Claudeの料金プランを解説!ProとMaxの違いやAPIの金額も日本円で紹介

Claudeは、まるで人が書いたように自然な日本語での文章執筆・対話機能をもつ生成AIツールで、個人から法人まで幅広く利用されています。

選べる料金プラン(無料・Pro・Max・Team・Enterprise)に加え、利用量によって料金が変わるClaude APIもあり、あなたの利用目的や頻度に合わせることが可能です。

この記事では、各プランの違いや料金の日本円換算、ケースごとのおすすめ、選び方のフローチャートまでを丁寧に解説します。

目次

Claudeの料金プランを徹底比較!無料・Pro・Max・Team・Enterpriseの特徴と違い

Claudeには5つの料金プランがあります。ここでは各プランの月額料金・利用上限・主な機能を確認しましょう。

Claudeの料金プラン一覧|月額/年額のドル表記/円換算早見表・利用上限・機能も比較

下表に、Claudeの料金プランそれぞれの月払いと年払いの月額料金、利用可能なメッセージ数、特徴などをまとめました(円換算は1ドル=145円で試算しています)。

プラン名料金メッセージ上限できることの例・特徴使えるモデル
Free無料10 回程度(4~5時間ごとにリセット)・軽いチャットや日常的なやり取り
・短い翻訳や要約
・長文や高度な処理には不向き
Claude Sonnet 4 
Pro月払い$20/月(約2,900円/月)
年払い$17/月
(約2,465円/月)
Freeの5倍以上の回数・中〜長文の要約や資料処理
・基本的なコード支援
・画像認識
・複数文書の処理
Claude Opus 4 
Claude Sonnet 4 
Claude 3 Opus/Sonnet/Haiku
Max(100ドル/月)$100/月(約14,500円/月)Proの5倍の回数・大型ドキュメントの処理
・長時間の集中対話
・コード開発支援
・ウェブ検索や研究ツール利用可
全モデル(Opus/Sonnet/Haiku 含む)
Max(200ドル/月)$200/月(約29,000円/月)Proの20倍の回数・1日中の連続利用
・大規模なプロジェクトや分析に最適
・最新機能が優先提供される
Team月払い$30/月(約4,350円/月)
年払い$25/月(約3,625円/月)
・共用/割当制(最低5ID〜)
・Proよりも多い回数
Pro機能に加え、
  • プロジェクト単位でのナレッジ共有/管理
  • 管理者ツール
  • 優先アクセス&200Kトークン枠
全モデル
Enterprise要相談Teamよりも多い回数・SSO、監査ログなど企業向けセキュリティ
・最大500Kトークンまでの長文処理に対応(Claude Sonnet 3.7基準)
・カスタム連携、大規模デプロイ可
全モデル+企業向け専用機能あり

