
米AI音声企業のElevenLabsは、同社の音楽モデルを基盤とした新たな音楽プラットフォーム「ElevenMusic」をリリースしました。ElevenMusicは、音楽の発見、リミックス、制作、収益化を一つの体験として提供するサービスです。ユーザーは、自分の好みに合わせてキュレーションされた4,000人以上のインディペンデントアーティストや新進アーティストの楽曲を探索できます。主流の音楽カタログだけでは出会いにくい、より個人的な好みに合う音楽を見つけられる点が特徴です。
Today we are launching ElevenMusic, a new platform to discover, remix, create, and earn from music, built on the ElevenLabs music model. pic.twitter.com/wu7sdfiUCk
— ElevenLabs (@ElevenLabs) April 29, 2026
ElevenMusicでは、気に入った楽曲を見つけたあと、その曲をリミックスすることも可能です。ジャンルを変更したり、テンポを調整したりすることで、既存の楽曲を自分なりに再解釈できます。ElevenLabsは、音楽を聴く体験が単なる再生にとどまらず、創作へとつながると説明しています。音楽の発見が、そのまま新しい作品づくりのきっかけになる設計です。
また、AIの支援を受けながら、ゼロから楽曲を制作する機能も備えています。ユーザーは、歌詞、メロディ、ムードなどを出発点にして、楽曲の構成を作り込み、音の質感を調整しながら、完成した楽曲へ発展させられます。専門的な制作環境に限らず、アイデアを持つユーザーが楽曲制作に取り組みやすい仕組みだといえるでしょう。
収益化にも対応しています。ユーザーは、オリジナル楽曲を公開したり、発見した楽曲をリミックスしたりして、オーディエンスを広げることができます。楽曲がリスナーから反響を得た場合、収益を受け取れる可能性があります。ただし、収益はリスナーのエンゲージメント、参加資格の基準、プラットフォーム収益などに応じて決まるとされています。
ElevenLabsは、これまで同社の音声ライブラリを通じて、クリエイターに1100万ドル以上を支払ってきたと説明しています。同社は、この音声領域で展開してきた収益化モデルに近い仕組みを、音楽領域にも広げる考えです。すでに4,000人以上のアーティストがElevenMusic上で音楽を聴き、制作しているとされ、同社はElevenMusicへの参加を呼びかけています。ElevenMusicは、iOSアプリまたはWeb版から利用できます。
