
初心者でもテキストや画像から高品質な動画を生み出せると話題のKlingは、近年急速に進化する動画生成AIの代表格です。
本記事では、Klingの最新情報を踏まえ、登録方法(電話番号は必要なのか)から使い方、料金まで、初めての方にも分かりやすく網羅的に解説します。また、安全性とともに商用利用の可否にも触れていきます。
効率的なAI動画生成ツールをお探しの方はぜひご覧ください。
【2025年最新】Kling(クリング)とは?概要と最新機能

Klingは、テキストや画像から高品質な動画・画像を生成できる最先端AIです。
本章では、Klingの基本的な仕組みやできること、近年の大型アップデートを含めた全体像を整理して解説します。
Klingの概要
Kling AI(クリングAI)は、中国の大手テック企業・快手が開発したAI動画生成サービスで、テキストや画像を入力するだけで短い映像クリップを自動生成できます。
Klingの動画生成では、プロンプトに基づきシーン構成やカメラワークまでAIが制御し、最大1080pの高解像度映像を出力可能です。

Kling AIは当初、テキストから映像を生成する「Text to Video」機能や画像から映像を生成する「Image to Video」機能でスタートしましたが、近年では映像と音声を同時に作る機能なども加わり、映像内のキャラクターのセリフや環境音までもAIが自動生成できるようになっています。
最近の進化ポイント
最新の進化ポイントとしては、2025年12月に「Kling Video 2.6」「Kling O1(Omni One)」「Kling AI Avatar 2.0」という3つの新モデルが相次いでリリースされました。
Kling Video 2.6は映像と音声を一括生成できるモデルで、テキストまたは画像の入力から声や効果音付きの動画を直接作成可能です。

Kling O1はテキスト・画像・動画といったあらゆる入力を統合し、「生成」と「編集」の両方を1つのエンジンで行える統合型マルチモーダル動画モデルで、公式では「世界初」と位置付けています。
万能エンジン:世界初の統一マルチモーダル動画大規模モデル
Kling 動画 O1 モデルは、動画生成領域において、参考動画生成、テキストからの動画生成(文生動画)、フレームズからの動画生成、動画内容の追加・削除、動画の指示変換、スタイルのリドロー、カメラワークの拡張といった多様なタスクを、初めて一つの統合モデルの中に融合しました。複数のモデルやツールを切り替える必要はなく、インスピレーションから生成、生成から修正・編集まで、すべての創作プロセスをワンストップで完結できます。
引用元:Kling O1 – Kling 動画 O1 ご利用ガイド

そしてKling AI Avatar 2.0は1枚の人物写真から、その人物が話す映像を生成できるAIアバターモデルの最新版で、従来数秒間が限界だったアバター動画を最大5分間まで長尺化し、より自然な表情やジェスチャーで喋らせることを実現しています。

対応できる動画の尺・解像度の目安
対応できる動画の尺(長さ)は、モデルの進化に伴い徐々に延びており、Kling O1では標準で3~10秒の動画生成が可能で、ユーザーが狙った演出やストーリーに合わせて長さを調整できます。

解像度については、O1モデルでは720p(HD)や1080p(フルHD)の高品質モードが利用可能です。画像生成では1K/2Kの解像度が生成できます。
Klingのモデル一覧と特徴(2.1・Video 2.6・O1・Avatar)

Kling AIには用途や目的に応じて複数のモデルやモードが用意されており、世代を追うごとに性能や機能が強化されています。
ここでは2025年12月時点の主なモデルシリーズ(2.1系・Video 2.6・O1・Avatar)とその特徴を紹介します。
Klingベースモデル(1.6 / 2.1)
Klingの動画1.6~2.1系は、サービス初期から使われてきた基盤モデルで、テキストや単一画像を基にした映像制作を得意とします。

