fal.aiとは?使い方と料金!Sora 2やVeo 3をAPIで簡単に利用可能

「Sora 2やVeo 3を使いたいけど料金や使い方が分からない」「エンジニアじゃないから難しそう」と感じていませんか?

fal.aiならSora 2とVeo 3を1つのプラットフォームで一元管理でき、料金の透明性と比較の容易さが最大の強みです。各モデルの解像度・尺・音声生成の有無による料金差を事前に試算し、プロジェクトに最適な設定を選べます。

本記事ではアカウント作成からAPIキー取得、具体的な動画生成手順、料金体系まで、非エンジニアでもすぐに実践できる方法を完全解説します。

目次

fal.aiとは

fal.aiは、画像・動画・音声の生成AIを統合したクラウドプラットフォームです。

2021年にサンフランシスコで設立され、独自開発の「fal Inference Engine™」により従来の生成AIと比較して最大10倍の高速処理を実現しています。​

fal Inference Engine™ is up to 10x faster.

和訳:fal Inference Engine™は最大で10倍の高速化を実現

出典:fal.ai公式サイト

同プラットフォームでは600種類以上の本格的な画像・動画・音声・3Dモデルにアクセス可能で開発者はPython、JavaScript、Swiftなどの主要プログラミング言語を使ってAPI連携できます。

料金体系は従量課金制(Pay-As-You-Use)を採用しており、サーバーレス環境で必要な分だけ利用できる仕組みです。​2025年7月にはシリーズCで1億2500万ドルを調達し、企業価値15億ドルと評価されるなど、生成AI業界で注目を集める急成長企業となっています 。

個人クリエイターから企業まで、高速かつ柔軟にAIコンテンツ生成を実現できる次世代プラットフォームです。​

Sora 2/Veo 3の料金について(fal.ai使用時)

fal.aiは従量課金制(Pay-As-You-Use)を採用し、生成した動画の秒数に応じて料金が発生します。

Sora 2とVeo 3では料金体系が異なり、解像度や音声生成の有無によってコストが変動するため、事前の理解が重要です。

出力課金の考え方とコスト試算

fal.aiでは使用した計算リソースに対してのみ料金が発生します。

動画モデルは出力単位(秒またはビデオ単位)で課金され、実際に生成された動画の長さに応じて料金が計算される仕組みです。

Veo 3は1秒あたり0.5ドルの設定で、1ドルで約2秒の動画生成が可能です。

具体的なコスト試算として、5秒の動画を生成する場合は2.5ドル、8秒の動画では4ドルの料金が発生します。

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Sora 2では1秒あたり0.1ドルの設定で720p解像度に対応しています。生成時間は4秒、8秒、12秒から選択可能で、アスペクト比は16:9(横型)または9:16(縦型)です。

具体的なコスト試算として、Sora 2標準版では4秒動画で0.4ドル、8秒動画で0.8ドル、12秒動画で1.2ドルの料金が発生します。

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同じ8秒動画でもVeo 3では4ドル、Sora 2では0.8ドルと大幅な料金差があります。

用途と予算に応じてモデルを選択しましょう。

項目Sora 2Veo 3
課金単位秒課金(解像度・モデルで変動)秒課金(Standard/Fastで変動)
720p 目安sora 2: 0.10ドル/秒
sora 2 pro: 0.30ドル/秒
Veo 3: 0.50ドル/秒
Veo 3 Fast: 0.25ドル/秒
※オーディオオフ
1080p 目安sora 2 pro高解像度帯:0.50ドル/秒Veo 3: 0.50ドル/秒
Veo 3 Fast: 0.25ドル/秒
※オーディオオフ
代表的なコスト例12秒×0.50=6.00ドル
sora 2 pro高解像度
8秒×0.50=4ドル(Veo 3)
8秒×0.25=2ドル(Veo 3 Fast)​

falクレジットと外部キー課金の違い

fal.aiではプリペイド方式でクレジットを事前購入する方法と、外部キー(OpenAI APIキー)を直接使用する方法の2つが選択できます。

fal.ai経由での一元管理により利用状況の把握が容易になり、OpenAI APIキーではSora 2の料金が直接OpenAIに請求されfal.aiを通さない支払い処理となります。

企業利用では「Contact Sales」から大量利用向けのカスタム料金相談も可能です。

無制限プランは存在せず、すべて従量課金制となるため、予算管理が重要になります。

支払い方式の選択は、社内の請求処理や利用頻度、上限管理の観点から決定することが推奨されます。

長尺化・リトライ時のコスト管理

現在のSora 2は最大12秒(4秒、8秒、12秒から選択)の動画生成に対応し、Veo 3は最大8秒の動画生成が可能です。

リトライ時の課金については、APIエラーの種類によって処理が異なります。

internal_server_errorgeneration_timeoutなど、システム側の問題による失敗は基本的に課金されません。

失敗したリクエストに対して料金はかかりますか?

