
英語学習を効率的に進めたい方に注目されているのが「DMM英会話AI」です。
特にAIロールプレイ機能は料金無料で利用でき、実践的な会話練習を気軽に始められるのが魅力です。
本記事を読めば、DMM英会話AIの具体的な使い方から効果的な活用方法まで分かります。
DMM英会話AIとは?特徴と機能を解説!AIロールプレイが無料

DMM英会話AIは、従来の「DMM英会話」の講師とのマンツーマンレッスンとは異なり、自習を中心に効率的な英語学習をサポートする機能群を指します。
その中でも注目されているのが「AIロールプレイ」で、日常会話を想定した実践的な英会話をAIと気軽に練習できる仕組みです。
このAIロールプレイは料金無料で利用でき、予約不要・回数制限なしで繰り返し練習できる点が大きな魅力です。
DMM英会話AIの主要な機能は大きく分けてAIロールプレイとAI講師の2つあります。

DMM英会話AIのAIロールプレイについて
1つ目は「AIロールプレイ」で、ユーザーがシナリオを選び、AIと英語で会話を進めていく形式です。
例えば、旅行でのチェックイン、職場での会議、日常的な雑談など、幅広いシーンに対応しており、即興力を鍛えるのに最適です。

音声入力とテキスト入力の両方に対応しているため、発音練習と表現力の両面から学べるのも特徴です。
ロールプレイに搭載された「フィードバック・和訳機能」で、会話終了後に自分の発話を自動で分析してくれるものです。

文法的な誤りや適切な表現例を提示してくれるほか、会話文を日本語に和訳することもできるので、理解不足を補いやすくなります。
DMM英会話AIのAI講師について
2つ目は「AI講師」です。
これは、ロールプレイとは異なり、学習者の質問に応じて解説や例文を提示する形式で、文法の確認や言い回しの修正に役立ちます。
通常のオンライン英会話だと講師の時間を使う必要がありますが、AI講師は24時間いつでも利用可能で、疑問をすぐ解決できる点が強みです。
これらの機能を総合すると、DMM英会話AIは「短時間で効率よく学びたい人」にとって非常に実用的な学習環境を提供しているといえます。
DMM英会話AIとDMM英会話の違いと使い分けのポイント

AI学習と講師レッスンの違いを理解すると、自分に合った学習スタイルが見えてきます。
違いと使い分けを整理します。
機能比較:AI自習の回転率と講師レッスンの即応性
DMM英会話AIはAIロールプレイを活用し、予約不要で何度も練習できるため学習量を大きく増やせます。
音声認識やフィードバックで弱点を即時確認できる点も強みです。
一方、DMM英会話の講師レッスンは、感情や文脈を踏まえたリアルな会話体験が可能で、予想外の質問や即興力を磨くのに効果的です。
つまり、AIは回転率で量を確保し、講師は実践的な即応性で質を高める補完関係にあります。
講師レッスンとAIロールプレイの違いを表にまとめましたので、どのような項目を重視するかを考える参考にしてみてください。
項目 / 特徴 | DMM英会話(講師レッスン) | DMM英会話AI(AIロールプレイ) |
---|---|---|
レッスン料金 | 月額4,880円〜(スタンダードプラン) | 無料(登録すれば利用可能) |
会話の相手 | 人間講師(多国籍) | AI講師(ChatGPT搭載のAIキャラクター) |
利用可能時間 | 予約した時間のみ(1日25分) | 24時間365日、思い立ったら即開始 |
予約・スケジュール管理 | 要予約(講師により空き時間に依存) | 予約不要(すぐに練習開始) |
レッスン回数・量 | プラン上限内(例:毎日1回まで) | 無制限(回数制限なしで練習し放題) |
会話の即興性・自由度 | 高い(話題変更・雑談など柔軟) | 限定的(基本はシナリオ内、脱線も一部可能) |
フィードバック | 講師次第(有無・質は講師に依存) | 毎回あり(AIが即時に添削・提案) |
発音・ニュアンス指導 | 直接指導可(矯正や細かなニュアンス指摘) | 制限あり(認識はするが詳細指導はしない) |
学習プレッシャー | 適度にあり(人相手の緊張感が刺激) | 低い(間違えても恥ずかしくない環境) |
復習効率 | 自分でノート・録画等を用意して復習 | 高い(内容のテキスト表示・添削提示で復習しやすい) |
会話履歴の保存 | 自分で記録(サービス側の自動保存は前提外) | 保存不可(その場の振り返りは可、2025年8月時点) |
切り替えタイミングの目安
DMM英会話AIは、まずフレーズ暗記や基礎的なやり取りを繰り返す段階に最適です。
予約不要で好きなだけ練習できるため、語彙や表現を体に染み込ませることができます。
一方で、覚えた内容を実際の会話に応用する力を伸ばすには、DMM英会話の講師レッスンに切り替えるのが効果的です。
人との即興的なやり取りを通じて反射的に言葉を発する力を養い、実際のビジネスや日常会話に近い緊張感を体験できます。
学習の流れとしては、AIロールプレイで量を積み重ね、次に講師レッスンで質を磨くというステップが理想的ですが、DMM英会話のAIロールプレイと講師レッスンを組み合わせ、効率と実用性の両立させるという活用方法も効果的です。
DMM英会話AIの料金と無料で使える範囲

