AIを活用した検索サービスのPerplexityは、天気・時刻・通貨換算・数学計算などのクエリの結果を直接表示するようになりました。これは、ユーザーがGoogleなど他の検索エンジンに移行するのを防ぐためです。CEO(最高経営責任者)のアラヴィンド・スリニヴァス氏は、これらのクエリがPerplexityで迅速に機能するようになったと強調しました。
昨年、スリニヴァス氏は、Googleが天気や時刻、ライブスポーツのスコアなどの基本的なクエリを効率的に処理していることを認め、Perplexityには多くの課題が残っていると述べていました。Googleはスポーツトーナメントの表や基本的な映画情報など、多くのカードベースの情報を表示しますが、Perplexityも他のソースから間接的に情報を取得するのではなく、直接結果を表示する方向に進んでいます。
2024年6月11日、Perplexityは、フォーブスの有料記事を適切な帰属を明示せず転載したことで、批判を受けました。フォーブスは、PerplexityのAI生成ポッドキャストにもその報道が目立つ形で取り上げられていると指摘しました。
批評家たちは、適切な著作権所有者名を表示しなければ、AI検索エンジンがメディアのビジネスを損なうと主張しています。
PerplexityのCBO(最高業務責任者)であるドミトリー・シェヴェレンコ氏は、Perplexity.ai社が出版社との収益分配契約を検討中であり、これにより出版社が継続的な収益を得られるようになると述べました。