ChatGPTは、AIが質問に対して自動で回答を作成してくれる生成AIサービスです。
現在ではさまざまな企業で導入され、個人的に利用するユーザーもかなり増えてきました。
まだChatGPTを使ったことがないという人は、そもそもの登録方法が分からずハードルの高さを感じているのではないでしょうか。
この記事では、ChatGPTのログイン方法と始め方をスマホ・PC別で詳しく紹介し、無料版から有料版への切り替え方法も合わせて解説していきます。
ChatGPTの無料ユーザーはログインは不要
ChatGPTには無料版と有料版がありますが、無料で利用する場合、アカウントを作成したりログインしたりしなくても使うことができます。
無料版で使えるのは「GPT-4o mini」と呼ばれるモデルで、これは一般的な「GPT-4o」の軽量版です。
現在、有料ユーザーが主に使用できるGPT-4oは、一部の制限付きで無料ユーザーも利用できるようになっています。
ただし、ログインせずに使う場合はGPT-4oを利用できず、miniのみが使用可能です。
ChatGPTのPC(ブラウザ)での始め方・ログイン方法
ChatGPTはPC(ブラウザ)とスマホ(アプリ)のどちらからでも登録が可能です。
まずは、PC(ブラウザ)での登録方法を解説します。
流れとしては以下の3ステップとなります。
- ChatGPTの公式サイトから「Sing up」へアクセスする
- メールアドレスとパスワードを入力する
- 氏名と生年月日を入力する
ChatGPTの公式サイトから「Sing up」へアクセスする
まずはChatGPTの公式サイトへアクセスします。
公式サイト:https://chat.openai.com/auth/login
そして、「Sing up」を選択します。
メールアドレスとパスワードを入力する
次にメールアドレスを入力する画面に遷移しますので、ご自身が利用しているメールアドレスを入力し、「続ける」を選択します。
パスワードの入力画面が出ますので、任意のパスワードを設定し「続ける」を選択します。
パスワードは長さ12文字以上が必要ですので注意しましょう。
パスワードの設定が完了すると登録したメールアドレスに認証のメールが届きます。
Gmailで登録した場合、ChatGPTの登録画面でGmailへのリンクが表示されるため、それをクリックすればGmailを起動できます。
メールは「ChatGPT」ではなく運営会社の「OpenAI」から届きますので間違えないようにしましょう。
メールを開き「Verify email address」を選択し、メールアドレスを認証します。
「Googleで続ける」などを選択した場合
この時、「Googleで続ける」や「Appleで続ける」を選択すれば、その選択したサービスのログインアカウントでChatGPTも利用することが可能です。
ログイン方法はGoogleやAppleなどの各サービスのログイン手順に準じます。
Googleの場合は、ログイン後に以下のようにOpenAIへのログインを促す画面が出ますので、「次へ」を選択します。
ここからは次のステップで説明する氏名と生年月日の入力と同一の画面です。
氏名と生年月日を入力する
メールアドレスの認証が完了したら氏名と生年月日の入力画面に遷移しますので、すべて入力します。
生年月日は英語式で日/月/年の順番なので間違えないように注意しましょう。
以下のようなChatGPTの利用画面に遷移すれば登録は完了です。
電話番号認証は不要になった
ChatGPTの登録方法を解説するほかの記事を見ると、電話番号認証が必要と記載されている場合があります。
昔は必要だったのですが、現在は電話番号認証は不要に変更されています。
ChatGPTのスマホ(アプリ)での始め方・ログイン方法
次にスマホ(アプリ)での始め方を紹介します。
全体的な流れは以下の4ステップです。
- 公式アプリをインストールする
- 「Sing up」もしくは「Log in」をする
- メールアドレスとパスワードを入力する
- 氏名と生年月日を入力する
公式アプリをインストールする
まずはChatGPTの公式アプリをインストールします。
ChatGPTの登録方法を解説するほかの記事を見ると、Androidにはアプリが無いと書かれている場合もありますが、現在はiPhoneもAndroidも両方アプリ版が出ています。
Androidは「Google Play」、iPhoneは「Apple Store」からインストールしましょう。
この記事ではAndroid版で解説します。
「Sing up」もしくは「Log in」をする
アプリを起動すると「Sing up」もしくは「Log in」を選ぶことができます。
すでにPC(ブラウザ)でアカウントを作成済みの人は「Log in」を選び、登録しているメールアドレスとパスワードでログインしましょう。
新規でアカウントを作成する方は「Sign up with email」を選んでください。
「Continue with Google」などを選択した場合
この時、「Continue with Google」や「Continue with Apple」を選択すれば、その選択したサービスのログインアカウントでChatGPTも利用することが可能です。
ログイン方法はGoogleやAppleなどの各サービスのログイン手順に準じます。
メールアドレスとパスワードを入力する
次にメールアドレスを入力する画面に遷移しますので、ご自身が利用しているメールアドレスを入力し、「続ける」を選択します。