無料でどこまで学べるか、追加機能の料金と利用範囲を解説します。
無料で利用できるAIロールプレイの機能と制限
DMM英会話AIの大きな魅力は、AIロールプレイを無料で使える点にあります。
登録すればすぐに利用可能で、日常会話やビジネス英語など多様なシーンを選んで練習でき、回数制限もありません。
音声入力やテキスト入力に対応しているため、発音や即興的な表現を気軽に繰り返し練習できます。
一方で、高度なビジネス英会話シナリオは有料オプションに含まれるため、学習の進度や目的に応じて、さらに実用的な英会話に挑戦したい場合には検討することが望ましいでしょう(後述)。
有料オプション「ビジネス英会話オプション」の内容
DMM英会話の「ビジネス英会話オプション」は、通常のスタンダードプランやプラスネイティブプランに月額3,000円を追加する形で利用できる有料サービスです。

このオプションを付けることで、ビジネス経験を持つ講師を検索できる機能や、会議・商談・プレゼンといった実務に直結するCEFR準拠のビジネス専用教材を使ったレッスンが受けられるようになります。
さらにレッスン後には、ビジネス特化のAIロールプレイを活用して学んだ表現を即座に復習・定着させることができる点も特徴です。
「ビジネス英会話AIロールプレイ」は、単独で提供されるものではなく、このオプションに含まれる付帯機能として位置づけられています。
オプションを契約する目安としては、日常英会話の基礎力がある程度固まり、次の段階として実務で使える英語表現を本格的に強化したいと感じたタイミングが最適です。
特に海外出張や外資系企業との取引を控えている場合には、実践的なトレーニング手段として大きな効果を発揮します。
DMM英会話AIの口コミと評判

気になる実際の利用者の声からサービスの強みや課題をリサーチしました。
良い口コミと悪い口コミを整理して紹介します。
良い口コミ
十分に英会話練習として使える、と言った意見や、精度についてポジティブに評価する意見が見られました。
DMM英会話のAIロールプレイの無料体験が届いたけど,これはまぁよくできているんじゃないかなぁ.学生さんには良いと思います. #DMM英会話 #AIロールプレイ
— くろみつ (@kimkkCats) August 29, 2023
DMM英会話のAIロールプレイの精度がすごい…英語面接をAIとできるんだけど、返答や質問が的確で面接練習にすごい使える👩💻
— マリノ (@marino_way_) December 29, 2023
とりあえず無料登録して、AIロールプレイ10回ぐらいやった(時間は30分)
— Kaho (@sausagedog_9842) February 3, 2025
間違えたところフィードバックしてくれるし、面白い。
実際に先生と話す前に、レッスンの雰囲気とか自分のスピーキングスキルを実感できる。
DMMは教材が本当に豊富だし、しっかりしてると思う✨
悪い口コミ
難易度の高い語彙の認識や、会話がすぐに終わってしまうなどの意見がありました。
DMM英会話AIをやってみた!
— 4747_aki 🔰オンライン英会話初心者 (@aki_akinoha) September 27, 2023
話が盛り上がってきた(パニックになってきた)ところで「おしまいです!お疲れ様でした★」といって終わった。
アイドルとかの握手会に行った人の気持ちになった。
とりあえずブログに感想載せておきました。#DMM英会話 #オンライン英会話 #英会話 #ChatGPT #DMM英会話AI
DMM英会話のAIロールプレイβ版が解禁に。
— ジョージ@英語話せないのに外資に転職してしまった (@jorge_btow) August 13, 2023
回答に対してフィードバックも貰える。
ただ、自分の発音が悪いのか「Advertisement」が謎の単語として登録される。
謎の職業が出てくるとAIさんが会話を諦めるww#DMM英会話 #AI pic.twitter.com/qvBmGbv8cT
【レビュー】実際にDMM英会話AIを使ってみた感想

