Grokの回数制限の上限は?無料と有料の違いや制限解除の時間と方法

Grokを使いたい人にとって、回数制限と解除のタイミングは、知っておくべき重要なポイントです。

Grokの無料プランでも画像生成などの機能が使えますが、有料プランにすることで回数制限が緩和できます。

本記事では、Grok無料プラン・有料プランの上限回数、制限が生じる理由、制限を避けるための工夫まで解説しています。業務や学習に使うときの参考にしてください。

目次

Grokの回数制限の上限|無料プランと有料プランの選び方

Grokには、質問回数や画像生成回数に制限があります。

無料プランでは特に上限が厳しいので、Grokを1日に何回も使用する場合は有料プランがよいでしょう。

Grokの回数制限 無料プラン・有料プランの違い
  • Grokの無料プラン:質問回数の目安は「約25回/2時間」 画像生成の目安は約20回/日
  • X Premium:無料プランより制限が緩和
  • X Premium+・SuperGrok・SuperGrok Heavy:Grok 4以上のモデルも使用でき、制限も大幅に緩和

無料・有料プランそれぞれの上限回数や機能制限の内容を紹介します。

Grokの無料プランと有料プラン比較表

Grokのプランには無料プランと有料プランがあり、利用できるモデルや回数上限が異なります。

以下の表で、Grokのプランの特徴について比較しました。

スクロールできます
項目無料X BasicX PremiumX Premium+SuperGrokSuperGrok Heavy
月額料金$0368円
Xアプリ:450円
980円
Xアプリ:1,270円
6,080円
Xアプリ:8,000円
$30$300
年払い料金$03,916円
Xアプリ:4,500円
10,280円
Xアプリ:12,700円
60,040円
Xアプリ:80,000円
$300$3,000
使用モデルGrok3
Grok4
Grok4 Fast
※制限あり
Grok3
Grok4
Grok4 Fast
※制限あり
Grok3
Grok4
Grok4 Fast
※制限あり
Grok3
Grok4
Grok4 Fast
※Super Grokと同等
Grok3
Grok4
Grok4 Fast
※制限あり
Grok3(無制限)
Grok4
Grok4 Fast
Grok4 Heavy
質問回数
(目安)
約25回/2時間制限緩和ほぼ無制限ほぼ無制限ほぼ無制限
画像生成回数約20回/日制限ありほぼ無制限ほぼ無制限ほぼ無制限
Deep Search
Think機能
制限あり制限緩和ほぼ無制限ほぼ無制限ほぼ無制限
処理能力
(トークン数)
少なめやや少なめ128,000
トークン
128,000
トークン
256,000
トークン
制限解除までの時間約2時間制限やや緩和ほぼ無制限ほぼ無制限ほぼ無制限
使用環境アプリ
Webサイト
アプリ
Webサイト
アプリ
Webサイト
アプリ
Webサイト
アプリ
Webサイト
※2025年11月時点の情報です

Grokの無料プランでも基本的な操作は可能ですが、質問や画像生成回数に制限があり、Deep Search機能も無制限では使えません。

実際に無料プランを試してみたところ、チャットは25回、画像生成は21回で制限がかかりました。

Grok無料プランのチャットで上限に達したときのメッセージ
Grok無料プランの画像生成で上限に達したときのメッセージ

X Premiumなら、制限は無料プランと比べてやや緩和されます。

また、X Premium+・SuperGrok・SuperGrok Heavyは、公式サイトに制限回数は明記されていませんが、ユーザー報告では、X Premium+で24時間あたり約200件の画像生成、SuperGrokで24時間あたり約1,000件の画像生成ができたとあり、ほぼ無制限で使えることがわかります。

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利用頻度・目的に合わせたプランの選び方

Grok を導入する際には、まず「どれくらいの頻度で」「何の目的で」使うかを整理することが重要です。

無料プランの質問回数の制限は、2時間で25回程度なので、情報収集のみなどの軽めの用途なら、無料プランで十分でしょう。

一方で、業務に関する分析やプログラミングなどをGrokで行いたい場合は、無料プランと比べて回数の上限が大きい有料プランがおすすめです。

利用頻度・目的に合わせたGrokのプランの選び方
  • 情報収集のみに使用するケース:無料プラン
  • 高度な分析やプログラミングに使用するケース:有料プラン
  • 高度な分析に加え、画像分析や画像生成を多用するケース:X premium+/SuperGrok/SuperGrok Heavy

