本記事では、ChatGPTを活用してパワポやスライドを簡単に作成する方法を紹介します。
プロンプトを活用し、無料で使えるAdvanced Data Analysis機能や、VBAを用いた自動生成方法を解説します。
また、ダウンロードできない場合も含め、初心者でもスムーズにスライドを作成できるプロンプトの例やステップを詳しく説明します。
ChatGPTでパワポ作成・スライド作成するプロンプト
ChatGPTを使ってパワポ・スライドを作成するためには、Advanced Data Analysisを使う方法と、Power PointのVBAマクロを使う方法の2つがあります。
ここでは、それぞれの作成手順についてステップごとに解説します。
Advanced Data Analysisを使ってパワポ作成する方法
まずは、ChatGPTの機能である「Advanced Data Analysis」を使用してパワポを作成する方法を紹介します。
Advanced Data Analysisは複雑なデータ解析やプログラミング業務を得意とする機能ですが、この機能を使ってパワポを作成することができます。
作成したいパワポのテーマや条件をプロンプトに含め、明確な指示を出すことがポイントです。
今回は例として以下のプロンプトを使用します。
効果的なタイムマネジメントについてパワーポイントを作成します。
Pythonのpptxライブラリを使用して、pptxファイルで作成してください。
#条件
・中堅ビジネスパーソン向けの内容にしてください。
・スライドには要点を5点入れてください。
ChatGPTはまずパワポに含める内容の概要を出力し、その後自動でPythonを実行し、pptxファイルを生成します。
出力されたリンクからファイルをダウンロードします。
スライドが作成されたら、「デザイナー」をクリックし、適切なデザインを選択して適用します。
スライドが完成しました。
この内容をベースに、さらに調整を加えていくことも可能です。
パワポのVBAマクロを作成する方法
次に、ChatGPTを使ってVBAコードを生成させて自動でパワポを作成する方法を紹介します。
VBAとはVisual Basic for Applicationsの略称で、Microsoft Officeの操作を自動化できるプログラミング言語です。
以下にChatGPTへのプロンプトを含めた具体的なステップを説明します。
PowerPointを開き、ファイルタブをクリックします。
「オプション」を選択し、「トラストセンター」をクリックします。
「トラストセンターの設定」を選択し、「マクロの設定」で「すべてのマクロを有効にする」を選択します。
ChatGPTに作成してほしいスライドのイメージや設定について、プロンプトでできるだけ具体的に伝えることが重要です。
今回は例として、以下のプロンプトを使用します。
「ビジネスマナーの基本」について説明するパワーポイントを作るVBAコードを書いてください。
#条件
・5枚のスライドにまとめてください。
・新卒入社の社員にも分かりやすいように作成してください。
ChatGPTが生成したコードは、右上にある「コードをコピーする」をクリックしてコピーすることができます。
Power Pointにて「表示」>「マクロ」をクリックします。
マクロ名を入力し、「作成」をクリックします。
ChatGPTが生成したVBAコードをモジュール内にペーストし、緑の矢印ボタンをクリックして実行します。
スライドが作成されたら、「デザイナー」をクリックし、適切なデザインを選択して適用します。
これでスライドが完成しました。
ChatGPTで作成したパワポがダウンロードできないことはない
以前はChatGPTの機能であるAdvanced Data Analysisが無料で利用できなかったことから、一部ユーザーにおいてパワポを含むファイルのダウンロードはできませんでした。
しかし、現在ではChatGPTで作成したパワポは問題なくダウンロードすることがが可能になっています。
詳細は以下の記事を参照してください。
ChatGPT以外でパワポ作成・スライド作成が得意なAIツール
ChatGPT以外でもAIを搭載したパワポ作成を効率化するツールが多く存在します。
ここでは、パワポ作成に適したAIツールについて、それぞれの概要やメリットを紹介します。
イルシル
イルシルはスライド作成に特化したAIツールで、特に日本のビジネスシーンに適したスライドやパワーポイントを簡単に自動生成できます。
以下にイルシルのサービス特徴を挙げます。
- テキストからスライドを自動生成
-
テキストで指示を出すことでスライドを自動生成したり、長い文章を要約してスライドを作成したりすることができます。
生成した内容をもとに編集することも可能です。
- 日本のビジネスシーンに特化
-
日本のビジネスシーンに合わせた用途別の豊富なテンプレートを揃えているため、業務の現場でも幅広く活用できます。
- 豊富で高品質なデザイン
-
よく使うデザインのパーツを多く取り揃えており、効率的に作業することができます。
イルシルから先着1,000名限定で、
29,800円の完全買い切りプランが新登場!