※Claude Teamプランには「Claude Code」は含まれていません。

Claude料金プランの日本円換算するときの注意点

Claudeの料金を日本円で支払うときは、為替レートの変動をよく考えましょう。

例えば1ドル=140円の時と、1ドル=160円の時では、同じProプランでも年払いであれば4,000円以上の差が出てしまいます

また、カード会社によっては為替手数料が加算されるため、請求額がやや高くなることも。

契約日の為替相場を確認し、必要なら為替予約やクレジットカード明細の確認もすれば安心です。

API料金も含めたClaude料金プランの全体像をつかもう

Claudeには、使った分だけ課金される「API料金」というものがあります。

これは、「トークン」という単位で処理量がカウントされるシステムです。

トークンとは、単語や文章などをコンピュータが処理しやすいように細かく分けた「文字のかたまり」のことで、文字数に近いイメージです。

1単語が1トークンになることもあれば「こんにちは」が2〜3トークンに分かれることもあります。

APIは、ProやMaxなどのプランとは別料金で、利用するモデルごとに1,000トークンあたりの単価が異なります。

たくさん使う人向けの割引もあるため、自分や会社がどれくらい使うかの確認も大切です。

Claude公式の料金表を活用し、ベストなプランを選びましょう。

Claude Proの料金を日本円で計算|機能・制限・Pro特典とコスパ検証

Claude Proは、月額20ドルでさまざまな機能が使える「個人向けプラン」です。

日本円での金額を確認したうえで、無料版やChatGPT Plusとの違いを解説します。

Claude Proの料金を日本円でシミュレーション【月額/年額】

Claude Proは、以下の金額で利用できます(※1ドル=145円で換算)。

  • 月額払い:$20(約2,900円)/月
  • 年額払い:$17(約2,465円)/月

Claude Proは、1日75メッセージほど使えるプランで、個人や中小規模の業務利用に向いています。

年単位で継続利用をしたければ、コストパフォーマンスが優れている年額払いを選びましょう。

無料プランとClaude Proを比較【機能・制限・優位なポイント】

ここでは、無料プランとClaude Proの違いを整理します。

課金するかどうか迷っている方はぜひ参考にしてください。

比較項目無料プランClaude Pro
料金¥0¥2,900/月(月額払い)
¥2,465/月(年額払い)
メッセージ上限1日あたり30~50メッセージ程度5時間ごとに75メッセージ(最大300件/日)
使用可能モデルClaude  Sonnet 4Claude Opus 4 
Claude Sonnet 4 
Claude 3 Opus/Sonnet/Haiku 
利用シーン簡単なチャット、短文作成、軽い調べ物など長文生成、分析作業、業務利用まで対応
優位なポイントコストなしで試せる処理能力・安定性が高い
多機能なOpusが利用できる
  • 無料プラン:Claudeの特徴を把握したり、軽い用途で試したりしたい方
  • Proプラン:メッセージ数が増え、より高度なOpusモデルも使えるため、業務や副業で活用したい方

上記のような基準で、どちらにするか判断すればいいでしょう。

Claude Proの料金は妥当?ChatGPT Plusと比較してみよう

Claude Proの料金(月額20ドル=約2,900円)は、ChatGPT Plus(月額20ドル=約2,900円)と同水準です。

そのため、多くの方が「どちらの方がコスパが良いだろう?」と比較検討しています。

Claude Proの大きなメリットは、高度な「Opus」モデルが使えることです。

Claude Opus 3は、長文読解・自然な文章の作成で高評価があります。

それだけでなく、ファイルアップロードやチャット履歴の自動整理など、ビジネス向けの機能も充実です。

一方、ChatGPT Plusは推論力に優れています。

  • 外部ツールと連携できる「プラグイン」機能
  • 複雑な計算やデータ分析を行う「コード実行」機能

これらの機能もあるので、特に開発者や分析業務向きのメリットがあります。

用途によってどちらがいいかは違ってきますが、開発用途では特にClaude Proがおすすめです。

Claude Maxの料金は高い?Proとの違いと活用シーンとは

Claude Maxは、Proの最大20倍の利用量や、さらにハイレベルな機能が特徴です。

2種類の料金や特典内容、Proとの違いをふまえ、どちらを選ぶべきかを解説します。

Claude Max 料金での2段階(5倍/20倍)の違いと注意点

Claude Maxプランには、月額100ドルと200ドルの2段階が用意されており、どちらを選ぶかでProの約5〜20倍のメッセージ送信量の違いが出てきます。

この幅は、利用者の使い方やアクセス集中によって変動する「ソフトリミット」が影響することに注意しないといけません。

Claude Max(100ドル)プランでは画像生成やテキスト利用で制限に達することはほとんどありませんが、Claude Codeを集中的に利用すると、使用状況によって上限に達するケースもあるため、どれくらい使うかを考え選ぶことが大切です。

上限を気にせずClaudeを使いたい人は、Claude Maxの200ドルプランがおすすめです。

Claude Maxの特典一覧【Research・Claude Code・優先アクセスなど】

Claude Maxプランでは、Proプランよりも高い利用上限や優先的アクセスの特典があります。

以下の3つが主な特典です。

  • Claude Research:AIのハイレベルな調査や分析ができる機能
  • Claude Code:コード生成やデバッグ支援など、開発者向けの強化機能
  • 優先アクセス:新機能や大型アップデートの先行利用

Claude Code自体はProプランでも利用できますが、Maxプランでは利用上限がより高く、新機能を優先的に使えます。

また新しいモデルが登場した際もいち早く使えるのは、Maxユーザーの大きなメリットです。

最新AIの機能を使いこなしたい上級ユーザーやプロフェッショナルの方は、ぜひClaude Maxプランを利用してください。

Claude Maxの料金で満足できるのはどんな人?【判断基準と事例】

Claude Maxは、料金が高めなだけあって機能が優れているので、使いこなせば費用対効果が高いプランです。

「自分の使い方に合っているかどうか」をよく考えて判断してください。

Maxプランに向いているのは、次のような方です。

  • Claudeを使うことが多く、Proの上限では足りない方
  • Claude Opus 4をずっと使い続ける開発者・マーケター
  • Claude ResearchやClaude Codeなどの機能をドンドン使いたい方
  • ChatGPTの推論力とあわせて使い、高精度のアウトプットを求める方

