
xAIは2026年10月12日、生成AIのGrok、AIチームメイト機能のGrok Bot、コーディング支援のCursor、そしてX Premiumを一つにまとめた新プランの「The X Subscription」を発表しました。同社によると、新規顧客向けには発表当日から提供を始めており、今後数日かけて世界中の利用者に順次広げていくとしています。同社は、思考や創作から開発、発信までを一つのAIサブスクリプションで支える初めての取り組みだと位置付けています。
各サービスの役割は次のとおりです。Grokはチャットや音声、画像・動画の生成に対応します。Grok Botは業務をこなすAIチームメイトとして働きます。Cursorはローカルとクラウドの両方で動くコーディングエージェントを提供します。Xではチェックマークやクリエイター向けツールが使え、広告も減ります。上位のプランではタイムラインの広告が完全に表示されなくなります。
有料プランには、GrokとCursorで共有して使えるGrokモデルの利用枠が含まれます。Grokのアプリ、X上のGrokタブ、Cursorのいずれで使っても、同じ枠から消費される仕組みです。同社は、従来プランに代わる新しい各プランについて、1ドル当たりの利用量が増えると説明しています。また、全プランで自社モデルによるコーディングの利用量が、対応するCursorプランの少なくとも2倍になるとしています。Cursorでは、Premium以上のプランでサードパーティ製モデルも引き続き選べます。その利用分はチャージ方式で、APIの定価に基づき別途請求されます。
料金体系は5段階です。Freeは無料で、Grokへの毎日のアクセス、Cursorのコーディングエージェントの初期利用枠、標準的なXが含まれ、利用量は限定的です。Plusは月額8ドルで、GrokとCursorの利用量が増え、Xのチェックマークやクリエイター向けツール、広告の削減も付きます。Premiumは月額30ドルで、SuperGrok、Cursor Pro、X Premium+の内容を含みます。これらは従来、合計で月額90ドルでした。Superは月額100ドルで、Plusの15倍の利用量です。Ultraは月額200ドルで、Plusの50倍を使えます。なおPremiumの利用量はPlusの4倍です。
法人向けには、チーム利用者がPremium、Super、Ultraを個人プランと同じ1席当たりの価格で利用できます。同社によると、従来のCursor Teamsより1席当たりの価格が安く、コーディングの利用量は3倍に増えます。加えて、シングルサインオン(SSO)、管理者向けの制御機能、請求の一本化、利用状況の分析、SOC 2への準拠も備えます。エンタープライズ顧客は、GrokとCursorを一つの管理画面で扱え、両製品にまたがる単一の利用枠を持てます。
既存のSuperGrok、Cursor、X Premiumの契約者にとって、現状に変更はなく、今のプランや価格、機能をそのまま使い続けられます。移行する場合の選択肢も順次提供されており、対象になるとアカウントの請求設定に表示されます。切り替えると、旧プランについて日割りで返金を受けられます。移行には期間限定の特典も用意されており、内容は請求設定で確認できます。プランの比較や申し込みは、x.ai/pricingで受け付けています。