サーバーエラーやHTTPステータス5xxなど、当社側に起因する障害は課金されません。ただし、無効な入力など、リクエスト内のエラー(HTTPステータス422につながる可能性のあるエラー)が原因の場合は、リクエストに対して課金されます。

falドキュメント

一方、content_policy_violationimage_too_largeimage_too_smallなど、入力パラメータの問題による失敗は課金される可能性があります。

エラー発生時は、レスポンスに含まれるX-Fal-Retryableヘッダーを確認し、「true」の場合は同じパラメータで再実行できます。

適切なパラメータ設定とエラーハンドリングの実装により、無駄な課金を避けることが可能です。

fal.aiの使い方(UI編)

fal.aiのWebインターフェースでは、600種類以上の本格的な生成AIモデルにアクセス可能で、統一APIを通じて簡単に動画生成を実行できます。

基本操作から支払い設定まで、段階的に理解することで効率的な制作環境を構築できます。

fal.aiの基本操作とモデル選択

fal.aiでは、ダッシュボードからモデルカタログを開き、目的に合わせて画像・動画・音声・3Dの中からモデルを選択します。

モデルカードの「API」タブで推奨パラメータを確認し、入力欄にテキストや参照画像・動画を設定して実行すると、その場で結果とログを確認できます。

生成物はジョブ履歴から再実行・設定差分の比較が可能で、同じ手順で別モデルへの切替もスムーズです。

また、fal.aiプラットフォームでは、600種類以上の本格的な画像・動画・音声・3Dモデルが用意されており、セットアップ不要でAPIアクセスが可能です。

さらに、独自開発の「fal Inference Engine™」により最大10倍の高速処理を実現し、従来の生成AIと比較してコールドスタートや自動スケーラーの設定が不要になっています。

プロトタイプから1日1億回以上の推論呼び出しまでスケール可能で、99.99%のアップタイムを保証しています。

fal内でAPIタブでのエンドポイント確認とテスト実行

fal.aiでは統一APIとSDKを通じて数百のオープンモデルや独自LoRAを数分で呼び出せる環境が提供されています。

Pythonなどの主要言語に対応したSDKが用意され、MLOpsやセットアップ不要でプラグイン感覚での利用が可能です。

具体的なコード例fal-ai/fast-sdxlとしてエンドポイントを使用したプロンプト入力から画像生成までの実装サンプルが公式提供されています。

APIリクエストでは、ログ出力機能やキュー更新のリアルタイム監視にも対応しており、生成プロセスの透明性が確保されています。

公式ドキュメントで詳細な実装ガイドが提供され、初心者でも段階的にAPI利用方法を習得できる構成になっています。

Once you find a model that you want to use, you can grab its URL from the “API” tab. The API tab provides some important information about the model including its source code and examples of how you can call it.

和訳:使用したいモデルが見つかったら、“API”タブからそのURLを取得できます。このタブには、モデルのソースコードや呼び出し方法の例など、重要な情報が掲載されています。

出典:fal.ai クイックスタート

プライベートモデルやファインチューニング済みモデルもワンクリックでデプロイ可能な機能も備えています。

OpenAIキー連携

fal.aiでは2通りの課金設定が選べます。

OpenAIキー連携は、OpenAI側でAPIキーと課金設定を用意し、fal.aiの設定画面にキーを登録するだけで利用可能です。これにより請求はOpenAI側に集約され、既存の利用上限やコスト管理をそのまま適用できます。