ふだん生成AIで企画書を作ったり、コード作成や論文の分析などをしたりするビジネスユーザーにとっては、Maxは向いています。

Claude Teamの料金と共同作業向け機能を紹介

複数人でClaudeを使いたい場合、TeamやEnterpriseプランが選ぶのがいいでしょう。

ここでは、各法人向けプランの料金や導入の条件、機能の違いを解説し、選び方をお伝えします。

Claude Teamの料金と導入メリット

Claude Teamは、複数人でClaudeを使いたい企業やチーム向けのプランです。

  • 月額プラン:1IDあたり4,350円/月
  • 年額プラン:1IDあたり3,625円/月

上記の価格で利用可能です(※1ドル=145円で換算)。

料金はProより高めですが、以下のような組織用の機能が使えるので、プロンプトの共有や一元管理がしやすくなります。

  • 共有スペース
  • チーム管理機能

スムーズな連携・情報共有という大きなメリットがあります。

「複数人でClaudeを使いたい」というニーズがあるなら、Teamプランはおすすめです。

※Claude Teamプランには「Claude Code」は含まれていません。コード生成・開発目的での利用する場合は、ProまたはMaxプランをご検討ください。

中小チーム導入コスト(最低5ID)の目安

Claude Teamプランは最低5IDからの契約になっています。

ひと月あたりの最小コストは、以下のとおりです(※1ドル=145円で換算)。

  • 月額プラン :約21,750円(4,350円 × 5ID)
  • 年額プラン :約18,125円(3,625円 × 5ID)

たとえば10名規模のチームで導入した場合、年額コストは約40万円強になります。

中小企業のチーム単位での生成AI活用には、現実的な金額といえるでしょう。

1人でProを契約するより、Teamで社内共有・業務効率化をした方がメリットが大きくなることも。

利用シーンを考えて、ベストな方法を選んでください。

Claude Enterpriseの料金目安と導入条件

Claude Enterpriseは、大企業や官公庁などの大規模運用に向いている法人向けプランです。

Teamプランとの違いや、導入に必要な条件や特長を紹介します。

法人向けClaude料金プラン|TeamとEnterpriseの違いを解説

Claudeの法人向けプランには「Team」と「Enterprise」があります。

それぞれの違いは以下の通りです。

■Teamプラン

  • 小規模な法人や開発チーム向け
  • 最低5IDから契約できる
  • 料金は1IDあたり月額30ドル(約4,350円)
  • Claude 全モデルを使用できる

■Enterpriseプラン

  • 大規模な法人向け
  • 料金は個別見積もり
  • Teamの機能 + 高度なセキュリティと機能(後述します)

大規模で、機密情報を扱うような法人はEnterpriseの方が向いています。

法人規模やセキュリティ面を考え、どちらを選ぶかを決めましょう

Claude Enterpriseの導入条件・高度な機能【SSO・長文対応】

Claude Enterpriseの導入には、開発元のAnthropicへの問い合わせが必要です。

利用規模や目的によって、契約内容の調整が行われます。

またこのプランでは、以下のような機能がついており、法務文書や研究資料などの扱いにも向いています。

  • SSO(シングルサインオン)によるログイン管理
  • 監査ログの取得によるセキュリティ強化
  • 最大200,000トークンまでの長文処理

大量のデータを扱う部門・厳格なセキュリティ要件がある場合、Enterpriseプランの導入を考えてみましょう。

Claude APIの料金体系を徹底解説|モデル別単価と日本円シミュレーション

Claude APIは使ったトークン数(文字・単語・記号・空白の数)に応じて料金が発生する「従量課金モデル」です。

使用するAIモデル(Haiku/Sonnet/Opus)によって、入力・出力それぞれの単価が違いますので、一覧でご紹介します。

Claude APIの料金構造とは?【トークン課金モデル・単価一覧】

Claude APIでは、「入力トークン」「出力トークン」それぞれに単価が設定されており、使用したトークン数 × 単価がそのまま請求額となります。

以下は、代表的なモデルごとの料金一覧です(1ドル=145円換算)。

モデル入力単価(1,000トークン)出力単価(1,000トークン)
Claude Opus 3 $15(約2,175円)$75(約10,875円)
Claude Sonnet 3 $3(約435円)$15(約2,175円)
Claude Haiku 3 $0.25(約36円)$1.25(約181円)

