【2025年12月最新】おすすめ人気GPTsランキングTOP10

2025年12月24日

2025年12月の最新GPTsランキングTOP10を発表します。

GPTsランキングには業務効率化や創造性向上につながるツールが多数ランクインしています。

一部のツールは日本語での使用に課題が残る場合もございますが、Google翻訳を活用することで、そのポテンシャルを最大限に引き出すことが可能です。

初心者からプロフェッショナルまで、それぞれのニーズに合致する最適なAIツールをぜひこの機会に見つけてください。

ChatGPTの「GPTs」とは？

「GPTs（ジー・ピー・ティーズ）」とは、OpenAIが提供するChatGPTを、特定の目的や業務に合わせてカスタマイズできる機能の総称です。

GPTsは「アプリストア」のように、自分の目的に合ったAIを選んで使うスタイルです。この章では、標準機能との決定的な違いや、ビジネスで必須となる連携機能について解説します。

標準のChatGPTと何が違う？GPTsだけができること

普段使っている標準のチャット画面と、カスタマイズされたGPTsには、実務において決定的な3つの違いがあります。

「前提指示」をあらかじめインストールできる
AIが知らない「独自データ」を参照させられる
「外部アクション」が実行できる

まず1つ目は、「前提指示」をあらかじめインストールできる点です。標準のChatGPTでは、期待通りの回答を得るために「あなたはプロのライターです」「以下の条件を守ってください」といった細かい指示を入力する必要があります。

しかしGPTsを利用すれば、それらの役割やルールを記憶させておけるため、ユーザーはいきなり本題の依頼を投げるだけで、最適化された結果を得ることが可能です。

2つ目は、AIが知らない「独自データ」を参照させられる点です。社内マニュアルや過去の議事録、特定の業界法規などのファイルをGPTsにアップロードしておくことで、AIの一般的な知識ではなく、特定のルールや事実に基づいた回答を引き出すことができます。

そして3つ目が最大の違いである「外部アクション」の実行です。標準のChatGPTは画面内で会話をすることしかできませんが、GPTsは外部のAPIと連携して具体的な行動を起こすことができます。

例えば、会話の流れでそのままメールを送信したり、カレンダーに予定を入れたり、Webサイトの情報を更新したりといった実務の代行までが可能になります。

アプリ（旧コネクタ）連携：Drive・Gmailなど

GPTsの真価は、普段利用しているビジネスツールや、OpenAIが提供するワークスペース機能と組み合わせることで最大限に発揮されます。

具体的にGPTsは、Google DriveやGmail、Microsoft 365などの主要なビジネスツールとアプリ連携できます。

アプリ連携機能を利用すれば、「Googleドライブ内の会議録フォルダを参照して要約する」といった操作や、「Gmailの未読メールから緊急度の高いものを抽出する」といった作業が、チャット画面からシームレスに行えるようになります。

おすすめ人気GPTsランキングTOP10

ここからは、OpenAI公式サイトの「Trending」のデータを基に、2025年12月時点で利用されている人気GPTsをランキング形式で紹介します。

この順位はGPTsの人気度を反映したものであり、現在のGPTsで何が求められているかを色濃く表しています。

【2025年12月時点】おすすめGPTsランキング早見表

今回のランキングは、OpenAIのコミュニティの「Trending」データに基づいています。

順位	GPTs	カテゴリ	概要
1	Scholar GPT	学術・研究	2億以上の資料へアクセスし、批判的読解を行う
2	Fitness, Workout & Diet	健康管理	博士レベルのデータに基づく運動・栄養指導
3	Consensus	論文検索	科学論文を直接検索し、根拠付きの回答を提示
4	챗 (Chat)	語学・文化	韓国文化に適した自然な会話スタイルでの対話
5	Canva	デザイン	プレゼン資料、ロゴ、SNS投稿などを簡単作成
6	Logo Creator	ロゴ作成	プロ品質のロゴデザインやアプリアイコンを生成
7	image generator	画像生成	プロフェッショナルかつ親しみやすい画像を生成
8	AI Humanizer	ライティング	AI生成テキストを人間らしい自然な文章へ変換
9	Video AI by invideo	動画生成	Sora 2搭載。ナレーション付き動画を全自動生成
10	Video GPT by VEED	動画編集	テキスト指示で動画生成・編集・字幕付けまで完結

