OpenAI、AppleデバイスへChatGPTを統合 デバイスから直接アクセス可能に

出典:ChatGPT x Apple Intelligence—12 Days of OpenAI: Day 5 – YouTube

OpenAIは、平日12日間にわたり開催中のライブ配信イベント「12 Days of OpenAI」の5日目に、Apple製品のエコシステム内でChatGPTを直接活用できる新しい統合機能を発表しました。

この機能により、iOS、iPadOS、macOS上でChatGPTをシームレスに利用することが可能になります。

特にSiriとの連携や、執筆ツール、カメラ制御といったAppleの既存機能との組み合わせで、ユーザー体験が大幅に向上します。

Siriとの連携では、ユーザーがChatGPTに適したタスクをSiriに依頼した場合、SiriがそのタスクをChatGPTに委ねる仕組みが導入されています。

たとえば、「クリスマスパーティーを計画して」と依頼すると、ChatGPTがゲストリストや音楽の提案など、詳細なプランを作成します。

この連携により、Siriを通じてChatGPTの高度な生成機能を簡単に利用できるようになっています。

また、生成された内容はChatGPTアプリで編集可能で、柔軟性の高い活用が期待されます。

カメラ機能を活用したChatGPTの利用例として、デモ映像ではクリスマスセーターコンテストが紹介されました。

参加者の衣装をカメラで撮影し、その画像をChatGPTに送り、「どのセーターを着ている人が最も楽しいか」を評価する場面が披露されています。

macOS版のChatGPT統合では、iPhoneやiPadと同様にシステム設定で拡張機能を有効化することで、さまざまなアプリケーションからChatGPTを直接呼び出せるようになります。

キーボードのコマンドキーをダブルタップすることでSiriを起動し、そのSiriを通じてChatGPTにアクセスすることができます。

また、執筆ツールとしてPDFなどの長文ドキュメントを分析・要約し、効率的に内容を把握する機能も活用できます。

ChatGPTに渡すデータは常にユーザーの制御下にあり、共有する範囲を選択することが可能です。

さらに、生成された内容はChatGPTアプリに保存され、後から確認や編集が行えます。

たとえば、PDFから抽出した情報をもとにチャートを作成したり、学習資料をわかりやすく再構成するなど、さまざまな用途で活用できます。

この保存機能により、会話や情報を継続的に利用することが簡単になります。

OpenAIは、この統合がユーザーの利便性を向上させ、日常生活や仕事の中でより多くの場面でChatGPTを活用できるきっかけになると述べています。


出典:ChatGPT x Apple Intelligence—12 Days of OpenAI: Day 5 – YouTube

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