GensparkのHub(ハブ)とは?使い方と料金!プロジェクトごとにエージェント利用が可能

GensparkのHub(ハブ)とは?使い方と料金!プロジェクトごとにエージェント利用が可能

GensparkのHub(ハブ)は、プロジェクトごとにファイル・会話履歴・カスタム指示をまとめておける専用のスペースです。ハブの中のエージェントは同じ資料と過去のやり取りを参照するので、ファイルの上げ直しや前提の説明をくり返さずに済みます。この記事では、ハブの使い方と料金・クレジットの考え方を解説します。

目次

GensparkのHub(ハブ)とは?プロジェクトごとの専用スペース

Genspark Hubは、2025年10月29日に追加された機能で、1つのプロジェクトに関わる資料とやり取りを1か所に集めておく場所です。ハブを作ると専用のページができ、ハブ名の下に依頼を書く入力欄、その下に「ファイル」と「メンバー」の欄が並びます。

ファイル・会話履歴・カスタム指示を一元化するHubの基本構造

Genspark Hubは、プロジェクト単位で「同じ前提」を保ったまま、AIエージェントに作業を任せられる機能です。ハブには、アップロードしたファイル、ハブの中で進めたプロジェクトの会話履歴、ハブ全体に効くカスタム指示の3つがたまっていく仕組みです。

新しく依頼を出すと、エージェントはこの3つを自動で参照します。たとえば「先週の市場調査プロジェクトをもとに競合分析を作って」と頼めば、同じハブにある過去のプロジェクトから関係する履歴を引いてきます。資料の上げ直しや前提の説明が要らなくなるのが、ハブのいちばんの利点です。

ハブで作業を始めると、最初はスーパーエージェントが応答します。入力欄で「@」を使えばAIスライドやAIシートなどに切り替えられ、同じファイルと指示のまま資料作りまで進められます。営業用のハブではAIスライドで提案資料を、分析用のハブではAIシートで集計表を作る、といった使い分けが可能です。

Genspark公式のYouTubeチャンネルでも、ハブを紹介する日本語の動画が公開されています。画面の動きをつかみたい人は、手順を読む前に見ておくとイメージしやすいでしょう。

ハブに追加できるファイルの種類と上限

ハブに入れられるのは、文書・表・プレゼン資料・画像など、ふだんの仕事で使うファイルが中心です。音声・動画・圧縮ファイルは入れられないので、会議の録音などは文字起こししてから追加します。

項目内容
入れられるファイルドキュメント(doc・docx・pdf・md)
コード(html・py・json)
プレゼン資料(ppt・pptx)
表計算(xlsx・csv)
画像(png・jpg・jpeg・webp)
入れられないファイル音声・動画・圧縮ファイル
上限1つのハブに100ファイルまで
1ファイルあたり10MBまで
追加する場所パソコン、またはAI Drive
保存期間期限なし
出典:Genspark ヘルプセンター「ハブ」

1ファイルの上限が決まっているのは、大きすぎるファイルがクレジットを多く使い、分析の質も落ちやすいためです。上限を超える資料は、必要な章だけを抜き出すか、要約してから入れるか、小さなファイルに分けて追加しましょう。

AI Driveやカスタムエージェントとの違い

Gensparkには、ハブと似た「ためておく」機能としてAI Driveとカスタムエージェントがあります。AI Driveはファイルの保管庫、カスタムエージェントは役割を決めたAI、ハブはその両方を使って仕事を進める作業場と考えると区別しやすいでしょう。

スクロールできます
比べる点ハブAI Driveカスタムエージェント
役割プロジェクトごとの作業スペースGensparkに内蔵されたクラウドドライブ1つのプロンプトで作る自分用のエージェント
中にあるものファイル・プロジェクトの会話履歴・カスタム指示アップロードしたファイルと、AIスライドなどで作ったファイル役割・できること・出力の基準を決めた指示
AIとの関係ハブ内のすべての依頼で、ファイルと過去の会話を自動で参照ファイルを選んでスーパーエージェントに渡す会話の中で「@」から呼び出す
共有の方法メンバーを招待(招待できるのはハブの作成者だけ)リンクかメールの招待でファイル・フォルダを共有自分のみ・リンク・カスタムエージェントストアなどから選ぶ(組織・グループでの共有はTeam・Enterprise)
公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト
出典:Genspark ヘルプセンター「ハブ」・「AI Drive」・「カスタムエージェント」(2026年10月時点)