2.1では画質モードが分かれ、クレジット消費を抑えつつ高精細な表現が可能になり、短尺動画を効率よく作りたい場面で活躍します。
Kling 2.5 Turbo:高速・高品質なテキスト/画像→動画生成
Kling 2.5 Turboは、2.x系を改良した高速かつ高品質なモデルで、生成時間と安定性の両面が大きく強化されています。
冒頭と末尾のフレームを固定できる仕組みにより、複数の映像をつないでも違和感が生じにくく、連続した表現を保ちやすくなりました。
指示内容への追従性も向上しており、動きの滑らかさ(モーションフルイディティ)や映画的なビジュアル表現に特に秀でています。
短時間で完成度の高い映像を効率よく制作したい場面に適しています。
Kling Video 2.6:映像+音声を同時生成できるネイティブオーディオモデル
Kling Video 2.6は、映像と音声を同時に作り出せる最新モデルで、従来必要だったナレーションや効果音の後付け作業がなくなりました。

プロンプトに応じてセリフや環境音まで含めた短尺映像を一度に生成でき、動きと音の同期精度も高く保たれます。
中国語と英語の音声に対応し、制作工程を大幅に簡略化できる点が特徴です。

Kling O1シリーズ:生成と編集を統合したマルチモーダル動画モデル
Kling O1シリーズは、生成と編集を単一のエンジンで行える統合型の動画モデルとして2025年12月に登場しました。

テキストや画像、既存の映像素材を同時に扱い、対話的な指示を重ねながら内容を書き換えられる点が大きな特徴です。参照要素や追加要素を画像で指定して組み込むことができます。


シーンをまたいでも人物や背景の見た目を高度に保てる仕組みを備え、長尺や複数カットの制作でも一貫性が崩れにくくなりました。
Kling O1 は、入力された画像や動画の理解能力を大幅に強化し、複数アングルの画像から主体を作成することも可能です。画像や主体の参照を組み合わせることで、Kling O1 は人間の監督のように、あなたの「主役」「小物」「背景」を記憶し、カットがどれだけ切り替わっても、主体の特徴を安定して保ち、すべてのフレームの整合性を維持します。
引用元:Kling O1 – Kling 動画 O1 ご利用ガイド
映画制作や広告表現など、連続した映像表現が求められる分野で活用が期待されています。
IMAGE O1とElement Library:静止画生成とキャラクター一貫性の管理
IMAGE O1は、テキスト入力に加えて複数の参考画像を使い、人物や物体の特徴を保ったまま静止画を生成できるモデルです。
最大10枚の画像を基に構図や要素を統合し、生成後の部分的な修正にも対応します。

要素を蓄積して再利用できる仕組みにより、同じキャラクターやデザインを安定して扱える点が大きな強みです。
Kling AI Avatar / Avatar 2.0:1枚画像から話すアバター動画を作るモデル
Kling AI Avatarは、人物写真やイラストを基に、話すアバター動画を生成できるモデルです。

最新版のAvatar 2.0では、最大5分の長尺でも容姿や動作の一貫性を保ち、表情やしぐさの自然さが大きく向上しました。
音声を与えるだけで口の動きまで同期し、写真1枚からリアルなデジタル人物表現を実現します。
Kling AIの料金プラン(Free〜Ultra)とクレジットの仕組み

