ElevenLabsはNVIDIAと提携し、多言語AI音声技術を発表しました。台北国際コンピューター見本市(Computex)の基調講演で、NVIDIAの創業者兼CEOであるジェンスン・フアン氏は、ElevenLabsのAI音声技術を用いて英語と中国語のナレーションを実現しました。
We teamed up with @nvidia to help Jensen Huang extend the reach of segments of his incredible Computex keynote by AI dubbing it to Mandarin. Beyond, we’re excited to work together to create dynamic non-playable characters (NPCs) for video games by bringing our high quality AI… pic.twitter.com/m6Y3XHxtWK
— ElevenLabs (@elevenlabsio) June 3, 2024
ElevenLabsのAI音声技術により、話し手の声の特徴を維持しながら多言語でのプレゼンテーションが可能となりました。わずか7分間の録音音声をもとに、1時間未満でAI音声を生成したということです。この技術の導入により、国際的なコミュニケーションが飛躍的に向上し、より多くの視聴者がコンテンツを享受できるようになります。
さらに両社は、ゲームのNPC(ノンプレイヤーキャラクター)のリアリティ向上においても協業しています。この革新の中心となるサービスが「NVIDIA ACE」であり、生成AIと高度なコンピューティングを組み合わせてデジタルヒューマンに命を吹き込むことが可能です。ElevenLabsのAI技術により、NPCはプレイヤーのアクションに適応し、人間のような反応を示すことができ、ゲーム体験が一層没入感のあるものとなります。
このパートナーシップは、AI技術と高速コンピューティングの融合による新しい時代の到来を示しており、さまざまな業界でのAIの応用可能性が広がることが期待されています。