使い分けの例を挙げると、ブランドガイドや過去の提案書はAI Driveに置いておき、案件が始まったら必要なものだけをハブに追加します。決まった形式でレポートを作らせたいなら、その役割をカスタムエージェントにしておき、ハブの中で「@」から呼び出すと手間が省けるでしょう。自分が作ったエージェントとブックマークしたエージェントは、ハブのエージェント選択の一覧に並びます。

なお、Genspark全体は「AI Workspace」と呼ばれていて、ハブはその中の機能のひとつです。AI Driveについては以下の記事で解説しています。

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Genspark Hubが効果を発揮する場面

営業・マーケティング・新規事業のように、同じ資料を何度も使い回し、途中で関わる人が増える仕事ほど、ハブが向いています。

営業なら、顧客データや売上のファイルをハブに入れておけば、「最新の営業レポートを作成して」と頼むだけで、ファイルをまとめたレポートを作らせられるでしょう。マーケティングでは、ブランドガイドラインや過去の制作物をカスタム指示とファイルで登録しておくと、トーンのそろった広告文やデザインを続けて作れるのが強みです。新規事業なら、調査資料や企画書をまとめておくことで、市場分析から事業計画の作成まで同じ前提で進められます。

Genspark日本公式アカウントも、Xのファイルをハブに入れ、それをもとにフォロワーとつながる方法を相談する使い方を紹介しています。

チームで使う場合は、ハブにメンバーを招待すると、全員が同じファイルと過去の会話を見ながら、どのプロジェクトからでも作業を引き継げます。担当が休んだ日でも、ほかのメンバーが同じハブの履歴を見て続きを頼めるので、引き継ぎのための説明資料を作る手間が減ります。

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Genspark Hubの使い方|ハブ作成からエージェント実行まで

カスタム指示とメンバーの招待は、ハブを作ってファイルを入れたあとでも設定できます。まずは、エージェントに作業を頼むところまで進めてみましょう。

ハブを作ってエージェントを呼び出すまでの手順

ハブを作ってファイルを入れ、エージェントに作業を頼むまでの流れは次の9ステップです。

STEP
「詳細」から「ハブ」を開く

Gensparkのサイトにログインし、左のサイドバーで「セカンドブレイン」の下にある「詳細」をクリックします。出てきたメニューの「ハブ」を選ぶと、作ったハブが並ぶ「あなたのハブ」の画面が開きます。

サイドバーにはふだん「ハブ」の項目がありません。ハブの画面を開いている間だけ、「New」の下に「ハブ」が表示されます。

Gensparkのサイドバーの「詳細」(赤枠①)を開き、メニューの「ハブ」(赤枠②)を示した画面
STEP
「+ 新規」をクリックする

「あなたのハブ」の画面の右上にある「+ 新規」をクリックします。ハブがまだ1つも無いときは「+ 新規」が出ないので、画面の中央にある「新しいハブを作成」をクリックします。

「あなたのハブ」の画面で右上の「+ 新規」(赤枠①)を示した画面
STEP
名前と目的を入れて「ハブを作成」をクリックする

「ハブを作成」の画面が開きます。いちばん上の「何に取り組んでいますか?」がハブの名前の欄で、「マーケティング部」「A社提案」のように中身が分かる名前を入れます。

次に「カラーテーマ」の12色から1色を選び、「何を達成しようとしていますか?」にハブの目的を書いて「ハブを作成」をクリックします。目的に書いた文は、一覧のカードにハブの説明として表示されます。

「ハブを作成」の画面で名前・カラーテーマ・目的を入れ、「ハブを作成」ボタン(赤枠①)を示した画面
名前と目的は入力の例です。
STEP
作ったハブを開く

作成が終わっても、画面は「あなたのハブ」の一覧のままです。「Active」のタブに作ったハブのカードが並ぶので、クリックしてハブのページに移ります。

「あなたのハブ」の一覧の「Active」に表示された作成済みのハブ(赤枠①)
STEP
「ファイル」の欄の「ファイルを追加」をクリックする

ハブのページでは、入力欄の下の左に「ファイル」の欄、右に「メンバー」の欄があります。「ファイル」の欄の右端にある「ファイルを追加」をクリックすると、「ハブファイル」の画面が開きます。