以下、OpenAIキー連携の設定方法です。

STEP
OpenAIのAPIプラットフォームにアクセスする

右上の「ログイン」からAPIプラットフォームを選択します。

STEP
課金情報をBillingで登録しAPIキーを作成する

右上の「Start building」をクリックし、各項目を埋めていきます。

「I’ll invite my team later」 を選択します。

「API key name」には何で使用するか、わかるようにしましょう。

入力後、「Generate API key」をクリックします。

中央部に表示されている英数字の長い文字列がAPIキーになります。

忘れずにメモしておきましょう。

「Purchase credits」「I’ll buy credits later」と2つありますが、「I’ll buy credits later」を選択すると支払い画面が後になります。

STEP
クレジットを追加または上限を設定

右上の歯車マークを選択します。

左の項目の「Billing」を選択し「Add payment details」をクリックします。

クレジット情報を入力します。

入力後「initial credit purchase」の欄で、どれだけクレジットを購入するかを設定します。

また「Would you like to set up automatic recharge?」で自動チャージを設定できます。

チェックを入れなければ自動チャージにはなりません。

Billingの画面で反映されていたら成功です。

STEP
fal.aiと連携する

falクレジットの設定方法

一方、falクレジットを使う場合はfal.aiのダッシュボードでクレジットを入金し、APIキーを発行してPlaygroundやAPIから消費します。

少額から即時に開始でき、プロジェクト単位で残高・上限を可視化しやすいのが利点です。

STEP
fal.aiに入金する

ダッシュボード右上の「+」マークをクリックすると入金画面に行きます。

STEP
「Add Credits」の欄で入金額を選ぶ

入金額が決まり、下の「Buy」をクリックするとクレジット情報に行きます。

STEP
クレジット情報を入力する

今後、何度もfal.aiを使用する場合は「情報を保存してスピーディーに購入する」にチェックをいれましょう。

OpenAIキー連携もfalクレジットの設定も数分で完了し、用途に応じて切り替え可能です。

fal.aiでSora 2 を使用する方法(API)

fal.aiでは「fal-ai/sora-2/text-to-video」をはじめとする複数のSora 2エンドポイントを提供し、テキストから動画生成、画像から動画生成、動画のリミックス機能に対応しています。

sora 2を使用する前の準備

準備として、以下の設定をします。

STEP
アカウント作成

Fal.aiの公式サイトへアクセスし右上のログインを選択します。

Fal.aiのアカウント作成をします。

GitHubアカウントかGoogleアカウントでログインできます。

STEP
APIキーの獲得

ログイン後はManage→API Keysを選択する

STEP
モデル選択

目的に応じてText-to-Video、Image-to-Video、Video-to-Video(Remix)の各モデルIDを選びます。

Text-to-Videoの設定について

fal.aiでは「fal-ai/sora-2/text-to-video」エンドポイントを使用してテキストプロンプトから動画生成を実行できます。

text-to-videoの選択と設定を解説します。

STEP
生成AIを選択する

Exploreを押しsora-2/text-to-videoを選択します。

STEP
text-to-videoの設定をする

Playgroundタブを選択しAPI keyに先ほど登録したAPI keyを入力します。

続けてプロンプトなどを入力していきます。

Prompt(プロンプト):「夕暮れの静かな住宅街でのハリウッド風の別れのシーン」など具体的に

Resolution(画質):720pもしくは1080p ※Sora 2(standard)では720pのみ

Aspect Ratio(動画の縦横比):9:16もしくは16:9

Duration(再生時間):4-12秒

全て決まったらRunを選択すれば動画生成が完了し、右側に動画が出てきます。

Image-to-Video/Video-to-Videoの違い

fal.aiではSora 2の複数の生成モードに対応した専用エンドポイントが用意されています

Image-to-Videoとは「fal-ai/sora-2/image-to-video」エンドポイントを使用し、image_urlパラメータで画像を指定してプロンプトと組み合わせることで動画を生成できます。

Video-to-Videoとは「fal-ai/sora-2/video-to-video/remix」エンドポイントを利用し、既存の動画IDを指定して「猫の毛色を紫に変える」などの変更プロンプトでリミックス動画を作成可能です。

各エンドポイントは同一のAPIクライアント構造を使用し、長時間実行される処理に対してはキューシステムとWebhook対応により効率的な処理管理が実現されています。

