Dropboxは、AIを使ったスケジュール管理ツール「Reclaim AI」を買収しました。
Reclaim AIは、Googleカレンダーと連携して、最適な時間を自動的にスケジュールするのを助けるツールです。
世界中で4万3000社以上の企業と32万人以上が利用しています。
この買収により、DropboxはReclaim AIの高度なスケジュール管理機能を自社のサービスに統合し、ユーザーに新たな価値を提供することを目指しています。
Reclaim AIは2019年に設立され、時間管理とスケジュール管理を効率化するために開発されました。
現在はGoogleカレンダーとの連携に力を入れていますが、今後はMicrosoft Outlookとの連携も予定しており、より多くのユーザーに対応する予定です。
これにより、Dropboxのサービス内でより幅広いカレンダー管理が可能になり、ユーザーはこれまで以上に便利に時間管理を行えるようになります。
Dropboxがこのツールを買収したことは、スケジュール管理ツール市場における競争力を強化する戦略的な行動と見られています。
すでに市場では激しい競争が繰り広げられており、例えばClickUpは「Hypercal」というカレンダー関連のスタートアップを買収し、新たなスケジュール管理機能を開発する計画を進めています。
また、Notionも2022年に買収した「Cron」に基づいて新しいカレンダー機能を導入するなど、他の企業も同様の動きを見せています。
このような状況の中で、DropboxがReclaim AIの機能をどのように自社のサービスに統合し、ユーザーに魅力的にアピールしていくかが重要な課題となります。
さらに、Reclaim AIの22名のチーム全員がDropboxに移籍し、ツールの開発を継続することが発表されました。
The Reclaim you know and love isn't going anywhere:
— Reclaim.ai (@reclaimai) August 20, 2024
📅 Same Reclaim product experience
🛣️ Same exciting product roadmap (with even more breadth)
🧑💻 Same world-class customer support
👋 Same amazing team
🙌 More resources to build even faster pic.twitter.com/jMVsFIW0yc
これにより、Reclaim AIの既存ユーザーはスムーズに移行できると期待されています。Dropboxとの連携を通じて、さらに機能が強化されるでしょう。
出典:Dropbox acquires Index Ventures-backed AI scheduling tool Reclaim.ai | TechCrunch