ChatGPTのMac版アプリとは?使い方やブラウザ版との違い!おすすめショートカット紹介

ChatGPT Mac版アプリを使えば、日常業務や学習が一気に効率化します。

ショートカット操作で素早く起動し、スクリーンショット解析や音声入力もサポート。

本記事では、ChatGPT Mac版アプリの使い方から、ブラウザ版との違い、さらに効率化するためのショートカット集までわかりやすく解説します。

目次

ChatGPT Mac版アプリの概要とできること

ChatGPT Mac版アプリには、便利な機能が揃っています。

ChatGPT Mac版アプリの使い方、対応OSとシステム要件、それぞれのプランの料金体系を紹介します。

ChatGPT Mac版アプリの対応OSとシステム要件

ChatGPT Mac版アプリを利用するには、いくつかのシステム要件を満たす必要があります。

対応環境を確認しておくことで、導入時のトラブルを避けられます。

項目内容
対応OSmacOS 14以降
対応ハードウェアApple Silicon(M1以上)搭載
注意点Intel Macは対象外
・会社支給端末ではセキュリティやIT部門のポリシーに従う必要

スクリーンショット解析

ブラウザ版でも写真のアップロードはできますが、スクリーンショットの撮影はできません。

ChatGPT Mac版アプリでは、スクリーンショットを撮れるので、より素早く解析することが可能です。

例えば、グラフのスクリーンショットを撮影し、「このグラフからわかることを教えて」と指示すると、グラフの概要をまとめてくれます。

他にも、PCの画面に表示された複雑なエラーメッセージの画像を送れば、自動で解説や翻訳をしてくれるので、PC作業の効率化に便利な機能です。

ファイル解析

PDFやExcelなどのファイルをドラッグ&ドロップですぐにアップロードできます。ChatGPT Mac版アプリ・ブラウザ版ともに利用できる機能です。

会議の議事録をアップロードし、「要約・課題・今後のアクションをまとめて」と指示することで、わかりやすくまとめてくれます。

数十ページにわたる資料を要約したり、表データを抽出して活用することも可能で、作業時間短縮にもつながります。

Web検索連携

入力時にWeb検索機能を有効化することで、最新の情報をAIが取得して回答してくれます。ChatGPT Mac版アプリ・ブラウザ版ともに利用できる機能です。

チャット入力欄の「Web検索マーク」を押すと、Web検索機能が有効化されます。

Web検索機能を有効化し、最新の台風情報を聞いてみたところ、Web検索が始まり最新状況・進路予想・今後の見通しをまとめてくれました。

ニュースやトレンド調査、法令の改正など、常に更新される内容にも対応可能です。従来の知識だけにとどまらず、リアルタイムの調査ツールとして活用できます。

音声入力

ChatGPT Mac版アプリには、ブラウザ版と同じ音声入力機能が搭載されてます。

タイピングが難しい状況でもChatGPTを活用できるのが大きな特徴で、会議の議事録をとるときなどに便利です。

「本日の国内経済に関わるニュースを5つピックアップし、要点をまとめて」と音声で指示したところ、正しく反映されました。

両手がふさがっている作業中でも、音声入力を使えばスムーズにChatGPTを利用できるでしょう。

Record mode

ChatGPTのRecord modeは、有料プランのユーザーのみ使えます。また、ブラウザ版では利用できません。

チャット入力欄の「レコードボタン」を押すと、Record modeが開始します。

会議や打ち合わせの音声を録音し、要約・キーポイント・アクションアイテム・オープンクエスチョンに分けて整理してくれるので、議事録に使えるおすすめの機能です。

文字起こしした内容は、録音終了後にアップロードしたときに確認できます。

Record modeの注意点として、ChatGPT Plus・Proでは入力内容がモデル学習に使われるため、機密情報漏洩のリスクが高まることが挙げられます。

機密情報漏洩のリスクを下げるために、設定画面の「データコントロール」から「すべてのユーザー向けにモデルを改善する」をオフにしましょう。

Business・Enterpriseでは、デフォルトで入力内容がモデル学習に使われない設定になっています。

ChatGPT Record modeについては、こちらの記事も参考にしてください。

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アプリ連携

