OpenAI、インドで低価格プラン「ChatGPT Go」を開始 他国展開も視野に

OpenAIは、インド市場向けの新たなサブスクリプションプラン「ChatGPT Go」をローンチしました。月額料金は399ルピー(約674円)と設定され、従来の無料プランと比較して各種機能が大幅に拡充されることが特徴です。

具体的には、無料プランに比べてメッセージ送信数の上限が10倍となるほか、画像生成回数やファイルアップロード容量もそれぞれ10倍に増加します。さらに、過去の会話内容を記憶し、よりパーソナライズされた応答を可能にする「メモリ保持」機能の容量も従来の2倍に拡張されます。

また、新プランでは、OpenAIの最新AIモデル「GPT-5」をより多く利用できるようになるほか、Pythonを用いたデータ分析などの高度なツールや、プロジェクト・タスク管理、GPTs(カスタムGPT)の作成といった機能も追加されます。一方、「ChatGPT Plus」(月額1,999ルピー)などの上位プランに含まれる旧世代モデル(4o)やSoraによるビデオ生成、コネクター機能などは、本プランには含まれていません。

OpenAIは今回のインド展開にあたり、現地ユーザーの利便性を高めるため、料金表示をインドルピーに変更。さらに、インドの決済システム「UPI(統一決済インターフェース)」にも対応しました。

既存のサブスクリプションユーザーが「Go」に切り替える場合は、現在の課金サイクル終了後に新料金が適用されます。また、WhatsAppの「1-800-ChatGPT」サービス上でも本プランの機能をそのまま利用可能だということです。

「ChatGPT Go」は、ユーザーからの「価格をもっと手頃にしてほしい」という要望に応えるため開発された低価格帯のプランで、現在はインド国内のみに提供されています。ただし同社は、インドでの反応やフィードバックを踏まえ、今後、他の国や地域へも展開を広げる方針を示しています。


出典:https://x.com/nickaturley/status/1957613818902892985
出典:What is ChatGPT Go? | OpenAI Help Center

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次