適切なエンドポイント選択により、用途に応じた柔軟な動画生成ワークフローを構築できます。

料金の目安と課金方法

fal.aiでのSora 2利用に使用するfal.aiクレジットは従量課金制となっており、事前にクレジットをチャージする必要があります。

また、具体的な料金は、生成した動画の秒数に応じた従量課金となる仕組みになります。

スクロールできます
Text-to-VideoText-to-Video Pro Image-to-Video Image-to-VideoProVideo-to-Video
720p$0.10/秒$0.30/秒$0.10/秒$0.30/秒$0.10/秒
解像度(720p/1080p)による料金の違いはなし
1080p$0.50/秒$0.50/秒

長時間実行される生成処理に対してはキューシステムが提供され、request_idによるステータス確認とWebhook URL指定による結果通知機能により効率的なコスト管理が実現できます 。

fal.aiでVeo 3 を使用する方法(API)

fal.aiでは「fal-ai/veo3」および「fal-ai/veo3.1」エンドポイントを通じてGoogleのVeo 3モデルにアクセス可能です。

公式ドキュメントに詳細な実装方法が記載されており、テキストから動画生成と画像から動画生成に対応しています 。

veo 3を使用する前の準備

準備として、以下の設定をします。

STEP
アカウント作成

Fal.aiの公式サイトへアクセスし右上のログインを選択します。

Fal.aiのアカウント作成をします。

GitHubアカウントかGoogleアカウントでログインできます。

STEP
APIキーの獲得

ログイン後はManage→API Keysを選択する

STEP
モデル選択

目的に応じてText-to-Video、Image-to-Videoの各モデルIDを選びます。

720p/1080p・5–8秒・フレームレートの調整

fal.aiのVeo 3では「fal-ai/veo3」エンドポイントを使用してテキストプロンプトから動画生成を実行できます 。

Veo 3の使用方法を解説します。

STEP
生成AIを選択する

HomeでExploreを選択し生成AIを探します。

STEP
Veo 3を選択する

Veo 3を探すために検索ボックスにVeo 3と入力します。

Veo 3のtext-to-videoを選択します。

STEP
動画作成をする

Playgroundの状態で使用します。

アスペクト比は16:9(横型)と9:16(縦型)の両方をサポートしており、用途に応じて選択可能です 。

公式仕様として、720pまたは1080p解像度の動画生成に対応し、生成時間は5-8秒、フレームレートは24FPSで固定されています 。

サンプルコードでは「忙しいニューヨークの歩道での気軽なストリートインタビュー」のような具体的なシーンを指定しましょう。

それぞれ入力してRunを選択することで動画生成することができます。

効果的なプロンプト作成のため、被写体、背景設定、動作、スタイル、カメラモーションを明確に指定することが推奨されています。

generate_audioの有無と品質・再現性の勘所

公式ドキュメントのサンプルコードでは、generate_audio(音声付きの動画生成例)が示されています。

Veo 3では「Apple’s new iphone model It is a super good model.」といったセリフのように、対話形式の音声生成に対応しています。

プロンプトでは被写体、背景、動作、スタイル、カメラモーション、構図、雰囲気を詳細に指定することで、期待する品質の動画生成が実現できます。

安全フィルターが適用されており、不適切なコンテンツの生成は自動的に防止される仕組みとなっています。

Veo 3の料金目安と使い分け

具体的な料金は解像度や生成時間に応じて料金が変動する従量課金システムとなっています。

項目料金
Veo 3(Standard)約$0.75/秒(音声付き動画生成)
Veo 3 Fast約$0.4/秒(音声付き動画生成)

8秒の動画を生成する場合、Veo 3(Standard)で約$6(約900円)、Veo 3 Fastで約$3.20(約480円)となります。

fal.aiクレジットは、最低10ドルからのチャージ が可能なのでVeo 3(Standard)であれば1本、Veo 3 Fastであれば3本作ることができます。

fal.aiの活用事例

fal.aiは大手企業から個人クリエイターまで幅広く活用されており、Quora、Canva、Perplexityなどの有名企業がプラットフォームとして採用しています。

fal.aiの活用事例
  • 期間・コストの圧縮効果のためTBSがドラマ続編でVeo 3のAI生成映像を使用
  • 多言語展開や差し替え更新の効率化のため、Sora2やVeo3で研修動画や操作手順ムービーを内製化し、従来数日かかった制作を数時間に短縮させた
  • 短尺広告のA/Bテストを高速化するため、Veo 3/3 Fastの二段料金を活用

特にQuoraのPoeでは公式画像・動画生成ボットの40%がfal.aiで稼働し、その技術力の高さが実証されています。

企業の評価として、Canva AI担当責任者は「柔軟な環境と豊富なモデルがAIイノベーションの加速に欠かせない」と述べ、Quora CEOも「推論最適化において常に一歩先を行く技術力」を高く評価しています。

1日1億リクエストを処理し99.99%の稼働率を誇る信頼性により、企業の本格的な生成AI導入を支える重要なインフラとして位置づけられています。​

fal.aiのよくある質問

fal.aiの実際の利用で遭遇する疑問や課題について、料金体系、Sora 2、Veo 3それぞれの観点から解決策を提示します。

fal.aiに無制限プランはありますか?