パスワードの入力画面が出ますので、任意のパスワードを設定し「続ける」を選択します。
パスワードは長さ12文字以上が必要ですので注意しましょう。
パスワードの設定が完了すると登録したメールアドレスに認証のメールが届きます。
メールを開き「Verify email address」を選択し、メールアドレスを認証します。
氏名と生年月日を入力する
メールアドレスの認証が完了したら氏名と生年月日の入力画面に遷移しますので、すべて入力します。
以下のような利用画面に遷移すれば登録は完了です。
ChatGPTの使い方
ChatGPTは、質問に答えたり、テキストベースのタスクを実行したりすることができる対話型AIです。
会話形式で入力されたプロンプト(指示)に基づいて、関連性の高い、理解しやすい回答を提供してくれます。
例えば「ChatGPTって何ですか?特徴を教えてください。」という感じで質問をすると、以下のように返答をしてくれます。
詳しくは以下の記事でまとめています。
ChatGPTを使い始める場合の注意点
ChatGPTは大変便利なAIツールですが、利用において注意すべき点もあります。
代表的な注意点として以下の3つが上げられます。
- 情報漏洩につながる可能性がある
- 情報の正確性を確認する必要がある
- プロンプト(指示)によって出力結果が変わる
情報漏洩につながる可能性がある
ChatGPTに入力する情報には、個人情報や機密情報が含まれないように注意してください。
AIは入力された情報を学習材料として使用することがあり、機密情報を保護するためには、これらを含めないようにすることが重要です。
情報の正確性を確認する必要がある
ChatGPTは非常に高度な情報を提供することができますが、その回答が常に100%正確であるとは限りません。
出力される情報が古い情報だったり、間違った情報だったりすることがあります。
特に専門的な情報や最新のデータについては、他の信頼できる情報源を参照して確認することが重要です。
プロンプト(指示)によって出力結果が変わる
ChatGPTは適当に指示をすると出力結果もそれなりのものしか出してくれず、具体的に詳細な指示を出すことで大変優れた出力結果を出してくれます。
こういった指示をプロンプトと呼び、コツや練習が必要な部分になりますので、満足のいく出力結果が得られなかったとしても諦めないようにしましょう。
ChatGPTでできることや活用事例
ChatGPTを登録してみたが、どういう風に活用していいか分からないという人も多いのではないでしょうか。
ここからは、ビジネスシーンにおけるChatGPTの活用事例を紹介します。
顧客サービスの自動化
ChatGPTを利用して、顧客からの問い合わせに対する自動応答システムを構築することができます。
これにより、顧客の問題を迅速に解決し、カスタマーサポートの負荷を大幅に軽減することが可能です。
また、より複雑な問い合わせは、人間のオペレーターにスムーズにエスカレートすることもできます。
マーケティングとコンテンツ生成
ChatGPTは、記事、ブログ投稿、ソーシャルメディアのコンテンツ、マーケティングコピーの作成を支援します。
このAIを活用することで、企業は独自のブランドを保ちながら、高品質なコンテンツを短時間で大量に生成することができます。
これは、SEO(検索エンジン最適化)戦略やコンテンツマーケティングの効率化に大きく貢献します。
内部コミュニケーションとトレーニング
ChatGPTを使用して、従業員向けのFAQやトレーニング資料を作成することが可能です。
新入社員のオンボーディングや、特定の業務プロセスに関するガイドラインを提供する際に、ChatGPTが生成した資料を活用することで、教育の一貫性と効率性を高めることができます。
製品開発とイノベーション
ChatGPTは、製品開発プロセスにおけるアイデア生成や、潜在的な顧客ニーズの特定にも役立ちます。
また、市場調査や競合分析の自動化によって、より迅速かつ効果的な意思決定を支援します。
このようにして、企業は市場の動向に即応し、革新的な製品やサービスを開発することができます。
操作とメンテナンスの最適化
ChatGPTを活用して、運用プロセスやシステムメンテナンスに関する文書を自動生成することができます。
これにより、ITチームはトラブルシューティングガイドや操作手順書を迅速に提供できるようになり、システムのダウンタイムを最小限に抑えることが可能になります。
ChatGPTを無料版から有料版に切り替える方法
ChatGPTは無料版でも十分活用することが可能ですが、有料版へアップグレードすることでさらに便利かつ効率的に利用することが可能です。
無料版から有料版に切り替える場合は画面左下のある「Upgrade plan」をクリックします。
有料プランは「Plus」と「Team」の2つから選ぶことができ、「Plus」は個人利用の多機能版、「Team」は複数名でのチーム利用を想定したプランです。
会社や部署単位での導入でない限り、基本的には「Plus」を選んでおけば問題ないです。
支払い方法の入力画面に遷移しますので、クレジットカードの情報を入力すれば完了です。
まとめ:ChatGPTの始め方をスマホ・PC別で紹介!無料版から有料版へも可能
ChatGPTは、PC(ブラウザ)からでもスマホ(アプリ)からでも、どちらからでも登録が可能です。
また、同一アカウントでログインすることで両方利用することもできます。
この記事を参考にし、ぜひChatGPTを使い始めてみてはいかがでしょうか。
機能を増やしたいと思っている方は無料版から有料版へのアップグレードもおすすめです。