第1位：Scholar GPT【広範な学術リサーチ】

Scholar GPTは研究や調査業務を劇的に効率化するリサーチアシスタントです。

Google Scholar、PubMed、arXivなどを含む主要なデータベースと連携しており、2億件以上もの学術リソースにアクセスできるとされています。単に文献を探すだけでなく、重要なポイントを読み解く「クリティカル・リーディング」スキルを備えているため、膨大な資料の中から信頼性の高い情報を抽出し、レポート作成の時間を大幅に短縮します。

出力形式としては、質問に対する回答テキストと共に、その根拠となった論文やWebページへの直接リンク（URL）が提示されます。ユーザーは回答を読むだけでなく、ワンクリックで一次情報へアクセスし詳細を確認することが可能です。

以下のプロンプトを入力して、リサーチしました。

AIとアシモフのロボット3原則の関係を考察した論文を2本選んでください

第2位：Fitness, Workout & Diet – PhD Coach【高度な健康管理】

出典：ChatGPT | Fitness, Workout & Diet – PhD Coach

Fitness, Workout & Diet – PhD Coachは、健康を科学的データに基づいて管理する専門コーチです。

23万点を超える博士レベルの実証データに基づいてトレーニングされており、感覚的なアドバイスではなく、確かなエビデンスに基づいた運動・栄養指導を提供します。多忙でジムに通う時間がない場合でも、隙間時間でできる最適なルーティンを提案してくれるため、パフォーマンス維持に役立ちます。

出力形式としては、具体的なトレーニングメニュー（回数やセット数）や、推奨される食事プランが構造化されたテキスト形式で出力されます。そのままメモ帳などにコピーして、日々のルーティン管理に使用できる実用的な内容となります。

以下のプロンプトを入力して、トレーニングメニューを作成しました。

デスクワーク中心で腰痛気味の30代男性です。在宅勤務の休憩中にできる、器具を使わない15分間のストレッチと筋力トレーニングのメニューを作成してください。

第3位：Consensus【根拠に基づく論文検索】

Consensusは、科学的な論文データベースのみを参照して回答するため、AIのハルシネーションを大幅に抑えられる検索ツールです。不確実な情報を避け、信頼性の高い裏付けが必要な場面で活躍します。

出力形式としては、論文の内容に基づいた回答文章と、文中の主張に対応する番号付きの引用リンク（サイテーション）が出力されます。リンクをクリックすることで、当該論文の詳細ページへ即座に飛ぶことができるため、ファクトチェックが容易です。

以下のプロンプトを入力して回答を作成してもらいました。

AIの簡単な歴史を、出典と共に、500文字程度で説明して下さい

第4位：챗 (Chat)【韓国語・文化特化】

챗は韓国語および韓国文化に特化した対話型AIです。単なる翻訳ではなく、相手の年齢や社会的地位に応じた敬語の使い分けや、ビジネスシーン特有のマナーを踏まえた自然な表現を生成します。

出力形式としては、メールやチャットアプリにそのまま貼り付けて送信できる、自然な韓国語テキストが出力されます。文脈に合わせた適切な敬語レベルが適用されているため修正の手間なく利用できます。

以下のプロンプトを入力し、メールの下書きを作成しました。

韓国の取引先企業の部長に対して、初めてのアポイントメントを依頼するメールの下書きを作成してください。礼儀正しく、かつ親近感を持ってもらえるような自然なビジネス韓国語でお願いします。

第5位：Canva【オールインワン・デザイン】

デザインプラットフォーム「Canva」の公式GPTです。チャット形式で作りたいもののイメージを伝えるだけで、最適なテンプレートを検索・適用し、デザイン案を提案します。

出力形式としては、生成されたデザインのプレビュー画像と共に、Canvaの編集画面へ直接遷移するURLが提示されます。ユーザーはそのリンクをクリックするだけで、続きの編集やダウンロード作業をシームレスに行うことができます。