ハブのページで「ファイル」の欄の右端にある「ファイルを追加」(赤枠①)を示した画面
STEP
「ハブファイル」の画面で「ファイルを追加」をクリックする

「ハブファイル」の画面の右上にも、もう一つ「ファイルを追加」があります。これをクリックすると、ファイルの追加元を選ぶメニューが出ます。

右上に「ファイルを追加」ボタンがある「ハブファイル」の画面
STEP
追加元を選んでファイルを指定する

パソコンにあるファイルなら「ローカルファイルを参照」、AI Driveに保存してあるファイルなら「AI ドライブから選択」をクリックし、ハブに入れるファイルを選びます。追加したファイルはハブが自動で読み込み、ハブ内の会話で参照されます。

「ハブファイル」の画面の「ファイルを追加」(赤枠①)から「ローカルファイルを参照」「AI ドライブから選択」(赤枠②)を選ぶ画面
STEP
「@」で使うエージェントを選ぶ

スーパーエージェント以外に任せたいときは、入力欄の左にある「@」をクリックします。「Gensparkエージェント」の見出しの下に「AIスライド」「AIシート」「AIドキュメント」「Code」「デザイン」「クリップジーニアス」「AIポッドキャスト」の7つが並ぶので、使うものを選びます。

その下の「カスタムエージェント」の見出しには、自分で作ったエージェントやブックマークしたエージェントと、「エージェントストアを閲覧」が並びます。スーパーエージェントのまま使うなら、このステップは飛ばしてかまいません。

ハブの入力欄の「@」(赤枠①)から開いたエージェントの一覧(赤枠②)
STEP
プロンプトを入力して送る

入力欄に依頼を書いて送ると、選んだエージェントがハブのファイルとカスタム指示を参照しながら作業を始めます。

ハブの入力欄に依頼文を入れ、送信ボタン(赤枠①)を示した画面
依頼文の入力例(送信前の画面)。実際には、STEP7で追加したファイルを使うように依頼します。

ハブで進めた作業は、ハブのページの「最近のタスク」にまとまります。あとから履歴を見返したり、続きを頼んだりするときは、ここからプロジェクトを開きます。

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カスタム指示でハブ全体のルールを決める

カスタム指示は、そのハブの中のすべてのプロジェクトに効く作業ルールです。注力するテーマ、文体や出力の形式、社内の用語、どのファイルを優先して使うかを書いておけば、毎回プロンプトで伝える必要がなくなります。設定は次の2ステップです。

STEP
「⋯」から「カスタム指示」を選ぶ

設定したいハブのページを開き、右上の「⋯」をクリックします。「ハブを編集」「カスタム指示」「Archive hub」「ハブを削除」の4つが出るので、「カスタム指示」を選びます。

「あなたのハブ」の一覧からも開けます。ハブのカードにマウスを重ねると「⋯」が出て、同じメニューが表示されます。

ハブのページ右上の「⋯」(赤枠①)のメニューで「カスタム指示」(赤枠②)を示した画面
STEP
指示を入力して「保存」をクリックする

「指示」の画面が開きます。「Gensparkはこのハブでどのように役立ちますか?」の下の入力欄に、ハブ全体で守らせたいルールを書いて「保存」をクリックします。

ハブ全体の指示を入力する欄と「保存」ボタンがある「指示」の画面

指示は、確定する前にふつうのプロンプトで試しておくと失敗が減ります。「マーケティングのコピーには必ず注意書きを入れる」のような譲れないルールは箇条書きにし、理想の出力例も添えておくと、AIの解釈がぶれにくくなります。社内だけの呼び名を「Sparkle=第4四半期に出す新製品のコードネーム」のように定義しておくのも効果的です。

職能ごとに指示のテンプレートを用意しておくのもおすすめです。広報なら「正式名称と誠実な口調」、営業なら「顧客の課題に寄り添う文体」、コンテンツ制作なら「親しみやすい解説調」のように、社名・製品名・口調・禁止語の4つを差し替えるだけで、職能ごとの指示を作り分けられます。書き方の例を表にまとめました。

