5月28日、OpenAIの理事会は、安全委員会を設立したことを発表しました。同社は、次世代モデルのトレーニングを開始していることも明らかにしました。
安全委員会は、OpenAIのプロジェクトと運営に関する重要な安全性とセキュリティの決定について、取締役会全体に対する勧告を行う責任を負います。議長のブレット・テイラー、アダム・ディアンジェロ、ニコール・セリグマン、そしてCEOのサム・アルトマンが指揮を執ります。
安全委員会の最初の任務は、今後90日間でOpenAIのプロセスと安全対策を評価し、さらに発展させることです。90日が経過した後、委員会は取締役会全体に対して勧告を共有します。その後、取締役会全体のレビューを経て、OpenAIは安全保障に関する勧告の採択について公に更新情報を共有する予定です。
この委員会には技術・政策の専門家も参加するほか、セキュリティ・技術の専門家を雇用し、安全保障の強化を図ります。
OpenAIがトレーニングを開始したとする次世代モデルは、AGI（汎用人工知能）の開発に向けた重要なステップになるということです。同社は、ケイパビリティと安全性の両面で業界をリードするAIモデルを構築しリリースすることを誇りに思うと同時に、活発な議論を歓迎するとしています。