Grokの利用目的と回数頻度を明確にした上でプランを選ぶと、コストも効率もバランスが取れます。

Grokの上限が変わる要因

xAIでは以下の理由で、Grokの利用に制限を設けています。

For each tier, there is a maximum amount of requests per minute and tokens per minute. This is to ensure fair usage by all users of the system.

和訳:リクエスト数およびトークン数には上限があります。これは、すべてのユーザーに対して公平な利用を提供するためです。

X AI社公式サイト

API利用者向けの情報ですが、基本的な考え方は一般ユーザーにも共通しています。Grokの上限は単なる固定値ではなく、システム全体の負荷や利用状況に応じて変動する仕組みです。

プランごとの基本設定に加えて、Grokの上限が変わる要因として考えられるのは、アクセス数や使用しているモードやモデルの選択です。

サーバーへアクセスが集中すると、上限回数が少なくなったり、制限解除までにかかる時間が一時的に長くなる可能性があります。

また、「Deep Search」や「Thinkモード」、「画像分析」など、より高度な処理を伴う機能を連続して使用すると、上限回数が少なめになる傾向があります。

より高度なモデルを使用している場合もトークン消費が増えるため、利用回数の上限が減る要因です。

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Grokの上限が安定しない時の対応

出典:Grok公式サイト

Grokの上限回数が突然減ってしまった場合は、次のような対応策が有効です。

モード・モデルを切り替える

「Deep Search」や「Thinkモード」を使わず、標準モードを使うことで、トークンの消費を抑えられます。

また、トークン消費を抑えるには、「Grok4 Fast」に切り替えるのも効果的です。Grok4と同レベルの処理を、約40%少ないトークンで実行できます。

In our evaluations, Grok 4 Fast achieves comparable performance to Grok 4 on benchmarks while using 40% fewer thinking tokens on average.

和訳:Grok 4 Fastはベンチマーク上でGrok 4と同等の性能を示しながら、使用するトークンは平均で40%少ないです。

x AI News 「Grok4 Fast」

「Grok4 Fast」は、最大200万トークンを一度に読み込めるため、長文分析に使えば効率が大きく向上するでしょう。

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指示内容をまとめる

連続して短時間に複数回質問するのではなく、質問をまとめて1回にすることで効率化しましょう。また、最初のプロンプトで具体的に指示することで、無駄なやりとりを減らしましょう。

プランをアップグレードする

Grokの使用頻度が多い場合、上位プランにアップグレードすることで、制限を緩和できます。Grokの制限による業務効率悪化を避けるためには、制限が大幅に緩和される「X Premium+」以上のプランを検討しましょう。

Grokの回数制限解除までにかかる時間

Grokの無料プランで「上限に達した」と表示された場合、いつ制限解除されるのかが気になるところでしょう。

Grok無料プランで制限解除にかかる時間
  • チャット回数:約2時間ごとに約25回 
  • Thinkモード・Deep Searchモード:約24時間
  • 画像生成:約24時間ごとに20回
  • 画像分析:約24時間ごとに3回

Grokの無料プランの質問回数は2時間ごと、「Thinkモード」「DeepSearchモード」「画像生成」「画像分析」は24時間ごとに制限が解除されます。

Grokの有料プランは、無料プランと比べ制限が緩和されます。特に、「X premium+」以上のプランは、ほぼ無制限で使用可能です。

Grok有料プランで制限解除にかかる時間
  • X Premium:制限緩和
  • X premium+/SuperGrok/SuperGrok Heavy:ほぼ無制限

