ChatGPT、GPT-5 Thinkingの「思考スピード」調整が可能に

OpenAIは、ウェブ版のChatGPTにおいて、GPT-5の「Thinking」機能における処理速度をユーザーが調整可能にする新たなアップデートを発表しました。

対象は「Plus」「Pro」「Business」の各プランの利用者で、思考の速度を状況や用途に応じて柔軟に変更できるようになります。これまでは一律だった思考スピードが、ユーザーからの「GPT-5の思考が遅すぎる場合がある」との声を受けて改善されました。

すべての対象ユーザーは、新たな標準設定である「Standard(スタンダード)」と、以前Plusプランのデフォルトだった「Extended(エクステンデッド)」の2つから選択可能です。「Standard」は速度と精度のバランスが取れた設定であり、「Extended」はより時間をかけて深く考えることを特徴としています。

さらに、Proプランのユーザーに対しては、さらに高速な「Light(ライト)」および、より深い思考を行う「Heavy(ヘビー)」という追加の選択肢も提供されます。「Light」は迅速なレスポンスを重視した設定で、「Heavy」はより複雑な課題や深い推論を行う際に最適です。

この設定はウェブ版ChatGPTのチャット入力欄でいつでも簡単に切り替えられ、一度選択した設定は次回以降の会話でも引き継がれます。OpenAIは今回のアップデートを通じて、GPT-5をユーザーの用途や好みに一層適した形で利用可能にする狙いです。


出典:https://x.com/OpenAI/status/1968395215536042241

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