モデルごとに性能と価格が大きく異なります。

「ハイクオリティな応答が必要ならOpus」「コストを抑えて高速応答を求めるならHaiku」といったように、ニーズに合わせてモデルを選びましょう。

Claude APIの料金を日本円で計算

Claude APIを導入する際、日本円でのシミュレーションが欠かせません。

たとえば、Claude 3 Sonnetを使い、1回のリクエストで入力・出力合わせて3,000トークン(約2,000〜2,500文字相当)を処理した場合、以下の金額となります(1ドル=145円換算)。

  • 入力: $9(約1,305円)
  • 出力:$45(約6,525円)
  • 合計:$54(約7,830円)

このリクエストを月に100回行うと、単純計算で約78万円程度のコストが発生します。

「1トークンごとに課金される」というのが、他の定額制プランと異なる点です。

利用量に合わせ、柔軟に費用を調整できるのがClaude APIのメリットと言えます。

Claude API利用の注意点【課金方式・従量制・ディスカウント対応】

Claude APIは、使えば使うほど費用がかかるしくみで、明確な上限がありません。

そのため、利用前に料金シミュレーションをしておくことが大切です。


またClaude APIでは、一定量以上を利用する開発者や企業には、使用量によって価格が割引されるディスカウント制度があります。

こうした契約オプションの有無も確認しましょう。

予想以上の高額請求を防ぐには、日次・月次での利用モニタリングが重要です。

Claudeの料金プランはどれがいい?有料プラン比較と選び方早見表

「結局どのプランを選べばいいんだろう…」と迷っている方向けに、Pro・Max・APIの違いと用途別おすすめを整理。

個人・法人・開発者など立場別に、最適な選び方を解説します。

個人が選ぶべきClaudeの料金プラン

個人ユーザーがClaudeを利用するなら、Proプランを選ぶといいでしょう。

  • 月額3,100円(年額契約なら月換算2,465円)
  • Claude 4の最上位モデル「Opus」も利用可能
  • 5時間ごとに75メッセージ(最大300件/日)のやり取りができる

といったポイントが、個人利用に向いている理由です。

無料プランではSonnetモデルのみ、かつメッセージ制限が厳しいため、継続して活用するのに向いていません。

一方でMaxプランだと、高度な機能は使えますが、価格が高く機能もオーバースペックになる可能性があります。

日常の情報収集・文章生成・学習補助といった使い方であれば、Proプランが機能面・コスト面ともにベストです。

スタートアップや大企業はTeam・API・Max・Enterpriseをどう選ぶべき?

法人の場合、組織規模や使い方に合わせて、Team・API・Max・Enterpriseのいずれかを選ぶのがいいでしょう。

■ Claude Teamを選ぶべきケース

  • チーム単位で同じ利用環境を共有したい
  • 5人以上での導入を想定している(最低5IDから契約できるため)
  • 複数人の同時利用が発生しそうなスタートアップ

■ Claude APIを選ぶべきケース

  • 自社サービスやアプリケーションにClaudeを組み込みたい
  • コストを細かく管理したい(使った分だけ課金)
  • インフラやデータ処理を自社で設計・管理できる技術体制がある
  • AI活用を自動化・システム化したい開発部門

■ Claude Maxを選ぶべきケース

  • 個人や少人数チームで、Opusを頻繁に使いたい
  • 1人でも月間3,000件以上のやり取りが想定される
  • Claude CodeやResearchなどの機能を業務に活かしたい
  • ChatGPT Plusなど他社サービスよりも、Claudeの利用頻度が高い

■ Claude Enterpriseを選ぶべきケース

  • 数十〜数百人規模での導入を想定
  • セキュリティやコンプライアンス要件が厳しい
  • 長文処理や専用サポートが必要
  • 法務・研究・金融・官公庁など、大規模で高機密の現場

導入目的と利用頻度で選ぶことが、コストパフォーマンスの向上につながります。

Claude Pro・Max・APIの違いと選び方【フローチャートで整理】

ここまで解説した内容をフローチャートにしました。ぜひ自分に合ったプランを選んでください。

まとめ

Claudeは、無料プランから大規模法人向けプランまで、幅広いニーズ料金体系があります。

個人利用なら、手軽に始められるProプランか、高頻度に活用するならMaxプランがいいでしょう。

企業やチームでの導入には、ID単位で契約のTeamプランや、高度なセキュリティ・管理機能のEnterpriseプランを選んでください。

Claudeを使っての開発・自社プロダクトへの組み込みをするなら、従量課金のClaude APIがベストです。

使い方や規模に合わせてぴったりのプランを選ぶことが、費用対効果を上げるカギになります。

今回の比較ガイドを参考に、ぜひベストなClaudeプランを見つけてみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次