業務や学習にGrokを利用する場合は、制限解除時間を考慮し、計画的に利用しましょう。

Grokの制限中にできる工夫

Grokの上限に達し、制限がかかった場合でも、待機時間を活用して業務を効率化できる工夫を紹介します。

プロンプトを作成する

Grokの上限解除を待つ間に、次に入力したい質問や指示を整理してプロンプトを作成しましょう。

特に、業務でよく使うプロンプトは、すぐに入力できるようテンプレート化しておくのがおすすめです。

資料のドラフトを作る

Grokからの回答を待つ間に、報告書や提案書の下書き、必要なデータ整理などを進めておくと、制限解除後に生成した文章をすぐ組み込めます。

制限解除のタイミングを見て計画を作る

無駄なリトライを避け、効率のよい作業の段取りを立てるために、Grokの上限解除のタイミングを把握しておきましょう。

無料プランでは、質問回数の上限が2時間ごとに解除される一方で、Deep Search・画像生成などの機能の上限は24時間で解除されます。

例えば、午前10時に上限に達した場合は「12時まではGrokを使わず資料整理に充て、12時以降にGrokの使用を再開する」など、時間帯を区切ったタスク設計が有効です。

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回数制限を避けるためのGrokの使い方

制限内でGrokを上手に使うには、質問のまとめ方や使う時間帯を工夫することがポイントです。

回数制限を避けるためのGrokの使い方

質問回数を減らす方法や、効率的な出力の仕方、使用環境や使用時間の違いによる使い分けを紹介します。

質問をまとめて、チャット回数を減らす

Grokの利用回数を抑えるうえで効果的なのは、質問をまとめて送ることです。短いやり取りを何度も繰り返すと、その分だけ早く上限に達してしまいます。

NGプロンプト例OKプロンプト例
「商品のキャッチコピーを考えて」
「商品の説明文も作って」
「SNS投稿文もお願い」
「新商品について、キャッチコピー・説明文・SNS投稿文を作成して」
「提案書のタイトルを考えて」
「次に背景部分を書いて」
「最後に結論を書いて」
「○○の新規事業提案書として、タイトル・背景・結論を含めたドラフト案を1本作成して」

以下は、OKプロンプト例を入力した回答結果です。

新商品のお茶について、キャッチコピー・説明文・SNS投稿文を作成して。

関連する依頼をまとめることで回答の一貫性も高まるので、制限にかかわるGrokの使用頻度を抑えながら、スムーズに業務を進めることができます。

長文やコードは分けて出力する

Grokに長文や複雑なコードを一度に生成させると、トークン消費量が急増し、回数制限に早く達する原因になります。

特に報告書・記事・スクリプトなどの長文処理では多くのリソースを使うため、結果として制限が厳しくなるケースもあります。

そのため、長文を依頼する場合は、以下のように段階的に出力を分けるのが効果的です。

NGプロンプト例OKプロンプト例
「マーケティング戦略について、4000字のレポートを作成して」「マーケティング戦略のレポートを3章構成で作成してください。まずは第1章(概要)を出力してください。」
「Pythonで在庫管理システムを作って」「Pythonで在庫管理システムの基本構成を提示し、次にメイン機能のコードを段階的に出力してください。」

以下は、OKプロンプト例で指示をした回答結果です。

マーケティング戦略のレポートを3章構成で作成してください。まずは第1章(概要)を出力してください。

出力内容を「章ごと」「機能ごと」に区切ることで、トークン消費を分散でき、処理エラーや強制終了のリスクも減らせます。Grokの安定稼働と制限回避をかなえる工夫です。

代替ツールと併用する

他のAIツールを併用することで、Grokの利用回数を抑えながら業務を進められます。

目的代替AIツール例
資料作成・要約ChatGPT
Claude
Google Gemini 
Copilot
検索Perplexity AI
画像生成Midjourney
Image FX

ビジネスでGrokを使うなら、Grokで社内提案書の構成案を作成したあと、Copilotで説明用スライドを作るといった併用の仕方があります。

また、Grokの制限中に急ぎの情報収集が必要な場合でも、Perplexity AIを使えば効率よく情報収集できます。

テキスト生成・画像生成・動画制作など、それぞれのAIの得意分野を把握し、Grokの制限がかからないよう、使用回数を抑えながら効率的に活用しましょう。

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X版・Web版・アプリ版Grokの違いを比較

出典:xAI公式サイト

Grokは、X(旧Twitter)内で使える「X版」に加え、ブラウザで使える「Web版」、モバイル向けの「アプリ版(iOS/Android)」が提供されています。
それぞれの特徴と制限の違いを整理しました。