スクロールできます
項目広報(PR・リリース)営業(提案・商談)コンテンツ制作(ブログ・SNS・メディア)
目的ブランドの公式発信の一貫性と信頼性を保つ
メディア掲載や社外向けリリースの品質をそろえる
顧客理解を前提に、信頼と課題解決力を伝える
提案の下書きを自動で作り、受注確度を高める
役に立つ解説を、ブランドのトーンに沿った同じ文体で発信し続ける
トーンと口調端的で明快、誠実さを感じさせる
感情表現は控えめにし、事実を中心に書く
読者は社外の関係者と一般の消費者
穏やかで誠実、安心感のあるトーン
押し付けず、相手の課題に寄り添う構成
法人向けの提案を想定したていねいな文体
親しみやすく分かりやすい解説調
専門的になりすぎず、一般の読者が理解できる
売り込みの色は抑え、情報の価値を優先する
文体の例「〜です/〜ます」調で統一する
「当社は」「弊社では」と立場を明確にする
「〜と考えています」「〜をご提案いたします」など柔らかい提案口調
技術の説明は正確かつ簡潔にする
「〜について解説します」「〜の手順を紹介します」
構成は「概要→手順→活用→注意点」
ブランド名例:株式会社Genspark例:Genspark Business Solutions例:Genspark Media
ブランドの位置づけ革新的なAIソリューションを提供するテックブランドAIによる業務効率化とプロジェクト自動化の支援未来志向でテクノロジーに強い、透明で信頼できるメディア
コアメッセージAIと人が共創する未来を創るAIを活かしたスマートな業務変革の実現AI活用をもっと身近に、もっとクリエイティブに
禁止語「無料」「完全自動」「制限なし」など誤解を招く表現
他社との比較や批判的な言い回し
「格安」「必ず成果が出る」などの断定・誇張
「理解不足」「非効率」など顧客を否定する表現
「絶対」「完璧」「最強」などの誇張
出典の分からない情報や他社名の無断引用
専門用語の多用

メンバーを招待してチームで使う

ハブは1人で使うだけでなく、メンバーを招待して共同作業の場にもできます。招待されたメンバーは、ハブのすべてのファイルとすべてのプロジェクトの会話履歴を見られ、続きの作業や新しいプロジェクトも始められます。

招待できるのは、ハブを作った人だけです。ハブのページの「メンバー」の欄(「1人のメンバー」のように人数が出ている所)をクリックすると「ハブのメンバー」の画面が開くので、右上の「招待」を押してください。

「ハブのメンバー」の画面で、右上の「招待」(赤枠①)を示した画面

続いて開く「メンバーを招待」の画面でメールアドレスを入れ、「招待」ボタンをクリックすれば招待は完了です。この画面にはメンバーができること・できないことの説明も載っているので、招待する前に目を通しておくとよいでしょう。

ハブの中のプロジェクトから招待することもでき、すでにメンバーがいるプロジェクトをハブに移すと、そのメンバーにも自動でハブへのアクセス権が付きます。

メンバーを外すときは、「ハブのメンバー」の画面で、外したい人の横にあるゴミ箱のアイコンから削除します。メンバーは自分でハブから退出できますが、ハブの作成者は退出できず、ハブを削除するしかありません。

プロジェクトをハブに追加・移動する方法と、ハブの編集・削除

ハブの外で始めた作業も、あとからハブに入れられます。プロジェクトのページの右上にある「⋯」のメニューから、ハブへの追加・別のハブへの変更・ハブからの削除を選ぶ形です。

1つのプロジェクトが入れるハブは一度に1つだけなので、別のハブへ移すと元のハブからは外れます。よく使う操作の場所を表にまとめました。

やりたいこと操作する場所
プロジェクトをハブに入れる・移す・外すプロジェクトの右上の「⋯」
(左上のタスクリストや、ハブのページの「最近のタスク」の「⋯」からも操作できる)
ハブ名・説明・カラーテーマを変えるハブのページの右上の「⋯」から「ハブを編集」
(「あなたのハブ」でカードにマウスを重ねると出る「⋯」からも開ける)
ハブを削除するハブのページの右上の「⋯」から「ハブを削除」
ハブから退出する(メンバーのみ)「あなたのハブ」でハブにカーソルを合わせ、「⋯」から「ハブから退出」
ハブのファイルをダウンロードするハブのページの「ファイル」で、対象のファイルにカーソルを合わせてダウンロード
出典:Genspark ヘルプセンター「ハブ」(2026年10月時点)

ハブを削除すると、中のファイルとプロジェクトがすべて消え、元に戻せません。残したい資料は、削除する前に「ファイル」からダウンロードしておきましょう。

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Genspark Hubの運用基礎|タスク分解・チェックリスト・命名ルール

