OpenAIはChatGPTの新機能「Project」を発表しました。
この機能により、ユーザーはプロジェクトごとにチャット、ファイル、カスタム指示を一元管理し、効率的にタスクを進められるようになります。
「Project」は、Team、Plus、Proユーザー向けに本日から提供が開始されました。
「Project」を使用すると、ユーザーは個別のプロジェクトフォルダを作成し、その中に関連する会話や資料をまとめることができます。
また、カスタム指示を設定することで、プロジェクトごとにChatGPTの応答を最適化できます。
例えば、イベントの企画では特定の口調や指示を追加することで、プロジェクトに沿ったスムーズなやりとりが可能です。
さらに、「Project」はChatGPTの検索機能やCanvas機能と統合されており、これまでの会話や関連資料を素早く検索・参照できます。
加えて、ドラッグ&ドロップで簡単にファイルやチャットを整理したり、外部データを活用してリアルタイムに情報を処理したりすることも可能です。
このデモでは「Project」の実用例をいくつか紹介しました。
例えば、クリスマスのシークレットサンタイベントの管理では、アンケート結果やギフト予算などのデータをアップロードし、それを基にプレゼント交換を円滑に進めました。
Quickly start a project and add files or custom instructions. pic.twitter.com/AcfOgHOuBK
— OpenAI (@OpenAI) December 13, 2024
また、家庭のメンテナンスプロジェクトでは、冷蔵庫のフィルター交換記録やスマートホームの設定情報を一元化し、必要なタスクを簡単に確認・実行できる仕組みを構築しました。
A project keeps your chats, files, and custom instructions together in one place, making it easy to return to ongoing work. pic.twitter.com/V1z4zpHAPc
— OpenAI (@OpenAI) December 13, 2024
開発者向けには、プログラミングプロジェクトの管理機能が特に注目されています。
今回のデモでは、自分のウェブサイトをカスタマイズする際に「Project」を活用する例を紹介。
You can also use ChatGPT search and canvas. pic.twitter.com/V2n79iuyBb
— OpenAI (@OpenAI) December 13, 2024
OpenAIの担当者は、「『Project』は単なるチャット整理ツールにとどまらず、プロジェクト全体をサポートする柔軟なプラットフォームです。今後も機能を拡充し、ユーザー体験を向上させていきます」とコメントしています。
この新機能は、組織的な作業を必要とするビジネスや日常のタスクをより簡単かつ効果的に進めるための強力なツールとなるでしょう。