実際にDMM英会話AIを利用してみると、まず感じたのは相手の発話がとても自然であるという点です。
普段英語を話す機会が少ない人にとっては、ただ会話の場があるだけでも十分なトレーニングとなり、自分の成長を実感できると感じました。
音声認識もおおむね正確で、そこまでタイムラグもなくスムーズにやり取りできますが、固有名詞は認識が難しいようで、特に誤って認識されることが多いかもしれません(その場合、フィードバックも誤認識を前提に提示されてしまう)。
ただし、文法の誤りや「この言い方の方がより自然だ」という表現の提案など、実用的で役立つフィードバックが多いのは魅力です。
一方で、発音に関しては改善ポイントを指摘してもらえないため、その点は「講師」としては不足を感じました。
また、会話のラリーは長く続かず、数回のやり取りで終了してしまうことが多いのが最大の難点かなと感じましたが、無料で利用できる範囲としては納得感があり、英会話初級者の学習の第一歩としては十分に価値があると感じます。
DMM英会話AIのロールプレイの使い方を解説

効果的に使うためには正しい手順の理解が大切。
ここでは始め方からシーン別の練習方法までをスクリーンショットを交えて解説します。
始め方(登録から教材選択、音声・テキスト入力の流れ)
DMM英会話AIの公式サイト(https://eikaiwa.dmm.com/lp/ai/)にアクセスし、「無料会員登録はこちら」をクリックします。

Googleアカウントのほか、好きなアカウントからDMMアカウントを作成します。

画面に従って登録を進め、「連携してアカウント登録する」をクリックします(下記画面はGoogleアカウントから登録した場合)。
メールマガジン受信の有無は不要な場合チェックを外します。

アカウント情報を入力し、「保存」を選択します。

プランの選択画面が表示されますが、無料会員で良い場合はここでプランを選択する必要はありません。
上のメニューにある「AIロールプレイ」をクリックし、さらに「日常英会話」をクリックします。

AIロールプレイがシーン別に表示されますので、好きなものをクリックして選択します。

ロールプレイ画面に切り替わり、相手の音声が再生されます。
下にあるマイクのアイコンをクリックして音声入力をONにします(マイクへのアクセス許可を求めるポップアップが出た場合には許可してください)。
音声を使用せず、テキストボックスに回答を入力することも出来ます。

丸いマイクのアイコンが表示されたらクリックします。

マイクアイコンが赤く点灯する状態でマイクに発声しましょう。

相手から回答が返ってきたら同じ要領で回答しましょう。

会話を何ラリーか行うと、自動的に終了となります。

シーン別練習(日常・旅行・ビジネス)とフィードバック・和訳の活用
DMM英会話AIのAIロールプレイは、目的別に「日常→旅行→ビジネス」の順で難度を上げる使い方が効果的。
詰まっても気にする必要はなく、発話を継続してみて、送信後にフィードバックを表示してみて吸収しましょう。
フィードバックは、下のように「フィードバックを表示」をクリックすると表示することができ、文法上のミスやより良い伝え方などを(英語で)アドバイスしてくれます。

和訳は和訳アイコンから確認することができますが、出来れば会話終了後に使用し、覚えたい表現は外部メモへ即記録→同シナリオを反復して定着を図るのがおすすめです。

トラブル時の対処法(音声が通らない・遅延など)
DMM英会話AIを利用する際には、環境によって音声が認識されない、あるいは返答が遅れるといったトラブルが起きるかもしれません。
音声が通らないときは、まずマイクの接続やブラウザの権限設定を確認し、それでもダメな場合にはデバイスを再起動すると改善するケースが多いです。
ブラウザ側の設定方法はブラウザの種類によりそれぞれ異なりますが、例えばGoogle Chromeの場合は下のようにアドレスバーの横からマイク権限をON/OFFすることができます。

