。

出典:meta.com
STEP
生成された画像を確認・保存する

送信すると、Meta AIが数秒ほどで高品質な画像を生成。気に入った画像があれば、ダウンロードボタンからスマートフォンに保存したり、そのままInstagramのストーリーズや投稿に使用したりできます。

画像の編集も可能です。生成された画像に対して「背景を夕焼けに変更して」「服の色を青にして」など修正指示を英語で入力すれば、画像を編集してくれます。

出典:meta.com

投稿作成のアイデアとプロンプト例

Meta AIをインスタの投稿作成に活用すると、魅力的なキャプションやアイデアを効率的に作成できます。

まず、投稿のテーマを決めます。「新商品の紹介」「季節のおすすめ」「フォロワーとの交流」など、目的を明確にしてから「30代女性向けに新作カフェメニューを紹介する投稿アイデアを5つ教えて」と聞けば、複数の切り口を提案してくれます。

次に、具体的なキャプションを作成してもらいましょう。「春の花の写真に合う、リラックス感のあるキャプションを400文字で作って。絵文字は3つまで使って」のように、文字数や絵文字の数を指定するとイメージ通りの文章が生成されます。

以下に、目的別のプロンプト例を列記しました。

プロンプト例
新商品の紹介

「30代女性向けに新作カフェメニューの魅力を伝える投稿文を500文字で作って。絵文字は3つまで使って」

季節の投稿

「春の花の写真に合う、リラックス感のあるキャプションを400文字で作成して」

フォロワーとの交流

「週末の過ごし方について質問する投稿文を、カジュアルな口調で作って」

イベント告知

「来週開催するワークショップの告知文を、ワクワク感が伝わるように300文字で書いて」

日常の共有

「カフェでの作業風景の写真に合う、親しみやすいキャプションを作成して」

2025年最新のプライバシーと広告パーソナライズの注意点

Meta AIを利用する際は、プライバシーと広告パーソナライズについて理解しておくことが重要です。

Meta社のプライバシーポリシーによると、Meta AIとのメッセージのやり取りは個人情報として扱われ、広告のターゲティングやサービス改善に利用される可能性があります。

弊社は、オンラインで公開されている情報と使用許諾を受けた情報を使用します。またMeta製品でシェアされる情報も使用します。こうした情報は投稿や写真とそれらに含まれるキャプションである場合があります。

AIをトレーニングするために、友達や家族との利用者のプライベートメッセージの内容を弊社が使用することはありません。ただし、利用者またはチャット内の他の人がこれらのメッセージを弊社のAIと共有することを選択した場合は除きます。

出典:生成AIのモデルと機能に関連する、Metaによる情報の使用法 Meta提供のAI

Meta社は2025年10月7日から、アプリ内通知およびメールを使ってユーザーへの告知を開始しており、2025年12月16日に新ポリシーが施行される予定です。

このポリシーでは、弊社が取得する情報の種類として重要なものを記載します。弊社が取得する情報は以下のとおりです。(省略)

弊社製品における利用者のアクティビティ。これには、利用者がクリックまたは「いいね!」するコンテンツ、利用者の投稿や写真、利用者とMeta提供のAIのチャット、利用者が送信するメッセージが含まれます。一部の製品では、エンドツーエンド暗号化されたメッセージを利用できます。

出典:Meta|プライバシーポリシー

この更新はオプトアウトする手段がないため、Meta AIを使用する場合は自動的に適用されます。

例えば、Meta AIに「旅行先のおすすめを教えて」と質問すると、その後旅行関連の広告が表示されやすくなる可能性があります。

気になる方は、以下の対策を確認してください。

プライバシー対策について
  • Instagram設定から「広告」の項目に進み、「広告のトピック」や「広告パートナー」の設定を確認・必要に応じて調整する
  • 特定の広告主からの広告を非表示にする設定を活用する
  • 機密情報や個人を特定できる情報をAIに入力しない運用ルールを設ける

Meta社は情報を匿名化・集約化することでプライバシー保護を図っていますが、利用者自身も定期的にプライバシー設定を見直し、自分の情報がどのように使われているかを確認することが大切です。

まとめ

Meta AIは、会話、検索、画像生成など多彩な機能を備えたMeta社の対話型AIアシスタントです。Llamaシリーズを基盤に、自然言語で様々な操作を実現します。

2025年10月時点では、日本での正式提供はされていません。日本から試したい場合は、VPN接続を使うことでアクセスが可能になりますが、自己責任での利用となります。

Instagramとの連携では、DMで「@Meta AI」と入力するだけで簡単に呼び出せ、投稿アイデアの提案やキャプション作成、Imagine機能による画像生成など、SNS運用を効率化できる便利な機能が揃っています。特に、プロンプトの工夫次第で魅力的な投稿文を短時間で作成できる点は大きな魅力です。

ただし、Meta AIとのやり取りは広告パーソナライズに利用される可能性があるため、プライバシー設定の確認や2段階認証の設定など、セキュリティ対策も忘れずに行いましょう。

提供地域・言語サポート状況・プライバシー設定を事前に確認した上で、適切に活用してください。

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