ChatGPT Mac版アプリはメモアプリやIDE、ターミナルといったツールにも使えます。ブラウザ版では使えません。

コードのエラーを即時に解析したり、会議メモをChatGPTと共有して整理することが簡単にできます。

出典:OpenAI公式サイト

クリエイターやエンジニアにとって、作業効率を高める心強い相棒となるでしょう。

ChatGPT Mac版アプリとChatGPT ブラウザ版の比較

ChatGPT は、Macではブラウザから使うのが一般的でしたが、ChatGPT Mac版アプリが登場したことで、さらに利便性がアップしました。

アプリ版は「動作の速さ・作業中でもすぐに呼び出しできる利便性」が強みで、ブラウザ版は「環境を選ばない使いやすさ」が魅力です。

項目ChatGPT Mac版アプリChatGPT ブラウザ版
起動ショートカットで起動
(Option+Space)
ブラウザを開いてからアクセス
通知Macの通知センターに表示される
動作速いブラウザに負荷がかかると遅くなりがち
写真解析写真の撮影、アップロード、スクリーンショットの撮影写真のアップロード
ファイル解析
Web検索連携
音声入力
アプリ連携
Record mode
IT制約企業端末ではインストールに制限がある場合インストールの必要なし
おすすめ用途Record modeで議事録を簡単に作成Google Chrome拡張機能を使え検索・文書作成に便利
不向きな用途複数チャットを並べた同時作業

ストレージを消費する
長時間の作業

ChatGPT Mac版アプリは、業務効率を高めたい人に特におすすめです。ファイル解析・音声モード・スクリーンショットなどの機能を活用すれば、企画書づくりや会議の議事録作成が一段とスムーズになります。

ただし、企業端末などでアプリのインストールが制限されている場合は、インストールの必要がないブラウザ版を利用するほうが安心でしょう。

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ChatGPT Mac版アプリの料金体系

ChatGPT Mac版アプリ自体は無料でインストール可能です。ただし利用できる機能は契約プランによって異なります。

特にChatGPT Mac版アプリで、ChatGPTエージェント・音声モード・Record mode・スクリーンショット解析といった機能を無制限で利用するには、有料プランの利用が必須です。

ChatGPTの有料プランには、Plus・Pro・Business・Enterpriseがあります。

この記事では、個人向けの無料プラン・Plus・Proについて比較します。

スクロールできます
項目無料プランPlusPro
月額料金$0$20$200
利用可能
モデル
・GPT-5(制限あり)
・GPT-5 Thinking(1日1回)
・GPT-5 Thinking mini
・GPT-5
・GPT-5 Thinking
・GPT-5 Thinking mini
・GPT-4o
・GPT-4.1
・OpenAI o3
・OpenAI o4-mini
・GPT-5
・GPT-5 Thinking
・GPT-5 Thinking mini
・GPT-5 pro
・GPT-4o
・GPT-4.1
・GPT-4.5
・OpenAI o3
・OpenAI o4-mini
特徴・チャット
・ファイル解析(制限あり)
・画像生成(制限あり)
・音声モード(制限あり)
・Deep research(制限あり)
・カスタムGPTの使用
・チャット
・高速応答
・ファイル解析
・画像生成
・音声モード
・カスタムGPTの使用、作成
・Deep research
・ChatGPT エージェント(制限あり)
・Sora1動画生成(制限あり)
・Plusのすべての機能
・高度モデルの使用
・大規模データ解析
・Sora1動画生成(拡張)

ChatGPTを試してみたい人は、無料プランから始めるとよいでしょう。

仕事で使いたい人には、応答の品質と速度があがる有料プランが向いています。

特にファイル解析・音声入力などをよく使う場合は、有料プランに加入することでストレスなく利用できます。

ChatGPTでできること、無料プラン・有料プランの違いについては、こちらの記事も参考にしてください。

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ChatGPT Mac版アプリの使い方

ChatGPT Mac版アプリは、ただチャットで指示するだけでなく、スクリーンショットやファイルの解析、音声モード、そして新しく追加されたRecord modeまで、さまざまな機能があります。