応答が遅い場合は、通信環境の影響を受けやすいため、Wi-Fiを切り替えるか有線接続に変更すると安定します。
それでも解決しない場合は、一度ページを再読み込みし、セッションをリセットすることでスムーズに動作することがあります。
DMM英会話AIが向いている人/向かない人の特徴

どんな人にとって効果的か、逆に合わないケースはどんな場合なのでしょうか。
利用前に確認しておきたいポイントを整理します。
向いている人:効率重視・自己学習を習慣化したい人・英会話初級者
DMM英会話AIは、効率的に学習を進めたい人や自己学習を習慣化したい人に特に向いています。
AIロールプレイは予約不要で24時間利用できるため、空いた時間を活用して繰り返し練習でき、学習量を自然に増やせます。
英会話初級者にとっては、人前で話す緊張感がない分、間違いを恐れずに発話できる環境が整っているのも魅力です。
また、AIがその場でフィードバックや和訳を提示してくれるので、自分の弱点を効率よく改善しながら学べます。
向かない人:完全に講師との会話だけで学びたい人・上級者
DMM英会話AIは効率的に学習できる利点がありますが、人とのコミュニケーションを重視したい学習者には物足りなさを感じる場合があります。
特に「講師とリアルな会話を通じてのみ成長したい」と考える人にとっては、AIロールプレイのやり取りは緊張感や即興性に欠けると感じられるかもしれません。
また、既に英語力が高い上級者の場合は、AIから得られるフィードバックが基礎的すぎたり、ラリーの短さが不満となり、成長に直結しにくい可能性があります。
そのため、完全に講師とのレッスンに重きを置きたい人や、より高度な表現力を磨きたい上級者にはDMM英会話AIは必ずしも最適ではありません。
よくある質問と学習効果を高めるコツ

よくある疑問を解決するとともに、学習効果を最大化するための工夫やコツを紹介します。
復習法や活用事例も解説します。
履歴は残る?効果的な復習方法は?(外部メモ・自作フレーズ集)
DMM英会話AIには学習履歴を保存する機能は備わっていません。
そのため、復習を効果的に行うには、自分で外部に記録を残す工夫が必要になります。
例えば、会話中に気になった表現やAIからのフィードバックをメモアプリにまとめておくと、後から振り返りやすくなります。
また、自作のフレーズ集を作成して繰り返し練習すれば、定着度が高まり実際の会話でも自然に使えるようになります。
講師レッスンとの最適な組み合わせ方は?
DMM英会話AIは短時間で繰り返し練習できる点が強みですが、実際の人との会話に比べると即興性や臨場感には限界があります。
そのため、シーン別の基本的な会話フレーズや文法の確認をAIロールプレイで効率的に行い、実際のコミュニケーション力を磨く場として講師レッスンを組み合わせるのが効果的です。
AIで反復学習を行うことで知識を定着させ、講師レッスンではそれを実践に移すことで即応力や自然なやり取りを体得できます。
このように「AIで量、講師で質」を意識した学習スタイルを取ることで、DMM英会話AIの利便性と講師レッスンの実践性をバランスよく活用できるでしょう。
ビジネスシーンでの活用事例と注意点
DMM英会話AIは、日常や旅行を想定したシナリオ練習に向いており、短時間で効率的に会話力を養えますが、内容はあくまで初級者~中級者向けです。
顧客対応や海外打ち合わせなど高度なビジネス場面を想定する場合は、無料のAIロールプレイでは内容が限られるため「ビジネス英会話オプション」を組み合わせる必要が出てきます。
AIで基礎力を伸ばしつつ、実務直結の表現は講師レッスンで補完するのが現実的な活用法といえます。
まとめ
DMM英会話AIは、AIロールプレイを中心に自習を効率化できる学習サポート機能です。
予約不要で気軽に練習でき、文法や自然な表現のフィードバックが得られる点は大きな魅力です。
一方で、履歴保存や発音指導には非対応で、ラリーも長く続かない制約があります。
そのため基礎力や練習量の確保にAIロールプレイやフィードバック機能を活用し、即興性や実践的な対応力を養いたい場合には、講師レッスンで補う形が効果的です。
さらに、ビジネス英語を必要とする場合には有料のビジネス英会話オプションを組み合わせることで、実務直結の学習にも対応できます。
利用目的や学習スタイルに応じてDMM英会話AIと講師レッスンを上手に使い分けることで、短期間で効率よく英会話力を伸ばすことができるでしょう。