ハブをチームで長く使うと、頼み方やファイルの置き方が人によってばらつき、出力の質も揺れてきます。最初に決めておきたい運用のルールを、3つの観点でまとめました。

タスク分解とチェックリスト化で出力を安定させる

AIエージェントを「チームの一員」として扱うなら、タスクを小さく分けてチェックリストにするのが近道です。1つの依頼に「目的」「入力する資料」「出力の条件」をセットで書いておくと、AIが取り違えにくくなるでしょう。

たとえばマーケティングのハブなら「リサーチ→要約→分析→提案書作成」を段階に分け、それぞれでどのファイルを見て、どんな形式で出すかを決めておきます。チェックリストをカスタム指示やハブのファイルとして共有しておけば、別のメンバーが作業を引き継いでも同じ手順で再実行でき、確認の手間も減らせます。

運用テンプレートの標準構成

チームで運用するときは、AIへの依頼から検収までを「入力例→AI出力例→検収基準→再実行条件」の4項目でそろえると、人による差が出にくくなります。各項目に書く内容を、プレスリリースを作る場合の例と並べました。

項目書く内容プレスリリースの例
入力例実際に使うプロンプトを、そのままコピーして使える形で書く「次の概要をもとにリリース文を作成して」
AI出力例期待する成果物の形式と構成を短く決めるタイトル・リード文・本文の構成を含む
検収基準網羅性・文体・構成・分量など、合格とするチェック項目を書き出す製品の特徴が明記され、文体がそろい、字数制限を守っている
再実行条件基準に届かなかったとき、どこを直して頼み直すかを決める足りない項目を指示に足して再生成する

検収基準と再実行条件まで書いておくと、出力を受け取った人が「どこを見て、だめなら何を足すか」で迷いにくくなります。テンプレートはハブのファイルとして置いておき、依頼のたびにコピーして使います。

ファイルが参照されないときの対処と命名ルール

AIがハブのファイルをうまく使ってくれないときは、まずファイル名と中身を見直しましょう。ファイル名や本文に関連するキーワードを入れておくと、AIが目的の資料を見つけやすくなります。「document1.pdf」より「brand_guidelines_2024.pdf」のように中身が分かる名前にし、依頼文でも「Q4_sales_data.xlsxをもとにレポートを作成して」とファイル名を書くと、どの資料を使うかをAIに明示できます。

ファイルを増やしすぎないことも大切です。ハブのファイルが多いほどクレジットの消費が増えるため、使わなくなった資料は外し、長い資料は要点をまとめたノートにしてから入れると、狙った情報に当たりやすくなります。複数のハブを扱うなら、ハブ名とファイル名の付け方も次のようにそろえておきましょう。

命名ルールの例
  • ハブ名にプロジェクト名と時期を入れる(例:営業戦略_第4四半期、Pj-Alpha_市場調査)
  • ファイル名に資料の種類を入れる(例:提案書、議事録、価格表)
  • 同じ資料の古い版は外し、最新版だけをハブに置く

名前をプロジェクト名の基準でそろえておけば、担当が替わってもハブの中で迷いにくくなります。どのハブに何が入っているかが名前で分かると、引き継ぎの説明も短く済みます。

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Genspark Hubの活用テンプレート|プロジェクト別の標準構成

営業・マーケティング・新規事業の3つについて、ハブに入れるファイル、カスタム指示、チェックリスト、依頼の例をテンプレートにまとめました。自社の資料名に置き換えれば、そのまま使えます。

営業プロジェクト用Hubの設計例

営業のハブは、提案書の下書きから修正、送付メールの作成までを1か所で回すための設計です。過去の提案書と顧客の要望リストを入れておけば、提案の骨子とメールを同じ前提で作らせられます。

構成要素テンプレート内容
目的提案書の下書き→修正→送付メールの作成までを続けて回し、受注確度を高める。
ファイル過去の提案書のPDF・見積もりのテンプレート
顧客Aの要望リスト(課題・優先度)
商品カタログ・価格表・導入事例集
カスタム指示顧客のメリットを先に示し、期待できる効果を数字と言葉の両方で書く
語調は「かたすぎず親しみやすい」です・ます調
禁止:「必ず成果が出る」などの断定、他社批判、機密の明示
チェックリスト提案書:現状の課題→解決策→期待効果→導入のステップ
メール:件名に社名と提案の概要、冒頭でメリットを要約
次の行動:打ち合わせ日時の候補を3つ示す
依頼の例「要望リストと過去の提案書PDFを参照し、提案の骨子3ページと送付メール(件名3案)を作成して」