項目X版Web版アプリ版
動作の軽さXと並行して稼働しているため、若干負荷がかかる
特徴Xのリアルタイムデータと連携複数タブでのマルチタスクが可能
プライベートチャットモード
写真の即時アップロード
プライベートチャットモード
こんな人におすすめXでSNS分析・トレンド調査を行いたい人PCでの資料作成・調査に使いたい人
プライベートチャットモードを活用したい人
スマホで撮った写真をすぐに分析したい人
プライベートチャットモードを活用したい人

X版は、X上の投稿やニュースをすぐに分析できる点が大きな特徴です。リアルタイムで情報を追いたいユーザーや、トレンドを即座に把握したいSNSマーケターは、X版Grokがよいでしょう。

アプリ版・Web版は、チャット履歴が残らない「プライベートチャットモード」が使えます。プライベートチャットモードの内容は、AIの学習にも利用されないので、業務で個人情報や機密事項を扱う人に最適です。

またWeb版は、アプリを導入できない環境での業務や学習に向いています。複数タブを開きながら、調査や資料作成を進められる操作性の高さも評価されています。

Xアカウントを持っていない場合、スマホでGrokを使うならアプリ版がもっとも便利です。

自身の使用環境・使用目的に合わせて、Grok X版・Web版・アプリ版の中から最適なものを選びましょう。

Grokの回数制限についてよくある質問

Grokを使っていると、上限や解除までの時間について疑問が出てくるのではないでしょうか。

利用回数の制限解除にかかる時間や、画像生成の上限、上限表示が変わる理由まで、よくある質問をまとめて解説します。

上限に達したら、どのくらい待てばまた使える?

Grokを連続して使い、上限に達すると、一時的に質問ができなくなります。

無料プランのチャットでは、約2時間で制限が解除され、また使えるようになります。ただし、「Deep Search」「画像生成」「画像分析」などの機能は、24時間ごとに解除される仕組みです。

それぞれの制限解除にかかる時間を把握し、効率的にGrokを活用しましょう。

画像生成の上限回数に達したらもうGrokは使えない?

Grokの「画像生成」「画像分析」「Deep Search」「テキスト質問」は、それぞれ独立した上限が設けられているため、画像生成の上限に達しても、そのほかの機能は引き続き利用できます

無料プランでは、生成できる画像の回数が1日に約20回と限られてますが、約24時間待てば制限が解除されます。

少ない指示で目的の画像が得られるよう、プロンプトは具体的な指示を盛り込み作成しましょう。

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上限や残っている回数が急に変わるのはなぜ?

Grokの上限や残り回数が急に変わるのは、全ユーザーが公平に利用できるよう、システム側で制限が調整されているためです。

xAIは、サーバーの混雑状況に合わせて、アクセス制限を一時的に強化・緩和しており、チャットや画像生成の制限回数が変動することがあります。

また、無料プランより有料プランの処理が優先されるため、リソースが集中すると無料プランの方が早く上限に達する可能性が高いです。

上限を気にせずにGrokを使いたい場合は、有料プランへのアップグレードを検討してみてください。

まとめ

Grokの無料プランでは、チャットの上限に達した場合は約2時間、Deep Searchや画像生成などの機能は24時間ごとに制限が解除される仕組みです。
制限中もプロンプトの準備や資料の作成を行うことで、待機時間を有効に使えます。

一方、有料プランでは、利用上限が緩和されるほか、処理速度や安定性も向上します。
業務で頻繁にGrokを利用する人や、長文作成・画像分析などを多く使う人にとっては、有料プランのほうが効率的です。

Grokのプランごとの制限回数を理解し、自分に合ったプランを選ぶことが、ストレスなく活用するための第一歩です。

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