
ブラウザ企業のOperaは、ブラウザ上で様々なウェブサイトの操作を自動化できるAIエージェント「Browser Operator」を発表しました。
これは同社のFeature Dropプログラムを通じて、まもなくユーザーに提供される予定です。
Operaが公開したデモ動画では、ブラウザ上で複数のタスクを自動的に実行する様子が示されました。
具体的には、ウォルマートで靴下を購入したり、サッカーの試合のチケットを公式サイトで確保したり、Booking.comを使って航空券やホテルを検索するなどの例が紹介されています。
ユーザーはAIエージェントが行っている操作をリアルタイムで確認でき、必要に応じていつでも操作を引き継げる仕組みです。
Browser Operatorの特徴としてOperaが強調しているのは、安全性の高さです。
このAIエージェントはクラウド環境や仮想マシン上ではなく、ユーザーのデバイス内で直接(ネイティブに)動作するため、情報漏洩やセキュリティ面でのリスクが軽減されるとしています。
ブラウザやパソコンの操作をAIが代行する技術は競争が激しく、GoogleやAnthropicなどの大手企業も参入しています。
Operaは安全性と利便性を兼ね備えたBrowser Operatorの提供により、競合との差別化を狙います。
具体的な提供開始日は未定ですが、近くリリースされる見込みです。
出典:Meet Opera’s Browser Operator – An AI that can do tasks for you on the web – YouTube
出典:Opera unveils an AI agent that runs natively within the browser | TechCrunch