Klingはクレジット制を採用しており、選ぶプランによって使える機能や商用利用可否が異なります。
本章では、各料金プランの違いとクレジット消費の基本を分かりやすく整理します。
公式サブスクプラン一覧(Free / Standard / Pro / Premier / Ultra)の違い
Kling AIは無料でも試せますが、ウォーターマークが付与され、商用利用も許可されていません。
収益化や企業案件で商用として使う場合は、有料プランの契約が必須となります。
| プラン | 月額 | 年額 | 毎月クレジット | 画質・主な違い | 商用利用 |
|---|---|---|---|---|---|
| Free (非会員) | $0 | — | ログインにより付与 | ・低解像度(360p〜540p) ・ウォーターマークあり ・同時キュー1件 | |
| Standard | $10 (次月以降$8.8) | $120 | 660 | ・HD(720p程度)まで ・ウォーターマーク除去 ・同時生成の拡張 | |
| Pro | $37 (次月以降$32.56) | $444 | 3,000 | ・1080pまで ・同時生成の拡張 ・新機能の優先体験 など | |
| Premier | $92 (次月以降$80.96) | $1104 | 8,000 | 上位機能/優先処理で高速化 (4Kアクセス・アップスケールなど) | |
| Ultra | $180 (次月以降$159.99) | $2160 | 26,000 | ・大容量クレジット ・上位者向け特典 (ベータテスト招待など) |
補足として、追加クレジットの購入にも対応しており、$5で330クレジットからチャージできます。購入したクレジットは最長2年間有効ですが、返金や譲渡はできないため、必要量を見ながら買い足すほうが安全です。
外部サービス・API経由で使う場合の料金
Klingを外部サービスや自社システムからAPI経由で利用する場合、個人向けサブスクリプションとは異なり、事前に購入した「Resource Pack(リソースパック)」から消費される従量課金方式が採用されています。
APIリクエストごとに、使用するモデルや生成タイプ、品質設定、動画の尺に応じてResource Pack数が差し引かれる仕組みです。
以下はKling-V2-5-Turboを使用した場合のリソースパックの消費量一覧です。
| 生成タイプ | 品質 / 動画尺 | 消費Resource Pack | 参考価格 |
|---|---|---|---|
| Text to Video | Standard / 5秒 | 1.5 | $0.21 |
| Image to Video | Standard / 10秒 | 3 | $0.42 |
| Image to Video | Pro / 5秒 | 2.5 | $0.35 |
| Image to Video | Pro / 10秒 | 5 | $0.70 |
| Image to Video (Start / End Frame指定) | Pro / 5秒 | 2.5 | $0.35 |
| Image to Video (Start / End Frame指定) | Pro / 10秒 | 5 | $0.70 |
たとえばStandard品質の5秒動画生成で1.5 Resource Pack、Pro品質の10秒動画生成では5 Resource Packを消費します。
実際のコスト管理では「1本いくら」ではなく「1回の生成で何パック消費するか」を基準に見積もる必要があります。
個人利用とは異なり、API利用時はResource Pack残高の監視が運用上の重要ポイントになる点は理解しておくべきでしょう。
Klingの登録方法:電話番号は必要か?

KlingはWeb版・スマホアプリから手軽に始められますが、無料の場合でもユーザー登録(ログイン)が必要です。
Googleアカウント・Appleアカウント・メールアドレスで登録でき、電話番号は不要です。
ここでは、Webからのアカウント登録の流れを解説します。
ログイン方法はGoogleアカウント・Appleアカウント・メールアドレスが選択できます。ここではGoogleアカウントを選択します。

ログインに使用するGoogleアカウントを選択します。クリック後、「次へ」を選択します。

登録完了すると再び生成ツールの画面に戻り、クレジットが付与されたことが通知されます。

Klingの基本的な使い方

Klingではテキスト・画像・統合モデルなど複数の生成方法があります。
本章では、最新モデルO1の基本操作を順を追って紹介します。
ダッシュボードの画面構成と主なメニュー
O1モデルには左側のメニューにある「O」のアイコンからアクセスできます。

下側にプロンプトや素材を登録するテキストボックスがあり、用途や製作スタイルに応じた機能を選択することができます。

O1モデルの動画生成では主に下記のような機能を備えています。
| 機能 | できること | 主な入力 |
|---|---|---|
| 画像/主体参考 | 参考画像や「主体」を組み合わせ、人物・キャラクター・道具・衣装・シーンなどの要素を統合して生成できる | 参考画像 主体(1〜7枚) |
| プロンプト変換 | 元動画をベースに、内容編集・カメラアングル切替・スタイルのリデザインなどを行える | 動画(必須:3〜10秒) +テキスト/画像/主体 |
| 動画参考 | 参照動画の流れを踏まえて次のシーンを続けたり、アクションやカメラワークを再現して新しい画面を生成できる | 動画(必須:3〜10秒) +テキスト/画像/主体 |
| フレームズ | 開始〜終了までの動画を、シーン遷移・カメラ軌道・キャラクター動作の指定で精密にコントロールできる | 始端フレーム画像/終端フレーム画像(同時追加可) +テキスト指示 |
さらに、画像生成(Image O1)では、参考画像を基に、追加・削除・修正・融合・スタイル変換などを自然言語で指示し、画像生成や編集が可能です。
O1モデルで動画を生成する手順
ここでは「画像/主体参考」の機能を使って動画を生成する手順を説明します。
「画像」をクリックし、「端末からアップロード」をクリックします。

