
OpenAIが提供する対話型AIサービス「ChatGPT」に、新たな機能として、会話を途中から分岐(ブランチ)できる機能が追加されました。この新機能はウェブ版を利用するすべてのログイン済みユーザー向けに、すでに提供が開始されています。
今回追加された分岐機能では、ユーザーがチャットの途中にある特定のメッセージを起点として、新しい会話を開始できます。元のチャット内容を失わずに維持したまま、別の指示や質問を試すことが可能となるため、同じ話題で異なる視点やアプローチを簡単に比較できます。
この機能は、利用者からの多くの要望を受けて導入されました。ユーザーからは、「チャット内の特定のポイントから新しい会話を開始し、複数の可能性を試したい」「元の会話の流れを乱すことなく、短いサイドプロンプト(補助的な質問や指示)を試したい」といった声が挙がっていました。今回の機能実装により、こうした要望に応えた形となります。
Let us branch off from chats at specific points without losing the node we branched off from, sometimes I want to persue multiple possible branches to a conversation or sometimes I want to go on like a 1-3 side prompt conversation without it muddying the context of the original…
— Micah (@MicahJanke) August 22, 2025
この機能によって、利用者はより柔軟にChatGPTを活用できるようになるでしょう。特に、アイデアの検討や問題解決のために複数のシナリオを効率よく試したいユーザーにとって利便性の向上が期待されます。
現時点でこの分岐機能はウェブ版のみで利用可能ですが、今後モバイル版など他のプラットフォームへの展開についても注目されます。