以下のプロンプトを入力して、テンプレートを作成してもらいました。

IT系スタートアップ企業の採用説明会で使用する、シンプルで洗練されたプレゼンテーション資料の表紙とスライドのテンプレート案をいくつか作成してください。配色は青と白を基調にしてください。

第6位：Logo Creator【ロゴ・アイコン制作】

Logo Creatorは新規プロジェクトやサービスのロゴ、アプリアイコンの作成に特化したツールです。ブランドのコンセプトをヒアリングしながら、プロ品質のデザインを即座に生成します。

出力形式としては、高解像度の画像ファイルがチャット画面上に直接生成されます。気に入った画像はその場でダウンロードし、資料やウェブサイトにすぐに使用することが可能です。

以下のプロンプトを入力して、ロゴを作成しました。

「EcoCoffee」という名前のオーガニックコーヒーショップのロゴを作成してください。自然、葉、コーヒー豆をモチーフにし、ミニマルで温かみのあるデザインにしてください。

第7位：image generator【画像生成・調整】

image generatorはビジネスシーンでの利用を想定し、「プロフェッショナルさ」と「親しみやすさ」のバランスが取れた画像を生成するツールです。Webサイトや資料作成において、使い勝手の良いビジュアルを提供します。

出力形式としては、OpenAIが提供する画像生成モデルによって生成された画像ファイルが出力されます。

以下のプロンプトを入力し、画像を生成しました。

毛糸と戯れて身動きができなくなった猫のイメージを描いてください

第8位：AI Humanizer【自然な文章へのリライト】

AI Humanizerは、AIが生成した特有の「硬い文章」や「機械的な癖」を取り除き、人間が書いたような自然なニュアンス・リズム・感情表現を含んだ文章にリライトするツールです。

元のテキストと比較してより人間味のある自然な表現に書き換えられたテキストが出力されます。そのままブログやメールに使用できる、推敲済みの文章として提供されます。

注意点として2025年12月時点で、日本語入力に対して意図した通りに動作しないケースが見られました。そのため、以下のサンプルは英語テキストのプロンプトで紹介します。

⬇️ Please provide BELOW the AI text to humanize ⬇️
"The completion of Project X was achieved according to the schedule. However, a critical anomaly was detected 72 hours prior to deployment. The engineering unit engaged in continuous rectification processes overnight, while the sales unit executed rapid client communication protocols. Analytical data suggests that this cross-functional operation reduced resolution time by 40%. Therefore, it is deduced that mechanism-based collaboration is essential for maximizing operational efficiency."

訳：
「プロジェクトXの完了はスケジュール通り達成された。しかし、展開の72時間前に重大な異常が検知された。エンジニア部隊は夜通しの修正プロセスに従事し、営業部隊は迅速な顧客通信プロトコルを実行した。分析データによると、この機能横断的な操作により解決時間が40%短縮されたことが示唆される。したがって、メカニズムに基づく連携が業務効率最大化に不可欠であると推論される。」

第9位：Video AI by invideo【動画生成・Sora 2連携】

Video AI by invideoはテキストを入力するだけで、動画生成、ナレーション、字幕付与までを全自動で行うツールです。最新の動画生成技術（Sora 2など）と連携し、脚本から動画コンテンツを一気通貫で作成します。

出力形式としては、invideoのプラットフォーム上で生成された動画を再生・確認できるリンクが提示されます。リンク先では動画のプレビューができるほか、さらに細かい編集を行うためのプロジェクト画面へ進むことができます。

以下のプロンプトを入力し、ショート動画を作成しました。

「日本の桜の季節の魅力」を紹介する30秒のショート動画を作成してください。落ち着いた女性のナレーションを入れ、BGMは和風でリラックスできるものにしてください。

第10位：Video GPT by VEED【動画編集・制作】

動画編集プラットフォームVEEDの公式アシスタントです。テキストからの動画生成に加え、既存動画への字幕追加や編集作業をサポートします。特にSNS向けの編集に強みを持っています。

出力形式としては、VEEDのオンライン編集画面への直接リンクが提供されます。そのリンクを開くと、AIによって生成された動画素材やタイムライン設定が既に完了した状態になっておりすぐに仕上げ作業に入ることができます。

