
OpenAIは、計算資源の消費量が非常に多い新サービスを、今後数週間のうちに順次公開する予定であると発表しました。これは同社CEOのサム・アルトマン氏が明らかにしたもので、サービスの特性上、初期段階ではProプランユーザー限定、もしくは追加料金付きでの提供となる見通しです。
アルトマン氏は、今回の新サービスについて「膨大な計算資源を必要とするため」と説明しています。OpenAIは、これまでAIの知能にかかるコストをできる限り下げ、幅広い層へのサービス提供を目指してきました。一方、現時点におけるモデルのコスト環境下で大量の計算リソースを注ぎ込むことによって、「どのような新しいアイデアが実現可能になるのか」を見極めたい狙いもあるとしています。
Over the next few weeks, we are launching some new compute-intensive offerings. Because of the associated costs, some features will initially only be available to Pro subscribers, and some new products will have additional fees.
— Sam Altman (@sama) September 21, 2025
Our intention remains to drive the cost of…
具体的なサービスの内容については、まだ正式な発表がないものの、ここ1年以上大きな進展がなかった動画生成AIの分野や、パソコンやウェブブラウザの操作をさらに高度化するAIエージェントの可能性などが、業界内では噂されています。
OpenAIはこれまでも「ChatGPT」など、革新的なAI技術を次々と提供してきました。膨大な計算資源を投入することで、従来のAI技術の限界を超える新たなサービスが登場するのか、業界関係者や一般ユーザーからの注目が集まりそうです。