バックオフィスAIエージェントEXPO新設。25回続く総務・人事・経理WeekをRX Japanに聞く

 「総務・人事・経理Week」は、総務・人事・経理をはじめとするバックオフィスのための展示会だ。

 2026年6月の第25回東京開催には、3日間で約26,000名が来場した

 次の第26回では、新エリア「バックオフィスAIエージェントEXPO」が加わる。事務局次長として本展を企画する山口峻太氏に、書面で話を伺った。

 「総務になりたい」人が少なかった時代から、バックオフィスの何が変わったのか。

目次

ベンダーと来場者、「双方にとって有益な場」をつくる

――まずは、RX Japanでのご担当と「総務・人事・経理Week」への関わり方を教えてください。

 私の主な仕事は、バックオフィス業界の進化・深化のために「総務・人事・経理Week」を企画・構築していくことです。

 出展企業であるベンダーと、来場者であるバックオフィスの方々。その双方にとって有益な商談・情報収集の場を提供できるよう取り組んでいます。

 また、業界団体・協会・コミュニティとの連携を通じて、この展示会の企画開発も行っています。

「総務になりたい」人が少なかった時代から、「経営の要」へ

――25回を重ねるなかで、来場者・出展者の関心はどう変わってきましたか。代表的な変化を3つ挙げるとすると、どのようなものでしょうか。

 1つ目は、来場者であるバックオフィスの役割が、誰からも重要な仕事だと理解されはじめたことです。

 20年前に本展示会を開催し始めた際には、「総務になりたい」という方は少なかったと思います。

 その後、働き方改革やコロナ禍、人的資本経営の推進などを経て、もともと重要だった役割が従業員や社会からしっかり認識され、「経営の要」と誰もが認識するようになったと感じます。

 2つ目は、モノ売りから価値売りへの転換です。

 開催当初は、キャビネットやシュレッダーなど、いわゆる備品を企業に販売する構造でした。

 今は同じベンダーでも、たとえば「従業員を採用しやすくするために、オフィスを移転しませんか?」「従業員エンゲージメントを高めるために社食を入れませんか?」と、単なるモノ売りから価値売りに転換していると思います。

 3つ目は、出展社と来場者の相談の場だけでなく、来場者同士の相談の場になってきたことです。

 近年特に盛り上がっているのは、来場者同士のネットワーキング(交流会)です。

 総務・人事・経理をはじめとするバックオフィスの方々には、なかなか社内で相談できる相手がおらず、その課題解決を外に求める必要がありました。

 一方で、いわゆる「バックオフィス業界」があるわけではないため、交流会はあまり開催されてこなかったのが現状です。

 今は業界団体やコミュニティと手を組んで30近い交流会を実施しており、来場者同士の交流の場にもなっています。

大勢の来場者が行き交う総務・人事・経理Weekの会場通路
来場者でにぎわう「総務・人事・経理Week」の会場通路(画像:RX Japan提供)

課題解決の視点で「AIエージェント」を掲げる

――近年、AI・自動化に関する出展や、来場者からの質問は増えていますか。

 はい、増えています。

 本展は職種軸で展示会を開催しているので、たとえばHR EXPOには人事向けのAIソリューション、会計・財務EXPOには経理向けのAIソリューションのように出展しています。

 2026年9月には、「バックオフィスAIエージェントEXPO」という新規エリアも本展示会内で開催します。

 よりバックオフィスがAIを活用するための展示会を開催していきます。

満席の会場でAIをテーマにした講演を聴く大勢の来場者
AIをテーマにしたセミナーに集まる来場者(画像:RX Japan提供)

――25回続く展示会が、いまAIエージェントを独立した専門展として打ち出す背景と、「AIツール」ではなく「AIエージェント」を掲げる狙いを教えてください。

 先ほどお話ししたとおり、本展は職種軸で展示会を開催しています。

 ただ、明らかに「課題軸」として、AIの活用がバックオフィスの1つの大きなトピックになっていると思い、開催することにしました。

 バックオフィスの現状からも、ツールの導入ではなく、「どの課題をどう解決するか」という視点でソリューションを検討・導入することになります。

 単なるツールを導入するというよりは、課題を解決するという意味で「AIエージェント」を掲げています

ツールの情報だけなら「来場する必要はない」

――AI製品は機能名だけでは違いが見えにくい面があります。来場者が会場で直接比較することで、オンラインの情報だけでは判断しづらいどのような点を確認できるとお考えですか。

 ツールの情報や性能だけならば、ネット上にも多くの情報があり、展示会に来場する必要はないと思っています。

 展示会場には、そのAIエージェントの導入支援を相談できる出展社がいます。

 出展社が各来場企業の課題に寄り添って提案をしてくれるので、マルチタスクを抱えるバックオフィスの皆様にとっては、非常に課題が解決しやすい場になっていると思います。

ブースの出展社と来場者が交流する会場の通路
出展社と来場者でにぎわう会場の通路(画像:RX Japan提供)

「下半期最大級」の規模で、90の講演と30の交流会を

――最後に、この記事を読む総務・人事・経理・情報システムのご担当者に向けて、来場・出展を検討する方への案内をお願いします。

 今回も下半期最大級の規模でのバックオフィスのための展示会として開催し、90の講演・30のネットワーキングなどを予定しています。

 ぜひ皆様でご参加ください。来場登録は入場用バッジ登録フォームからお願いします。

 また、出展をご検討されたい方は出展資料請求フォームからお願いします。スペースがある限りご案内いたします。

会社概要

社名:RX Japan合同会社
住所:〒104-0028 東京都中央区八重洲2-2-1 東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー11階
代表者:田中岳志
設立:1986年8月
HP:https://www.rxjapan.jp/

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