複数の音楽レーベル会社が、AI音楽企業SunoとUdioに対して訴訟

引用元:https://ascii.jp/elem/000/004/206/4206033/#eid3753819

全米レコード協会(RIAA)は2024年6月24日(現地時間)、AI音楽生成サービス企業SunoとUdioの2社に対して、著作権侵害訴訟を提起しました。訴訟は、Sunoがマサチューセッツ州連邦地裁に、Udioがニューヨーク州南部地区連邦地裁に提訴され、Sony Music Entertainment、UMG Recordings、Warner Recordsなどの音楽会社が原告となっています。

RIAAは、両社が著作権で保護された録音物を無断でコピーし、AIモデルをトレーニングしていたと主張しています。特定のプロンプトを使用すると、著作権で保護された音楽に酷似したファイルが生成されるとされ、例えばUMGが著作権を保有するChuck Berryの「Johnny B. Goode」などが例として挙げられています。

RIAAは、これらのAI生成音楽が人間の創造物の価値を低下させると非難し、著作権侵害行為の差し止めと損害賠償を求めています。

今回の訴訟は、音楽生成AIに対して初めて提起されたものであり、損害賠償額は著作権侵害1件につき最大15万ドルとされています。RIAAは、AI技術が著作権法の例外ではなく、AI企業もルールを守るべきだと強調しています。


出典:音楽生成AI相手に初訴訟、ソニーなど大手3社 著作権侵害訴え | ロイター

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