2025年11月現在、fal.aiに無制限プランは存在しません。

すべてPay-As-You-Use(使った分だけ支払い)の従量課金制となっており、プリペイド方式でクレジットを事前購入する仕組みです。

最低チャージ額は10ドルからとなっており、生成に応じて消費されていきます。

Enterprise向けには「Contact Sales」から大企業向けのカスタムレート提案を受けることが可能で、大量利用時は個別相談での料金調整も検討できます。

固定料金の無制限プランは提供されていないため、予算管理と利用状況の把握が重要になります。​

APIエラーが発生した場合も課金されますか?

APIエラーの種類によって課金処理が異なります。

internal_server_errorやgeneration_timeoutなど、システム側の問題による失敗は基本的に課金されません。

一方、content_policy_violation、image_too_large、image_too_smallなど、入力パラメータの問題による失敗は課金される可能性があります。

エラー発生時は、レスポンスに含まれるX-Fal-Retryableヘッダーを確認し、「true」の場合は同じパラメータで再実行できます。

課金トラブルを避けるため、事前のパラメータ確認と適切なエラーハンドリングの実装が推奨されます。

コンテンツポリシー違反エラーが発生した場合の対処法は?

content_policy_violationエラーが返された場合、プロンプトの内容を見直す必要があります。

このエラーは不適切なコンテンツの生成を防ぐ安全フィルターによって発生し、課金される可能性があるエラーです。

具体的な対処法については公式ドキュメントでの確認が必要ですが、プロンプトを段階的に修正していくことで、どの部分が問題となっているかを特定できます。

エラー発生時のレスポンス内容を確認し、適切なプロンプトに修正することが重要です。​

生成した動画の商用利用は可能ですか?

fal.ai経由で生成したコンテンツの商用利用については、使用するモデルによってライセンス制限が異なります。

具体的な利用条件については、対象モデルの公式ライセンス条項を確認する必要があります。

商用利用前には、著作権や利用規約の詳細な確認が推奨されます。

画像サイズ制限エラーが発生した場合の解決法は?

image_too_largeまたはimage_too_smallエラーが発生した場合、画像サイズの確認が必要です。

fal.aiのVeo 3では最大8MBの画像ファイルに対応しています。

エラー時のctxフィールドには具体的な制限値が記載されているため、この情報を確認してください。

ファイルアクセスエラーが発生する場合の対処法は?

file_download_errorが発生した場合、ファイルへのアクセスに問題があることを示しています。

このエラーはfal.aiがファイルにアクセスできない際に発生する公式エラーです。

コンテンツポリシー違反で生成できない場合は?

Veo 3では安全フィルターによる規制が厳しく、意図していない表現でも規制に引っかかる場合があります。

プロンプト中の単語で引っかかることが多いため、プロンプトを前半後半に分けて原因箇所を特定し、問題となる単語を別の表現に置き換えることで解決できる場合があります。

例えば「危険」を「dangerous」に変更することで通る場合もあります。

まとめ

fal.aiは画像・動画・音声の生成AIを統合したクラウドプラットフォームで、2021年にサンフランシスコで設立されました。

独自開発の「fal Inference Engine™」により従来の生成AIと比較して最大10倍の高速処理を実現し、600種類以上の本格的なモデルにアクセス可能です。

Python、JavaScript、Swiftなどの主要プログラミング言語を使ってAPI連携でき、料金体系は従量課金制を採用しており、2025年7月には1億2500万ドルを調達し企業価値15億ドルと評価されるなど、生成AI業界で急成長を遂げています。

個人クリエイターから大手企業まで、高速かつ柔軟にAIコンテンツ生成を実現できる次世代プラットフォームとして注目されているプラットフォームです。

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