
Gensparkは、スライド作成機能を大幅に強化した新バージョン「AIスライド 2.0」を発表しました。今回のアップデートでは、数百種類のスライドテンプレートがすべて無料で利用可能となります。テンプレートを選択し、簡単な指示を入力するだけで、デザイン性の高いプレゼン資料を短時間で作成できるのが特徴です。
例えば、実際に「ゲーム・オブ・ザ・イヤー受賞作品を6枚のスライドにまとめる」といった具体的なプロンプトを与えた場合でも、テンプレートと内容が的確にマッチし、短時間で完成度の高いプレゼンテーションが作成されます。
AIを使ったスライド作成ツールは近年増加していますが、競合するCanvaやGammaといった他社サービスが部分的に有料であるのに対し、Gensparkは全機能を完全無料で提供しています。
さらに、今回のバージョンアップで注目されるのが、新機能の「Deep Thinking(ディープ・シンキング)」です。この機能はAIの生成過程で発生することがある誤情報(ハルシネーション)を、従来比で90%削減することに成功しています。「Deep Thinking」は、AIが段階的な思考、リサーチ、構造化された分析を行う仕組みであり、従来よりも正確で質の高いコンテンツが生成されるとしています。
デモ映像では、ラルフローレン、ルルレモン、ユニクロといった複数ブランドのブランディング戦略を比較するような複雑な要求にも、分析力の高いコンテンツを生成できることが示されています。
Canva、Gamma、その他のツールはもう不要!Genspark AIスライド 2.0 🚀
— Genspark (ジェンスパーク) : 日本公式 (@genspark_japan) July 31, 2025
数百種類のスライドテンプレートが、すべて無料!Canvaなどとは異なり、Gensparkは完全に無料です。
「深い思考」により、ハルシネーション(AIによる誤情報)を90%削減… pic.twitter.com/pYWamtW0Aq
編集面でも、PowerPointに慣れ親しんだユーザーがスムーズに使えるよう、操作感を大幅に改善しました。要素のドラッグ、追加、削除をはじめ、文字の位置揃えやフォント変更、余白の調整、画像の差し替えなど、細かい調整も自由自在です。
今回の「AIスライド 2.0」では、初心者でも直感的に使えるシンプルさと、プロのユーザーにも応える高度な機能性が両立しています。
