
最近ではPodcastを通勤時間や家事の時間に聴く方が増えていますが、メモを取りたい時や内容を見返したい時には文字起こしが便利です。
特にビジネスや学習目的でPodcastを活用している方にとって、音声を文字化する需要は高まっています。
しかし、SpotifyやApple Podcastなど主要なプラットフォームの文字起こし機能には無料で使えるものの制限があり、思うように活用できないケースが多いのが現状です。
この記事では、PodcastをAIで文字起こしするやり方と、おすすめのツールについて詳しく解説していきます。
無料でPodcastの文字起こしをするならSpotifyとAppleの公式機能を使う

PodcastのプラットフォームとしてメジャーなSpotifyとApple Podcastには、それぞれ文字起こし機能が搭載されています。
そのため、完全に無料でPodcastの文字起こしをするなら、SpotifyとApple Podcastの公式機能を活用するのが確実でしょう。
しかし、日本語での使用に関しては、様々な制限や課題があるのが実情です。
ここでは、各プラットフォームの文字起こし機能の現状と課題について詳しく見ていきましょう。
Apple Podcastの文字起こしは日本語に対応していない
Apple Podcastの文字起こし機能は、2022年後半からiOS 16以降で利用できるようになりました。
しかし、この機能には大きな制限があります。
まず最も重要な点として、日本語のPodcastには対応しておらず、現在は文字起こし機能が利用できるのは英語コンテンツのみとなっています。
また、文字起こし機能を利用するためには、Podcast配信者側で文字起こしの設定を有効にしている必要があります。
しかし、全ての配信者がこの設定を行なっているとは限らないため、英語のPodcastであっても文字起こしを利用できないケースが多いです。
そのため、日本語のPodcastを聴く際に文字起こしを活用したいユーザーは、Apple Podcastの標準機能では要件を満たすことができません。
Spotifyの文字起こしは日本語対応だが精度が悪い
一方、Spotifyの文字起こし機能は日本語のPodcastにも対応しています。
しかし、精度の低さという大きな課題があり、特に以下のような問題が目立ちます。
- 固有名詞や専門用語の認識精度が極めて低い
- 話者の区別が曖昧で、誰が話しているのか分かりにくい
- 句読点の位置が不適切で、文章の区切りが不自然
- 早口や複数人の会話が重なった部分は全く認識できない
また、配信者側で文字起こしの内容を編集したり修正したりする機能がないため、精度の問題を改善することができません。
そのため、参考程度の利用は可能ですが、正確な内容の把握や引用などの用途には適していないのが現状です。
PodcastをAIで文字起こしするやり方とおすすめアプリ

これまで見てきたように、主要なPodcastプラットフォームの標準機能では、実用的な文字起こしを行うことが難しい状況です。
そこで、より高精度な文字起こしを実現するために、NottaのChrome拡張機能を使ったAI文字起こしの方法をご紹介します。
無料で使うことはできませんが、月額1,317円(年間契約の場合)で利用できるため、かなりコスパよくPodcastの文字起こしができます。
NottaのChrome拡張機能を使って文字起こしする方法
NottaのChrome拡張機能を使用した文字起こし方法は、精度が高く操作も簡単です。
実際の手順を、具体的に解説していきます。
まずNottaのアカウントを持っていない方はアカウント作成を行います。アカウント持っている方はステップ2に進んでください。
以下のURLから、Nottaの公式ウェブサイトにアクセスします。
https://www.notta.ai/
「新規登録」または「いますぐ無料で始める」ボタンをクリックし、Nottaのアカウントを作成します。

より詳しいアカウント登録の方法やNottaについての詳細は以下の記事で詳しく解説しているので、合わせてご確認ください。

次にNottaのChrome拡張機能にアクセスします。
ログイン済みの場合、ダッシュボードが開いていると思いますので、左下の「連携とアプリ」をクリックするとポップアップが開きます。
そこから、「拡張機能」→「Chromeに追加」と進みます。

Chromeの拡張機能のページに遷移しますので「拡張機能を追加」 をクリックし、インストールを完了させます。

インストール後、ブラウザの拡張機能アイコン(パズルのような形)をクリックすると、Nottaのアイコンが表示されます。

Podcastを使って実際に文字起こしする手順
実際にPodcastを文字起こししてみましょう。
ここでは、弊社のPodcastを例に手順を紹介します。
PCでSpotifyやYouTubeにログインし、Podcastを再生します。

再生したら、先頬ダウンロードしたnottaの拡張機能を開きます。

青い「このページの録音を開始」ボタンをクリックし、録音を開始します。
インジゲーターが表示されたら録音が始まっている合図です。

録音を停止すると、自動でnottaのページが開き、書き起こしの生成が始まります。

内容に問題がなければ、このままエクスポートできます。

自動で書き起こしたテキストを編集・保存する機能も備えています。
文字起こし結果を確認し、編集モードをONにして誤字や不要な部分を編集できます。

必要に応じて、コメントの追記もできます。

これで、Podcastの音声をテキスト化し、簡単に整理・活用できます。
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まとめ
主要なPodcastプラットフォームの文字起こし機能には、それぞれ制限があります。
Apple Podcastは日本語に未対応で、Spotifyは日本語に対応しているものの精度が低いのが現状ですが、NottaのようなAI文字起こしツールを活用することで、これらの課題を解決できます。
特にChrome拡張機能を使用することで、プラットフォームを問わず高精度な文字起こしが可能です。
ビジネスや学習目的でPodcastを活用する際は、こうしたサードパーティツールの利用を検討してみてください。
文字起こしされたテキストは、メモ代わりとしての使用はもちろん、内容の振り返りや引用など、様々な用途に活用できます。
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