
SpaceXAIは、AIエージェント「Grok Bot」の早期ベータ版を公開しました。Grok Botは、ユーザーに代わって実際の業務を遂行する「AIチームメイト」と位置付けられており、普段利用している各種ツールやWebサイトにログインし、人間と同じように操作しながらタスクを完了できます。
ユーザーは同僚に仕事を依頼するようにBotへ指示を出すことができ、依頼後にPCを閉じても作業は継続します。デスクトップだけでなくiOSからもアクセスできるため、外出先から進捗を確認したり、必要な承認を行ったりすることが可能です。複数のBotを同時に稼働させ、営業、採用、広告運用、経費管理、顧客管理などの役割ごとに仕事を分担させることもできます。
具体的な活用例としては、取引先との価格交渉、オンラインストアのカスタマーサポート、CRMの継続的な更新などが紹介されています。営業用途のデモでは、Google Sheetsから見込み客を選定し、Web上で企業を調査したうえで、HexやSumble、Salesforceなどから担当者や企業情報を収集。さらに、ユーザー本人の文体を反映したメールやLinkedInの営業文面を作成し、承認されたものだけを送信しています。
また、ユーザーが一度業務フローを実演すると、その手順をBotがルーティンとして保存し、次回以降に自律実行する機能も備えます。Bot同士を同じスレッドに参加させ、作業を引き継いだり、並行して進めたりすることも可能です。
Grok Botは現在、SuperGrok Heavy、Cursor Ultra、Cursor Teams Premiumの契約者向けにベータ提供されています。料金はCursor Ultraが月額200ドル、SuperGrok Heavyが月額300ドル、Cursor Premium Teamsが1席あたり月額120ドルです。Cursor UltraまたはSuperGrok Heavyの既存契約者にはGrok Botが含まれます。
セキュリティ面では、Cursorと同じSSOや認証、プライバシーモードを採用し、クラウドコンピューター上のデータは通信時と保存時に暗号化されます。機密性の高い操作を実行前に確認するAuto Reviewや、企業向けのDLP、証明書、プロキシ、ネットワーク制御にも対応しています。