マーケティングプロジェクト用Hubの設計例

マーケティングのハブは、ブランドのトーンをそろえながら制作物を量産するのが目的です。PR・SNS・LPなどチャネルごとの条件をはっきり書いておくと、媒体に合わせた出力をまとめて作らせられます。

構成要素テンプレート内容
目的複数のチャネルの制作物を短時間でそろえ、ブランドのトーンを統一する。
ファイル市場調査レポート・競合分析
ブランドガイドのPDF(ロゴ・色・文体)
過去のキャンペーンの成果レポート・KPI
カスタム指示ブランドのトーンは若々しく大胆に、長い一文は避ける
媒体ごとに見出しと要約を並べて出す(SNS・LP・PR)
禁止:「最先端」の乱用、比較の誇張、出典の分からない断言
チェックリストPR:5W1Hが明確で、背景と差別化を1段落で要約
SNS:見出し1つ+本文80〜120字+ハッシュタグ3つ
ポスター:キャッチ10字以内+サブ25字以内
依頼の例「市場調査とブランドガイドを参照し、LPの見出し5案・SNSの投稿3本・PRの冒頭要約(120字)を作成して」

新規事業プロジェクト用Hubの設計例

新規事業のハブでは、アイデア出しから計画づくりまでを段階に分け、分析・要約・文書化をAIに任せます。技術部門向けの詳しい資料と、経営層向けの短い要約の両方を出せるようにしておくのがコツです。

構成要素テンプレート内容
目的アイデア出しから事業計画の策定までを段階に分け、漏れなく文書にする。
ファイル業界白書・規制や制度の資料
技術仕様の草案・PoCのメモ
社内インタビューの記録
カスタム指示専門用語は技術チーム向けに正確に書き、同じ内容の経営層向け要約(200字以内)も作る
根拠の資料を明記し、主張と分けて書く
チェックリスト市場分析:競合5社の特徴の比較表と示唆
ビジネスモデルキャンバス:9つの要素を端的に(顧客の課題と価値提案を優先)
ロードマップ:四半期ごとの節目、リスクと代わりの案を併記
依頼の例「白書とインタビュー記録を参照し、競合の比較表・ビジネスモデルキャンバスの草案・四半期ごとのロードマップを作成して。経営層向けの要約も付けて」

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Genspark Hubの料金とクレジットの考え方:最適なプラン選びと費用管理

ハブだけの料金プランはなく、ハブの中で使うエージェントにも、契約しているプランの無料枠とクレジットが使われます。Plus・Proでは、対象の作業に週ごとの無料枠が先に使われ、対象外の作業や枠を使い切った後はクレジットを消費します。

無料・個人・Team・Enterpriseの違いと利用目安

Gensparkのプランは、個人向けのFree・Plus・Proと、組織向けのTeam・Enterpriseの5つです。公式サイトの料金は米ドル表示です。

PlusとProは毎月のクレジットの量で料金が変わり、Plusは6段階、Proは7段階から選びます。表には、いちばん安い階層からいちばん高い階層までの幅を載せました。年払いにすると、どの階層も月払いより20%安くなります。

スクロールできます
比べる項目FreePlusProTeamEnterprise
月払い$0$24.99
〜$199.99/月
$249.99
〜$3,999.99/月
$30/シート/月個別見積もり
年払い(月あたり・20%お得)なし$19.99
〜$159.99/月
(年額$239.99〜$1,919.99)
$199.99
〜$3,199.99/月
(年額$2,399.99〜$38,399.99)
料金の掲載なし個別見積もり
クレジット1日100クレジット毎月10,000
〜95,000クレジット
毎月125,000
〜2,000,000クレジット
1シートあたり毎月10,000クレジット1シートあたり毎月20,000クレジットから
AI Driveの容量1GB50GB1TB1シートあたり60GB契約で決める
向いている人Gensparkを費用をかけずに試したい人仕事でハブを週に数回使う個人長い資料や画像・動画まで毎日作る個人2〜150人のチーム150人を超える組織、契約書やDPAが必要な組織
公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト
出典:Genspark ヘルプセンター「メンバーシッププラン」・「チーム & エンタープライズプラン」・法人向け料金ページ・ログイン後の料金の画面(2026年10月時点)。Teamの料金は申し込みの画面である法人向け料金ページの表示で、公式ヘルプ「チーム & エンタープライズプラン」(2026/10/14 更新)では$35/シート/月と書かれています

