AI検索エンジンの「Perplexity」が、複数のニュースメディアのコンテンツを不適切に転用していると指摘されています。同社の新機能「Perplexity Pages」を通じてキュレーションされたコンテンツにおいて、各メディアの独占記事が無断で転載されているケースが複数見受けられました。
例えば、Forbesが報じたエリック・シュミットのドローンプロジェクトに関する記事では、文章の断片やカスタムイラストがそのまま使われています。同記事は17,000以上の閲覧を集め、Perplexityの「Discover」タブでトップに表示されました。
また、CNBCの独占報道であるイーロン・マスクのチップ転送に関する記事も、Perplexityでは出典がわかりにくい形で転載されています。Bloombergのマーク・ガーマンが最初に報じたアップルのホームロボット開発計画に関する記事も同様に、引用元がほとんど目立たない形で掲載されました。
PerplexityのCEO、アラビンド・スリニヴァス氏はXで「Pages機能には改善の余地がある」と述べ、引用元の強調表示について改良を検討するとコメントしました。しかし、同社の対応は依然として不十分との指摘があります。