下のように「画像」のエレメントが追加されました。ここでは背景となる画像を追加しました。

同様に「主体」をクリックすると、右側に「主体ライブラリ」が表示されます。Klingが用意している公式主体を使うことが出来ます。主体をクリックして選択します。
「マイ主体」をクリックしてオリジナルの主体を追加することも出来ます。

テキストボックス欄に選択した主体が表示されます。

プロンプトは基本的に英語で入力します。追加したエレメントを参照させる場合は、「@」を入力すると追加したエレメントをプロンプト中に取り込むことができます。

このようにプロンプトを入力しました。

必要に応じて生成時間や比率を設定し、「生成」をクリックすると動画を生成することができます。

右側のタスク一覧に進行中であることが表示されますので数分間待機しましょう(待機時間は時間や解像度によって変動します)。

動画生成が完了するとプレビューが表示されます。右下の下向き矢印のアイコンから動画ダウンロードを行うことができます。

完成した動画はこちらです。
(補足)マイ主体の登録方法
「主体」の登録の際、「マイ主体」をクリックしてオリジナルの画像をもとに主体を追加することも出来ます。
プロンプト欄の「主体」をクリックし、主体ライブラリで「マイ主体」を選択します。

「+」のアイコンをクリックします。

「正面画像を追加」をクリックして画像を追加します。

別アングルの画像も追加します

「主体名」を入力し、「タグ」を選択します。さらに、「主体の説明」欄に人物などの特徴を入力します。
主体の説明は「スマート説明」をクリックすることで自動で生成することも出来ます。
今回は以下のように入力しました。
黒いローブを着用し、頭にフードを被った女性。ローブには金色の装飾と複雑な模様が施され、胸元には大きな円形の装飾とベルトが付いている。髪は黒く長く、額には装飾的なヘッドピースを装着している。手は前に組まれており、顔はやや下を向いている。

「作成」をクリックします。

主体ライブラリに追加されるのでクリックして主体に追加します。
以降の動画生成方法は公式主体の場合と同様です。

Kling AIは商用利用できるのか?安全性と注意点

最後に、Klingを安心して使うための注意点を整理します。
商用利用および著作権についての注意
Klingの生成物を商業目的で使う場合、無料プランでは個人利用に限定されます。
4.6 お客様は、適用法に従い、入力および/または出力に関する知的財産権、肖像権、またはその他の正当な権利または利益を保有している場合、お客様と当社が別途合意しない限り、お客様による本サービスの利用はかかる正当な権利または利益の譲渡とはみなされないことを承認し、同意するものとします。具体的には、当社の書面による許可なく、お客様は、出力を商業目的で使用、複製、配布、派生作品の作成、または改変することはできません。
出典:Klingユーザー規約
商業利用する場合は、有料プランへ加入が必須となります。
KLING AI メンバーによる成果物の商用利用は制限されません。成果物を商用目的で使用、複製、配布、改変、派生作品の作成を行うことは許可されますまたは提供を目的とする場合を除く)。
出典:Kling有料サービス規約
また、商用利用が可能であっても、違法・有害な表現や第三者の知的財産権を侵害する内容は禁止されています。
6.3.5 有料サービスおよび関連する権利と利益のいずれか1つ以上を利用して、当社または第三者の知的財産権、財産権、名誉権、その他の合法的な権利と利益を侵害すること。
引用元:KlingAI Terms of Service
日本語対応について
KlingのUIや生成処理は2025年12月現在、Web版・モバイルアプリ版ともに英語と中国語に最適化されています。
日本語入力では意図通りの結果が得られない場合がある点に注意が必要です。
日本語話者は翻訳ツールなどを使用して英語でプロンプトを入力する運用が基本となり、日本語音声の直接生成や自然なリップシンクにも制約があることを理解したうえで活用しましょう。
まとめ
Klingは、テキストや画像から高品質な映像を生み出せる動画生成AIとして急速に進化を遂げています。
音声付き動画や統合型モデル、長時間アバターなど機能は年々拡張され、日本語利用時の注意点や料金体系を理解すれば、個人でも本格的な映像制作が可能です。
まずは無料で試しみて、自分の表現を広げていくとよいでしょう。


