
Anthropicは4月4日、Claudeのサブスクリプションについて、4月5日正午(米太平洋時間)以降はOpenClawなどのサードパーティツール上での利用を対象外にすると発表しました。これまでClaudeの有料プランで外部ツール経由の利用が可能だったユーザーは、今後、同じ使い方を続ける場合に追加の使用量バンドル、またはClaude APIキーの利用が必要になります。
同社によると、外部ツール側でClaudeログインを使う形の利用は今後も可能ですが、Claudeサブスク単体ではカバーされません。代替手段として、割引価格の追加使用量バンドルを新たに用意したほか、APIキーを使った従量課金での利用にも対応します。つまり、サードパーティツールを通じたClaude利用は完全に停止されるわけではなく、課金体系が切り替わる形です。
今回の変更についてAnthropicは、Claude需要の増加に対応してきた一方、既存のサブスクリプションはサードパーティツール特有の利用パターンを前提に設計されていなかったと説明しました。そのうえで、計算資源や提供能力には限りがあり、今後は自社プロダクトとAPIを利用する顧客を優先する方針を明確にしています。外部サービス経由の利用拡大がキャパシティを圧迫し、提供方針の見直しにつながった格好です。
既存の有料会員には、契約している月額プランと同額の1回限りのクレジットを付与すると案内しています。また、返金を希望するユーザーには、メールで送付されるリンクから全額返金を申請できるようにしました。Anthropicは、この対応を長期的に持続可能な形でサービス提供を続けるための措置と位置づけています。
今回の変更は、Claudeを外部ツール経由で集中的に使っていたユーザーほど影響が大きいとみられます。特にOpenClawのようにClaudeログインを前提に利用していたサービスでは、従来のサブスクだけでは継続利用できなくなり、追加コストの発生が避けられません。外部ツール経由の需要が高まるなかで、Anthropicが自社サービスとAPI提供を優先する姿勢を鮮明にしたことになります。
