SpaceXAI、コーディング特化モデル「Grok 4.5」を発表

出典:https://x.com/SpaceXAI/status/2074915721684086811

SpaceXAIは2026年7月8日、コーディングやエージェント用途、ナレッジワークに特化した最新AIモデル「Grok 4.5」を発表しました。同社はGrok 4.5について、これまでで最も高性能なモデルと位置づけており、Cursorと共同でトレーニングされたと説明しています。コーディング、科学、工学、数学に関するデータセットを用いて学習され、実際のエンジニアリング業務で高い推論能力と効率性を発揮することを重視したモデルです。

性能評価では、エンジニアリング系タスクに対して1回の回答で正解できた割合を示す「DeepSWE 1.0」で、Grok 4.5が62.0%を記録しました。Fable maxの66.1%、GPT 5.5 xhighの64.31%には届かなかったものの、Opus 4.8 maxの55.75%、Opus 4.7 maxの40.12%を上回っています。また、SWE Marathonの解決率では29.0%となり、Opus 4.8 maxの26.0%やFable maxの24.0%を超えました。Terminal Bench 2.1では83.3%を記録し、上位モデルに近い水準を示しています。

Grok 4.5は、数万基のNVIDIA GB300 GPUを使って大規模にトレーニングされました。学習では単にトークン量を増やすだけでなく、重複除去、品質スコアリング、分野別のデータ選定など、データの精査にも重点が置かれています。強化学習では、数十万件のタスクを対象に、多段階のソフトウェアエンジニアリングや技術作業を中心とした訓練が行われました。

同モデルは速度とコスト効率も訴求しています。提供速度は80TPSで、同じタスクにおけるトークン効率は主要モデルの約2倍とされています。SWE Bench Proのタスクでは、Grok 4.5の平均出力トークン数が1万5954トークンだったのに対し、Opus 4.8 maxは6万7020トークンで、約4.2倍少ないトークンで処理できたということです。

Grok 4.5は、Grok Buildの標準モデルとして利用できるほか、Cursorの全プラン、SpaceXAIのコンソールでも提供されています。価格は100万入力トークンあたり2ドル、100万出力トークンあたり6ドルです。ただし、EUでは現時点でSpaceXAI製品やAPIコンソールから利用できず、提供開始は7月中旬を見込んでいます。


出典:Introducing Grok 4.5 | SpaceXAI

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