OpenAI、SECにIPO書類を非公開提出 上場時期は未定

米OpenAIは6月8日、米証券取引委員会(SEC)に新規株式公開(IPO)に向けたS-1登録届出書の草案を非公開で提出したと発表しました。S-1は米国で上場を目指す企業がSECに提出する書類で、日本の目論見書に近い性格を持ちます。OpenAIは、提出内容が漏れる可能性があるため公表したと説明しています。

同社は今回の発表で、上場時期はまだ決めていないとしました。非公開企業のままの方が進めやすい取り組みがあるとして、上場までには時間がかかる可能性にも言及しています。一方で、上場をめぐっては複雑な判断が必要だとし、今回の提出により、必要に応じて早期に上場できる選択肢を確保した形です。

OpenAIは、募集する株式数や公開価格、上場先の取引所、財務情報などは明らかにしていません。発表では、今回の告知が証券の売り付けや購入勧誘を意味するものではなく、証券の募集や販売が行われる場合は米証券法の登録要件に従うとしています。

一方、Reutersはこれまでに、OpenAIが最大1兆ドル、約160兆円規模の評価額での上場を目指していると報じています。

OpenAI is laying the groundwork for an initial public offering that could value the company at up to $1 trillion, three people familiar with the matter said, in what could be one of the biggest IPOs of all time.

出典:Exclusive: OpenAI lays groundwork for juggernaut IPO at up to $1 trillion valuation | Reuters

AIや先端技術分野では、大型上場に向けた動きが相次いでいます。Anthropicは6月1日、S-1登録届出書の草案をSECに非公開で提出したと発表しました。同社は、SECの審査完了後に上場する選択肢を得るための手続きだと説明しており、IPOの実施は市場環境などに左右されるとしています。

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Anthropic、SECにIPO関連書類を提出 上場は市場環境などを踏まえ判断 米国の人工知能(AI)開発企業Anthropicは2026年6月1日、普通株式の新規株式公開(IPO)に向けた登録届出書草案を、米証券取引委員会(SEC)に非公開で提出したと発表しました。提出されたのはForm S-1と呼ばれる書類で、企業が米国で株式公開を進める際にSECへ提出する登録届出書です。今回の手続きにより、同社はSECによる審査が完了した後、市場環境などを見極めながら上場する選択肢を持つことになります。

OpenAIはChatGPTの普及を背景に、生成AI市場を代表する企業の一つとなりました。今回のS-1提出は、ただちに上場を意味するものではありませんが、同社が将来的なIPOに向けた選択肢を正式に確保した動きとして、市場の関心を集めそうです。


出典:Confidential submission of draft S-1 to the SEC | OpenAI

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