Freeの毎日のクレジットには生涯の上限があり、使い切ると補充が止まります。モデルとエージェントの利用も限られるため、仕事で続けて使うならPlus以上を前提に考えるのが現実的です。

PlusとProには、スーパーエージェント・AIスライド・AIシート・AIドキュメントなどをスタンダードモードで使うとクレジットを消費しない、週ごとの無料枠が付きます。Proの無料枠はPlusの10倍です。階層は申し込みのときに選べるほか、あとからクレジットの多い階層に切り替えられます。

チームで使うなら、Teamにまとめると、管理者が請求とシートを一か所で管理できます。150人を超える組織や、契約書・DPA(データ処理契約)・データの保管場所の指定が必要な組織はEnterpriseの対象です。

クレジット消費の仕組みと費用最適化のコツ(モデル切替・ファイル整理の活用)

クレジットは、AIが作業に使う計算量の単位です。モデルの段階、会話や資料の長さ、画像・動画の解像度や長さ、作るバージョンの数で消費量が変わります。同じ依頼でも、上位の「Ultra」で実行したり、何度も作り直したりすると、そのぶん多く減ります。

消費を抑えるには、作業の重さに合わせてモデルの段階を選び、作り直しの回数を減らすのが基本です。具体的なポイントを表にまとめました。

施策やること効果と注意点
モデルの段階を使い分ける下書きや要約はスタンダードで作る
社外に出す最終版や複雑な分析だけ、Ultraや上位のモデルにする
日常の作業の消費を抑えられる
まずスタンダードで試し、物足りないときだけ上げる
依頼の範囲を絞る「調べて」だけで頼まず、調べる対象や件数を指示する
必要なファイルを先にハブへ入れてから頼む
エージェントの失敗とやり直しが減り、そのぶんの消費を防げる
作り直しを減らす再生成の前にプロンプトを直す
小さな修正はエディターで手直しする
再生成のたびに、最初と同じクレジットがかかる
失敗したリトライでもクレジットは減る
長い会話を区切る話題が変わったら新しいチャットにする
「チャットを圧縮」で古いやり取りをまとめる
会話が長いほど、返信ごとの消費が増える
残高を定期的に見る左下のメニューの「クレジット」で残高と補充日を確かめる
使用状況のページで「事前に確認」をオンにする
使いすぎに早く気づける
無料枠を使い切ったあと、クレジットを使う前に確認できる
出典:Genspark ヘルプセンター「クレジットガイド」・「ハブ」

Plus・Proで毎月付与されるクレジットは請求期間の始めに補充され、使い残しは翌月に繰り越せません。別に買い足した追加クレジットは3か月間有効で、月をまたいで使えます。

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Gensparkのクレジットとは?消費・リセット・料金プランを解説!課金すべき? Gensparkのクレジットは、Freeプランなら無料クレジットの生涯の上限まで毎日100クレジットが付与され、Plus・Proプランなら請求サイクルの開始時に毎月リセットされます。余った分は繰り越せず、2026年9月18日からはPlus・Proに週ごとの無料枠も付きました。この記事では、クレジットの消費の仕組み、回復するタイミング、残高の確認方法、料金プランと課金すべきかの判断を解説します。

利用プラン早見表(ユーザータイプ別)

