The Informationによると、イーロン・マスク氏は自身のAIスタートアップ「xAI」で「gigafactory of compute(ギガファクトリー・オブ・コンピュート)」と呼ばれるスーパーコンピューターの構築を計画しています。
10万個のNvidia製チップを搭載したスーパーコンピューターを2025年秋までに稼働させたいと考えているといい、米ソフトウェア大手のオラクルと提携する可能性も明かしています。
マスク氏は「計画されているスパコンは、メタ社がAIモデルのトレーニングに使用しているような、現在存在する最大のGPUクラスターの少なくとも4倍の規模になる」と述べています。
xAIは「Grok」という名のチャットボットを開発しており、このクラスターによりその開発を加速させる狙いがあるとみられます。
このスーパーコンピューターの構築には、エヌビディアのH100 GPUを大量に確保したうえで、数十億ドルの資金と多大な電力が必要となるといいます。
大手テック企業各社は、自社のAIを強化するためにより多くのコンピューティングパワーが必要だと考えており、GPU獲得競争は今後もますます過熱すると思われます。