長期的に利用する方はぜひチェックしてみてください♪
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Gamma
Gammaは、AIを活用したプレゼンテーション、ドキュメント、ウェブサイト作成ツールです。
デザインやコーディングのスキルがなくても、美しいコンテンツを簡単に作成できます。
主な特徴は以下の3つです。
- AIによる高速なコンテンツ作成と洗練
-
Gammaは高度なAIを搭載しており、テキスト、画像、検索のためのクラス最高のAIにアクセスできます。
これにより、コンテンツの迅速な作成、リライト、オートコンプリート、そして人目を引くプロレベルのデザインとレイアウトの適用が可能になります。
スライド作成にありがちなボックスの位置調整やブランドの一貫性維持といった面倒な作業も、Gammaなら素早く完了できます。
- 多様なコンテンツと表現力
-
Gammaでは、インタラクティブなギャラリー、ビデオ、エンベッド、魅力的なチャートや表などを用いて、ダイナミックなコンテンツを簡単に構築・共有できます。
また、多様なテンプレートが用意されているため、プロジェクトをスムーズに開始できます。
さらに、既存のドキュメントやプレゼンテーションを簡単にインポートしたり、あらゆるソースからのテキストを数秒でペーストしたりすることも可能です。
- シームレスな統合と共有
-
Gammaは、モバイルフレンドリーなコンテンツをあらゆるスクリーンで配信できるため、あらゆるデバイスでユーザーを取り込むことができます。
また、内蔵の高度な分析機能でエンゲージメントを追跡したり、機密ファイルをパスワードで保護したりすることも可能です。
さらに、リアルタイムでの接続と共同作業も可能です。
Gammaの詳細は以下の記事を参照してください。
Napkin AI
Napkin AIは、テキストをビジュアルに変換することで、アイデアの共有を迅速かつ効果的にするサービスです。
Napkin AIは、プレゼンテーション、ブログ、ソーシャルメディア、ドキュメントなど、さまざまなユースケースで活用できます。6 また、無料プランも用意されており、誰でも簡単に利用できます。
主な機能は以下が挙げられます。
- テキストからビジュアルを自動生成
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テキストを入力するだけで、Napkin AIがテキストに基づいて最適なビジュアルを生成します。
ユーザーは、自分の考えを最もよく表現するビジュアルを選択できます。
- ビジュアルの編集機能
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Napkin AIで作成されたビジュアルは完全に編集可能です。
アイコン、デコレーター、コネクター、色、フォントなどを調整して、インパクトを最大化できます。
- 多様な出力形式と共有
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作成したビジュアルは、PNG、PDF、SVGファイルとしてエクスポートしたり、Napkinへのリンクを共有したりすることで、さまざまな場所で利用できます。
Napkin AIの詳細な使い方は以下の記事を参照してください。
Canva
Canvaは、スライド作成やプレゼンテーション資料がおしゃれに作成できるプレゼンアプリ・制作ソフトです。
さまざまなシーンに対応するプレセンテーションテンプレートが用意されています。
- 豊富なテンプレートとデザインオプション
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Canvaには数千点のプロのデザイナーが作成したプレゼンテーションテンプレートが揃っており、ユーザーはテンプレートを選んで簡単にデザインをカスタマイズできます。
これにより、短時間でプロフェッショナルな資料を作成することが可能です。
- AI機能による自動デザインとレイアウト調整
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CanvaはAI機能を活用して、最適なレイアウトやスタイルを自動で提案します。
ユーザーは「マジックデザイン」機能を使うことで、短時間で視覚的に魅力的なスライドを仕上げることができます。
- リアルタイムでの共同作業機能
-
チームメンバーとリアルタイムでスライドを編集・共有できるため、リモートワークや複数人でのプレゼン資料作成にも非常に便利です。共同作業により、アイデアを共有しながらスムーズにプレゼンテーションを仕上げられます。
まとめ
以上、ChatGPTを活用したパワポ作成方法をAdvanced Data AnalysisやVBAを活用しステップごとに詳しく解説してきました。
また、ChatGPT以外のスライド作成に役立つAIツールについても紹介し、用途に応じた最適な方法を提案しました。
ぜひ、これらのツールを活用して様々なビジネスシーンでの効率的な資料作成に取り組んでみてください。