
OpenAIは8月25日、チーム向け共有ワークスペース「ChatGPT Business」に、高い利用枠を備える新たな「Premium」シートを導入したと発表しました。Premiumの料金は年払いで1ユーザー当たり月額100ドル、月払いで同125ドルです。標準の「Standard」シートと同一のワークスペース内で組み合わせて運用でき、利用者や業務の内容に応じてシートを割り当て直せます。
Premiumシートは、Standardシートの5倍の利用枠を提供し、5時間ごとの利用上限を設けない点が特徴です。Standardと同様に、ChatGPT、ChatGPT Work、コーディングプラットフォームのCodexを利用できます。利用枠を超えて使う場合には、ワークスペース用クレジットを購入する柔軟な料金設定も利用可能です。
Standardシートの価格は、月払いで1ユーザー当たり月額25ドル、年払いでは月額20ドルです。GPTs、Projects、Apps、Company Knowledge、ChatGPT Agent、Deep Researchなどの機能にもアクセスできます。PremiumはこうしたStandardと同じアクセス内容を含んだうえで、より高い利用上限を提供する構成となります。
今回、Businessにおけるシートの扱いも更新されました。シートはワークスペース内の有料の利用容量であり、実際に使うメンバーとは区別されます。ワークスペースの所有者はStandardまたはPremiumのシートを購入し、新規招待時や既存メンバーに割り当てます。ユーザー間でのシートの切り替え、容量の追加・削除も可能です。Businessワークスペースには合計2シート以上が必要で、Standardを2席、Premiumを2席、または各1席ずつでも要件を満たします。
ChatGPT Businessは、組織のチーム向けに設計されたセルフサービス型プランです。OpenAIによると、共同作業向けの安全な環境に加え、利用者・役割・アクセスを管理する管理者機能、ユーザー横断の一元請求、利用状況の可視化と支出管理を提供するとしています。OpenAIは、顧客のワークスペースデータをモデル学習に使用しないと説明しています。
一方、ChatGPT Businessの契約にAPI利用分は含まれず、APIは別途課金されます。より大規模な導入や高度な管理機能が必要な場合はChatGPT Enterpriseを案内しています。請求書払い、発注書、銀行送金、ACH、支払い条件、分割払い、Zero Data Retention、BAAなどが必要な場合も、セルフサービスではなく契約型の提供形態を利用するよう示しています。なお、ChatGPT Teamは2025年8月29日にChatGPT Businessへ名称変更されており、名称変更自体ではプラン内容は変わっていません。
