Meta、新AIモデル「Muse Wonder」「Muse Wonder Full」を発表 コーディングやエージェント作業に対応

Meta、新AIモデル「Muse Wonder」「Muse Wonder Full」を発表 コーディングやエージェント作業に対応
出典:Meta Model API

米Metaは、新たなフロンティアモデル群「Muse Wonder」を発表しました。マーク・ザッカーバーグ氏は2026年10月12日にX(旧Twitter)への投稿で、個人向けおよび業務向けのエージェント作業で最先端の性能を備えたモデルファミリーだと紹介しています。ラインアップは「Muse Wonder」と、同社が「これまでで最も高度」と位置付ける「Muse Wonder Full」の2種類です。

Metaの開発者向けページによると、両モデルはコンテキストが100万トークン(1M)で、高度なコーディング、長時間稼働するエージェント、高度なコンピューター操作を特徴とします。大規模なコードリポジトリで複数ファイルの変更と検証を並行して進められるほか、長いタスクの計画立案、サブエージェントへの作業の割り振り、ツールの並列呼び出し、エラーからの復旧にも対応します。数時間にわたり途中で止まらずに多段階の作業を任せられると説明しています。ブラウザーやデスクトップ、モバイルアプリを見て操作するエージェントの構築も可能です。会話の中で重要な文脈を保持する「アクティブメモリー」も備え、作業が難しくなっても目標に向かって動き続けられるとしています。

Muse Wonder Fullについて同社は、DeepSWEやSWE-Marathonなどのエージェント・コーディング系ベンチマークで、独立した第三者による実行でも最上位だったと説明しています。比較表では、Claude Fable 5.1、GPT-6 Astra、Claude Opus 5.5と並べて結果を掲載しました。Artificial Analysis Indexは、Muse Wonder Fullが56、Muse Wonderが52、Claude Fable 5.1とGPT-6 Astraが各53、Claude Opus 5.5が58です。評価の詳細は同社の報告書で確認できます。

出典:Meta Model API

提供方法は異なります。Muse Wonder(muse-wonder-1.0)は「Meta Model API」と、ターミナル上でマルチエージェントによるコーディングを行う「Muse Code」で利用できます。API料金は入力100万トークンあたり4ドル、キャッシュ入力が0.2ドル、出力が20ドルです。既存のOpenAI SDK互換クライアントを向ける形で使え、OpenRouter経由でも既存のツールに組み込めます。

Muse Wonder Full(muse-wonder-full-1.0)はMuse Codeの購読者向けです。月額50ドルの「Power Usage」と月額200ドルの「Maximum Usage」で使えます。使用量は、いずれもEveryday Usageプランの20倍と80倍です。Power Usageには新機能の先行利用やファイルアップロード上限の引き上げも含まれます。

ザッカーバーグ氏は、Muse Wonderを購読すれば同社の「Muse」を動かせると投稿し、この水準の知能を時間をかけて全員に届けるよう取り組むと述べました。また、Muse Wonderを「すべての人にパーソナル・スーパーインテリジェンスを届けるうえでの大きな飛躍」と位置付けています。開発者向けページでは、総額100万ドルの賞金を掲げるグローバルAI開発者ハッカソンの告知も出ています。


出典:Meta Model API

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