以下のプロンプトを入力し、動画を生成してもらいました。

以下の台本を基に、YouTubeショート用の解説動画を作成してください。

【台本】
「2025年、仕事が速い人は全員これを使っています。（1秒間空白）それは、ショートカットキーではありません。生成AIです。議事録も、メールも、分析も、AIに任せれば時間は10分の1に。あなたの時間を、もっとクリエイティブなことに使いましょう。」

【指示】
・映像素材:「近未来的なオフィス」「高速でタイピングする手元」「リラックスしてコーヒーを飲む人」のストック映像を、台本の文脈に合わせて自動で組み合わせてください。
・BGM:アップテンポでやる気が出るような曲。
・字幕:画面中央に、黄色と黒の強調色を使って大きく表示してください。

ランキング外のおすすめGPTsを紹介

ここまで2025年12月時点の最新トレンドを紹介してきましたが、ランキングの変動は激しく、TOP10から外れた中にも優秀なツールは数多く存在します。

この章では、最新ランキングには入らなかったものの、依然として多くのビジネスパーソンに支持され続けている実力派のGPTsをご紹介します。

Write For Me【記事作成】

Write For Meは、手軽に文章の生成ができ、書くことが苦手な人でも扱いやすいツールです。小説やエッセイの下書きだけでなく、SEOを意識した記事や、研究報告書の作成にも役立ちます。

サンプルとして、Write For Meに「500文字以内のショート・ショート」の作成を依頼しました。

Write for Meはプロンプト通り、ロボットと異次元世界の短い物語を書いてくれました。文字数は344文字です。

文字数の指定を増やすと、自動でタイトルをつけたり章立てにしたりします。タイトルなどをあらかじめ指定して書いてもらうことも可能です。

Write for Meは、目的やターゲットなどを入力すると、自動的にアウトラインを組み立てて、文章を生成してくれます。

Website Generator【Webページ作成】

Website Generatorは、わずかな時間でウェブサイトを作成できるAIツールです。

ウェブサイトの生成からデザイン、コードの作成、コピーライティングまで、すべての工程を簡単に行え、誰でも短時間でプロフェッショナルなウェブサイトを完成させられます。

サンプルとして、Website Generatorに「のぞみ保育所（実在していません）のWebページ」の作成を依頼しました。

依頼すると追加の質問に続いて、想定通りのWebサイトを生成してくれました。

できあがったWebページのサンプルを示します。表示のほとんどが英語になってしまう点がデメリットとも言えます。

Code Copilot【コード生成】

Code Copilotは、初心者からベテランのプログラマーまで活用できるプログラミングをサポートするツールです。

ユーザーが作りたいコードに対して複数の選択肢から最適なプランを提示し、コードを生成します。バグの発見や技術的な質問にも対応でき、コーディングの時間を削減するために役立ちます。

Code Copilotのサンプルとして、「西暦→和暦の単純な変換プログラム」の作成を依頼しました。

コードは下記のとおり、Pythonで簡単に生成されました。

# Era information
ERAS = {
"明治": (1868, 1912),
"大正": (1912, 1926),
"昭和": (1926, 1989),
"平成": (1989, 2019),
"令和": (2019, 2050),
}

def western_to_japanese(year: int) -> str:
  if year < 1900 or year > 2050:
    return "対応範囲外です"

  for era, (start, end) in ERAS.items():
    if start <= year < end:
      era_year = year - start + 1
      return f"{era}{era_year}年"
  return "対応範囲外です"

def japanese_to_western(era: str, era_year: int) -> int:
  if era not in ERAS or era_year < 1:
    return "無効な入力です"

  start_year, end_year = ERAS[era]
  western_year = start_year + era_year - 1

  if western_year < 1900 or western_year > 2050:
    return "対応範囲外です"

  return western_year

# Examples of usage
print(western_to_japanese(2024)) # Output: 令和6年
print(japanese_to_western("令和", 6)) # Output: 2024

ただし生成されたコードはあくまで参考用とし、必ずユーザーがチェックをしてから使用してください。