Figure、最新ロボットFigure02を発表 OpenAIのモデルが搭載

出典:Figure

米国のロボティクス企業Figureは、2024年8月6日に最新のヒューマノイドロボット「Figure 02」を発表しました。

Figure 02は、2023年に公開された「Figure 01」の次のモデルで、OpenAIの高度な自然言語処理技術を搭載していることが一番の特徴です。

この技術のおかげで、Figure 02は人間と自然な音声で会話することができるようになり、製造業や物流の現場で、ロボットが作業指示を正確に理解し、分かりやすい作業を行うことが期待されています。

2024年2月にFigureは、資金調達を実施し、OpenAIを含む複数の企業から6億7500万ドルの資金を獲得しました。

この資金はFigure 02の開発に大きく貢献し、特にOpenAIのAIモデル、ChatGPTを活用した自然言語処理技術が、ロボットの機能向上に役立っています。

Figure 02にはスピーカーとマイクが搭載されているため、作業中の人間とリアルタイムで会話することが可能です。

また、音声でコミュニケーションをとることは安全対策にもなり、ロボットが間違った動作をするのを防ぐための重要な手段となります。

さらに、Figure 02は視覚センサーや近接センサーを駆使して作業環境を常に把握し、安全に作業することができます。

新しく搭載された6つのRGBカメラと、それに連動するビジュアル言語モデルを使用して、正確な視覚情報を処理しています。

また、手のデザインも大きく改良され、人間に近い操作性を持つ16自由度の新しい設計が採用されています。

Figureは、Figure 02を主に製造業や物流の現場で使うことを想定していますが、将来的には家庭で使うことも考えています。

ロボットの高い操作性とAI技術を活用することで、商業用途だけでなく、家庭での日常的な作業にも対応できる可能性を秘めています。

Figure 02の発表は、ロボット業界における技術革新の一環として注目されており、今後の展開が期待されています。


出典:Figure’s new humanoid robot leverages OpenAI for natural speech conversations | TechCrunch

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