プランは、使う人数と、毎月どれくらい重い作業を任せるかで選ぶのが基本です。公式のクレジット量と人数の条件をもとに、編集部が考えた選び方の目安をまとめました。

スクロールできます
ユーザータイプ主な使い方おすすめのプラン毎月使えるクレジット選ぶ理由
個人
(週に数回、仕事で使う)
情報収集やレポート作成をハブで続けるPlus毎月10,000
〜95,000クレジット
スタンダードモードの週ごとの無料枠が付く
個人
(毎日、重い作業を任せる)
長いレポートやスライド、画像・動画の生成が多いPro毎月125,000
〜2,000,000クレジット
無料枠がPlusの10倍、AIチャットの上限も広い
小規模チーム
(2〜5名)
メンバーを招待したハブで営業資料などを共同で作るTeam1シートあたり毎月10,000クレジット
(5名なら合計50,000クレジット)
管理者が請求とシートをまとめて管理できる
中規模チーム
(6〜150名)
部署ごとに複数のハブを並行して使うTeam
(契約書やDPAが要るならEnterprise)
1シートあたり毎月10,000クレジット利用状況の分析とコネクタ管理が使える
150名を超える組織部門ごとに多数のハブを作り、全社で使うEnterprise1シートあたり毎月20,000クレジットから
(契約で個別に設定)
データの保管場所の指定やDPAを相談できる
出典:Genspark ヘルプセンター「メンバーシッププラン」・「チーム & エンタープライズプラン」・ログイン後の料金の画面(2026年10月時点)。使い方とおすすめのプランは編集部の目安

Teamのクレジットはシートごとに割り当てられ、請求期間ごとにリセットされて繰り越せません。足りなくなったメンバーは、管理者に追加の購入や割り当てを頼めます。

導入前に確認すべきポイント

社内で導入する前に、データの扱い・共有の範囲・費用の見える化の3点は整理しておきましょう。データの扱いについては、TeamとEnterpriseで次のように明記されています。

データを学習に使用しない — 両プランとも自動的にモデル学習の対象外となり、Genspark がチームのコンテンツをモデルの学習に使用することはありません。

暗号化 — データは保存時および転送時に暗号化されます。

出典:Genspark ヘルプセンター「チーム & エンタープライズプラン」

SOC 2 Type IIとISO 27001の認証の表示は、GensparkのTrust Centerで公開されています。チームで社外秘の資料をハブに入れるなら、管理者がシートと請求をまとめて管理でき、メンバーの非公開のプロジェクトやファイルは管理者にも自動では見えないTeam以上が扱いやすいでしょう。Enterpriseでは、データの保管場所を米国・EU・日本から選べるほか、自社向けのDPAも相談の対象です。

共有の範囲では、ハブのメンバーはそのハブのすべてのファイルと会話履歴を見られることを前提に、案件ごとにハブを分けて関係者だけを招待します。費用については、TeamとEnterpriseなら管理者がシートごとのクレジットの使用量を確かめられるので、使いすぎのメンバーに早めに声をかけられます。

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Genspark Hubのよくある質問

ハブのファイルやプロジェクトの扱いで、よく出る疑問に答えます。

Genspark Hubにはファイルをいくつまで入れられますか?

1つのハブに100ファイル、1ファイルあたり10MBまでです。

上限を超える資料は、必要な部分を抜き出すか、要約してから入れるか、小さなファイルに分けて追加します。

Genspark Hubに入れたファイルに保存期限はありますか?

いいえ、保存期限はありません。

ハブのファイルは期限なく使えます。ただし、ハブを削除するとファイルも一緒に消えて元に戻せないので、必要なファイルは先にダウンロードしておきます。

1つのハブに作れるプロジェクトの数に上限はありますか?

いいえ、厳密な上限はありません。

動作の速さはプロジェクトの総数ではなく、検索で見つかる結果によって決まります。プロジェクトが増えてきても、気にせずハブに入れて大丈夫です。

1つのプロジェクトを複数のハブに入れられますか?

いいえ、1つのプロジェクトが入れるハブは一度に1つだけです。

別のハブで使いたいときは、プロジェクトの右上の「⋯」のメニューから、入れるハブを変更します。

Genspark Hubを作った人はハブから退出できますか?

いいえ、ハブの作成者は退出できません。

作成者がハブから離れるには、ハブそのものを削除します。メンバーは「⋯」の「ハブから退出」から、いつでも抜けられます。

まとめ

Genspark Hubは、プロジェクトごとにファイル・会話履歴・カスタム指示をまとめ、エージェントに同じ前提で作業させるための専用スペースです。「@」でAIスライドやAIシートを呼び出せば、調べものから資料作りまでを1つのハブの中で進められます。

使い始めは、ハブを作って案件の資料を入れ、カスタム指示に文体や禁止語を書くところまでで十分です。チームで使うなら、メンバーがハブのすべてのファイルと会話履歴を見られる点を踏まえて、案件ごとにハブを分けましょう。

ハブに専用の料金はなく、契約中のプランの無料枠とクレジットの範囲で使います。仕事で続けて使うならPlus以上、管理者がまとめて管理したいチームならTeam以上が目安です。

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