Googleは6月6日、AIを搭載したリサーチ・ライティングアシスタント「NotebookLM」を200以上の国と地域で提供開始しました。NotebookLMは複雑な資料から情報を整理し、迅速にドラフトを作成するためのツールです。
リサーチノートやインタビューの書き起こし、企業文書などをアップロードすることで、NotebookLMは関連する質問に回答することができます。アップロードした情報は、モデルの訓練には使用しないということです。
今回のアップデートにより、新たにGoogleスライドやWeb URLをソースとして扱えるようになりました。さらに、インライン引用機能が追加され、引用された文章に直接アクセスし、ファクトチェックをしたり、原文を読み込んだりすることもできます。また、Notebookガイド機能により、FAQやブリーフィングドキュメントなど、ソースを有用な形式に変換することができます。
Gemini 1.5 Proのマルチモーダル機能により、画像やチャートに関する質問にも対応できるようになりました。これにより、関連する画像の引用をエビデンスとして含めることができます。
同ツールは、作家のウォルター・アイザックソン氏が次回作の研究で使用しているほか、ドキュメンタリーやポッドキャストの研究者、地方行政の住民、非営利団体など、多岐にわたる用途で利用されています。