インストールから各機能の具体的な使い方、利用時の注意点まで解説します。

ChatGPT Mac版アプリのインストール方法

以下の手順でインストールしましょう。

STEP
ChatGPTにアクセスする

ブラウザ上でChatGPTにアクセスします。

2025年10月現在、ChatGPT Mac版アプリは、ブラウザからのみ入手可能です。
App Storeでは、Mac版アプリは提供されていないので注意してください。

STEP
アプリをダウンロードする

「macOS版をダウンロードする」を選択し、ダウンロードします。

STEP
アプリをインストールする

ダウンロードフォルダから「ChatGPT Instller」を開いて「Apllications」にドラッグ&ドロップします。

STEP
ログインする

ChatGPTにログインすると、利用開始できます。

ChatGPTのアカウントがない場合は、「新規登録」でアカウントを作成してください。

ChatGPT Mac版アプリでスクリーンショット解析をする方法

アプリのみで利用できるスクリーンショット解析の使い方を解説します。

STEP
「スクリーンショットを撮る」を選ぶ

チャット入力欄の「+マーク」を押し、「スクリーンショットを撮る」を選びます。

STEP
ウィンドウを選ぶ

開いているウィンドウの中から、スクリーンショットを撮りたいウィンドウを選びます。

STEP
プロンプトを入力する

ウィンドウを選んだらすぐにスクリーンショットがアップロードされるので、チャット欄にプロンプトを入力します。

STEP
結果が出力される

プロンプト送信後は、すぐに結果が出力されます。

ChatGPT Mac版アプリでファイル解析をする方法

ファイル解析の方法を解説します。

STEP
「ファイルをアップロードする」を選ぶ

チャット入力欄の「+マーク」を押し、「ファイルをアップロードする」を選びます。

チャット欄に、ファイルをドラッグ&ドロップしたらすぐにアップロードできます。

STEP
ファイルを選ぶ

アップロードしたいファイルを選び、「開く」を押します。

STEP
プロンプトを入力する

ファイルの要約、抽出などのプロンプトを入力し、ChatGPTに指示します。

STEP
結果が出力される

プロンプト送信後は、すぐに結果が出力されます。

ChatGPT Mac版アプリでの音声入力の使い方

音声でChatGPTへの指示を入力する方法を解説します。

STEP
「マイクのアイコン」を押す

チャット入力欄の「マイクのアイコン」を押します。

STEP
音声入力を開始する

マイクに向かって話しかけると、音声入力が始まります。聞き取りやすい声量で、はっきり発音するようにしましょう。

音声入力が終了したら、「チェックマークボタン」を押します。

STEP
音声がテキストで表示される

音声入力が終了すると、話した内容がプロンプトとしてチャット欄に表示されます。

内容に問題なければ、「送信ボタン」。内容が間違っている場合は、手入力で修正。

STEP
結果が出力される

プロンプト送信後は、すぐに結果が出力されます。

ChatGPT Mac版アプリのショートカット一覧

ChatGPT Mac版アプリでは、ショートカットキーを使うことで操作をスピーディーに行えます。

チャット画面の起動、新規チャットの開始など、よく使う機能を指先ひとつで開始できるのは大きなメリットです。

効率よく作業したい人にとって欠かせない便利機能といえるでしょう。

ショートカット機能
Option+SpaceChatGPTを起動
⌘+Shift+N新規チャットを開始
⌘+F過去のチャットを検索
⌘ + S+controlサイドバーを切り替える
⌘+,ChatGPTの設定画面を開く
⌘+/ショートカット一覧を表示する

ただし、アプリのバージョンごとに仕様が変わる場合があるため、「⌘+/」で最新のショートカット情報を確認してください。

まとめ

ChatGPTをMacで使う場合、インストールが難しい環境ではブラウザ版がおすすめですが、ChatGPT Mac版アプリを導入すると作業効率が一段と向上します。

Mac版アプリでは、Option+Spaceですぐに起動でき、ファイルやスクリーンショットの解析、音声モード、Record modeなど、日常業務から学習まで幅広く活用可能です。

まだ導入していない方は、ぜひChatGPT Mac版アプリを試してみてください。

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