Microsoft Designerは、直感的な使い方とDALL-E3を搭載した画像生成機能を備えた革新的なデザインツールです。
無料で利用でき、商用利用も可能なため、プロジェクトの著作権問題の心配もありません。
本記事では、Microsoft Designerの特徴や使い方、料金プラン、著作権に関する詳細をご紹介します。
Microsoft Designerの基本機能と特徴
ブログ用の画像作成やSNSの投稿素材など、日々のデザイン作業に悩んでいませんか？
Microsoft Designerは、AIを活用した画像生成と編集機能で、デザインの課題を解決してくれます。
プロのデザイナーでなくても、簡単に魅力的なビジュアルを作成できる機能を詳しく見ていきましょう。
Microsoft Designerの概要
Microsoft Designerは、MicrosoftのAI技術を活用した最新のデザインツールです。
最大の特徴は、最新の画像生成AI「DALL-E 3」を搭載している点で、テキストをそのまま画像にしてくれます。
テキストプロンプトから高品質な画像を生成でき、例えば「海辺でコーヒーを飲む女性」と入力すれば、すぐにイメージ通りの画像が作れます。
PowerPointやWordでも使えるので、プレゼン資料や文書作りがぐっと楽になります。
ブラウザで利用可能な利便性
Microsoft Designerは、ブラウザさえあればすぐに使えます。
ソフトのインストールは不要で、スマホやタブレットからもアクセスできる点も特徴です。
いつでもどこでも、思い立ったときにデザイン作業が始められます。
普段使っているブラウザを開くだけなので、パソコンの空き容量を気にする必要もなく、複数のデバイスで同じデザインを編集できるのも便利なポイントです。
創造性の高い画像生成の特徴
DALL-E 3搭載のMicrosoft Designerは、細かい指示にもしっかり対応できます。
「夕暮れの和カフェで抹茶を楽しむ若い女性」といった抽象的なイメージも、リアルな画像に変換してくれます。
画像のタッチや雰囲気も指定可能で、「水彩画風」「アニメ調」など、好みやイメージに合わせた表現で画像を生成できます。
生成された画像が気に入らなければ、プロンプトを少し変えて何度でも再生成でき、理想の画像が見つかるまで試せます。
Microsoft Designerの料金プラン！無料利用と商用利用について
Microsoft Designerは無料で始められて商用利用もOKなので、ビジネスでもプライベートでも安心して使えます。
詳しい利用条件や料金プランを見ていきましょう。
Microsoft Designerは完全無料で利用可能
Microsoft Designerは基本機能がすべて無料で使えます。
Midjourney（月額10ドル～）やStable Diffusion（有料プランあり）と比べても、コストパフォーマンスは抜群です。
| Microsoft Designer | Midjourney | STABLE DIFFUSION | |
|---|---|---|---|
| 基本料金 | 無料 | 月額10ドル～ | 基本的に無料 （※Google Colaboratoryを活用する場合は 1,179円/月の有料版への加入が推奨） |
| 商用利用 | 可能 | プラン依存 | モデルによる |
| AIモデル | DALL-E 3 | 独自モデル | オープンソース |
このように、Microsoft Designerは無料でありながら、高性能なDALL-E 3を利用できる点が大きな特徴です。
MidjourneyやStable Diffusionなど他の画像生成モデルに興味がある方は以下の記事をご覧ください。
著作権や商用利用に関する条件と注意点
Microsoft Designerで生成した画像は、商用利用も含めて自由に使えます。
著作権は画像を生成したあなたに帰属するため、SNSやブログ投稿、ECサイトの商品画像など、ビジネスでの活用も安心です。
ただし、いくつかの注意点があります。
- 生成画像に含まれる商標やロゴには要注意
- 著名人の画像生成は控える
- AIが生成した画像であることを明記推奨
まず、他社の商標やロゴ、著名人の画像を生成することは肖像権の問題が発生する可能性がありますので避けましょう。
また、AIを悪用した詐欺的な画像や有害なコンテンツの作成は利用規約違反となります。
例えば、詐欺的なコンテンツや公序良俗に反する画像の生成は利用規約違反となり、アカウント停止などのペナルティを受ける可能性があります。
また、生成画像をSNSなどで公開する際は、ユーザーへの透明性を保ち、信頼関係を築くために「AI生成であること」を明記することが推奨されます。
Microsoft Designerの始め方
Microsoftアカウントの作成
任意のパスワードを設定します。
画面に従って氏名を入力します。
画面の指示に沿って、生年月日を入力します。
Microsoft DesignerのTOPページが表示されたら、アカウント作成の完了です。
Microsoft Designerの始め方
右上の「サインイン」をクリックし、先ほど作成したアカウントでサインインします。
Microsoft DesignerのTOPページに戻ったら、サインイン完了です。
Microsoft Designerの使い方
画像生成から編集まで、Microsoft Designerの具体的な操作方法を解説します。
はじめは少し戸惑うかもしれませんが、基本的な操作は直感的で、慣れれば数分で素敵な画像が作れます
画像を生成する方法
TOPの検索欄で、デザインしたい内容を選択します。
今回は、一番簡単に画像を生成できる「画像」を選択します。
生成したい画像のイメージをテキストで入力し、サイズを指定し「生成」を押します。
４つの画像が生成されるので、イメージに合うものを選択します。
イメージに合うものがなければ、もう一度「生成」を押して再生成が可能です。
また、画像を選んだ後「編集」を押すと、色合いや明るさなどの調整ができます。
画像を編集する方法
Microsoft Designerでは、既存の画像を編集することもできます。
TOPページで「AIで編集」→「画像の編集」を選択します。
編集したい画像をアップロードします。
アップロードした画像をタップして、左側に表示される「調整」で、色合いや彩度などを編集できます。
アップロードした画像をタップして、左側に表示される「背景」→「削除」で、背景の削除が可能です。
「削除」をクリックすると、
このように被写体以外が削除された状態になります。
Microsoft Designer上で、作成した画像のトリミングも可能です。
画像をクリックし、「キャンバスの編集」→「サイズ変更」をクリックします。
任意のサイズ、もしくはレイアウトを選択してサイズを変更します。
まとめ
Microsoft Designerは、DALL-E 3を搭載した無料のAIデザインツールとして、ビジネスからプライベートまで幅広く活用できる点が特徴です。
商用利用も可能で著作権も利用者に帰属するため、SNSやブログ、ECサイトなど、様々なビジネスシーンで安心して使えます。
テキストプロンプトから希望の画像を生成し、サイズ調整やフィルター適用など基本的な編集も簡単に行える点も魅力と言えます。
無料で始められる高機能なデザインツールとして、デザイン初心者からプロまで、幅広いユーザーにおすすめですので、ブログのアイキャッチやSNSの投稿画像作りに悩んでいる方は、まずMicrosoft Designerを試してみてはいかがでしょうか。