OpenAIは、動画生成AIモデル「Sora 2」に2つの大きなアップデートを発表しました。ひとつは、シーン単位で動画を構成できる新機能「ストーリーボード」の追加。もうひとつは、生成できる動画時間の上限が拡大され、Proプランでは最大25秒、その他のプランでも最大15秒の動画を作成できるようになった点です。
2 Sora 2 updates:
— OpenAI (@OpenAI) October 16, 2025
– Storyboards are now available on web to Pro users
– All users can now generate videos up to 15 seconds on app and web, Pro users up to 25 seconds on web pic.twitter.com/iINg7alWGL
まずストーリーボード機能は、Web版のProユーザー向けに提供される新しい制作ツールで、動画を複数のシーンに分けて構成できるのが特徴です。ユーザーは各シーンごとに指示を与え、登場人物や動き、背景などを細かく設定できるため、起承転結を持つ映像表現やドラマ・映画のような構成を再現できます。これにより、従来の「1プロンプト＝1動画」という制約から一歩進み、物語性のある映像制作が可能になりました。
さらに、動画生成の時間もこれまでより大幅に拡大されました。一般ユーザーを含む全プランでアプリおよびWeb上から最大15秒の動画を生成できるようになり、ProユーザーはWeb上で最大25秒までの動画制作が可能です。短編映像やプロモーション動画、ナレーション付きのストーリーなど、これまで以上に多様な用途への応用が期待されます。
Sora 2は高精細な映像生成と自然なカメラワークで注目を集めてきましたが、今回のアップデートにより、より創造的でシネマティックな作品づくりを支援するツールへと進化しました。